「ファミリーミュージカル シュガー2〜いくつものツバサ〜」2013

Y組 満足度
R組 満足度
◆公演時期   2013年8月16日(金)→26日(月)
◆会場 相鉄本多劇場
◆構成・演出 桝川譲治
◆脚本・作詞 田村綾子
◆振付 羽永共子・桝川譲治

あらすじ
毎年夏になると結成されてきた水泳サークル。
閉鎖から1年、懐かしのプールにあの仲間たちが帰ってきた。
思い出のプールで、再び事件が巻き起こる・・・
(パンフレットより一部抜粋)

観劇感想
前作となるシュガーの正式な続編。

簡単なの物語の流れとして、

お祭りが開かれる。
→元水泳サークルのメンバーはお化け屋敷、
スイミングスクールのメンバーはヨーヨー釣りのお店を出店。
→一番お客が入ったお店が優勝。特典は焼き肉食べ放題、という噂が。
→ルイカ、ねねが登場。スイミングスクールに勧誘したいため、
サワ達が張り切る。
→新聞記者が現われ、取材がしたいとのこと。
→サワが妙案を出す。お化け屋敷のチームでなく、自分たちを取材させ、
さらにはスイミングスクールの宣伝をしてもらおうと画策。
→そんな中、スイミングスクールでは選抜を選ぶための試験が行われる。
→1位はマキセ。候補だったイツキは落選。
→イツキはそもそも試験を受けることがてきなかった。
なぜなら水着が無かった為。もしかして誰かに盗られたのかも?

こんな感じです。

流れ的には前回と同じ感じでしょうか?
前半はガンガン・ストレートプレイで押し切る。
子供目線のファミリーミュージカルであれば、
ミュージカルナンバーを多用し飽きさせないこともできるのに、
あえてそれをやらない。
その徹底ぶりには驚かされる。
ここまでストレートプレイ中心ということは、
意図があってのことでしょう。

今回は久々に対立グループが登場。
対立の脚本の方が観ている方はわかりやすい。
軸もぶれない。
短絡的な話しになる懸念もあることはありますが、
ファミリーミュージカルとしては受け入れやすい。

今回の場合、サワが最後の方まで自分の意志、
信念を貫いてくれたのは良かった。
事件を起こすのはイツキですが、
トラブルメーカー的なことをやってしまうのはサワ。
勧誘に積極的でありながら、
お遊戯的な考え、スクールの戦力にならないメンバーはいらないという、
二律背反。
逆に言うと、一番仲間意識、友達が欲しかったのはサワなのかもしれません。

同じスイミングスクールの中でも、
イツキとさよこの関係も伏線的な流れがあっていい。

イツキは旅行のお土産と称してお菓子とか買ってきてましたけど、
あれも親から貰ったお小遣いで買ってるとすると、
けっこう泣けますね。

ただ、元々プールは閉鎖しているので、
じつのところ、泳ぐところはスイミングスクール「アクア」
閉鎖されたプールでは、イベントとしてお化け屋敷やヨーヨー釣り等、
お祭りがメイン。
そのお祭りイベントでの出来事と、
スイミングスクールであった事件が本筋。

前半、マコトがマキコを見て「どこかで会ったような・・・」
みたいな場面があります。
私はネットやら新聞で、じつは有名人という伏線かな?
と思いきや、じつのところそこまで大きな秘密でありませんでした。
最後になってマコトが気づきますけど。
あまりここは意味がないような気が、しないでもない。

最初にR組を観たのですが、
まず思ったことが、
箱が広いためか、音響のせいなのかわかりませんが、
声の張りが足りない。
一番声が出ているのが、桝川譲治さんってのも気になる。
にも書きましたが、「昭和」と「平成」のくくりづけは嫌なのですが、
何か今の子はドロくささ、我武者羅さが足りない気がします。
表情やダンス、歌で印象に残る子は多いけれど、
セリフのパワーで印象に残る子は少ない。
言葉が軽いと心に残りません。
観客の心を震えさせる、魂のセリフをいつかは身につけてほしい。

特に今回の「さわ」なんて、
キリギリまで自分の意思を曲げません。
ここまで心を通わせないのも珍しい。
反抗的というよりも、自分の考え方を貫き通す感じ。
単純に嫌な奴、意地悪というのではありませんから。
ここまで強気一辺倒のキャラ、私は好きですね。

意外と三石真紀子がひとりで話すことが多い。
ストーリーテラーというわけではないけれど、
物語の進行も担っている。
目立つのですが、目立ちすぎな感も否めない。
何かひとりでずっと喋っている印象が強く残っています。

あと、パンフレットを見て気になったのですが、
戸田真琴役と滝沢紗世子役、
順番が逆のような気もするのですが、気のせいかな?
さよこの方がスイミングスクールで同じグループですし。

パンフレットのキャストの写真は、
けっこうみなさん前髪おろしていますが、
舞台上ではおでこ全開。
写真とイメージが違うのは、ここもありますね。
「葉っぱのフレディ」なんて、パンフレットでさえ、おでこ全開が多い。

R組とY組の違いのひとつ、佐倉姉妹。
Y組は姉の秋奈は天然ボケ系で、
妹の浜田桃菜がしっかりもの・・・でありながら、ちょっぴりボケ系。
同じツインテールというのも印象深い。
R組は姉の大内万奈がしっかりもので、
妹の工藤美優子が甘えん坊タイプのボケ系。
こちらは姉が妹に対してツッコミを入れる感じですね。

水着が無くなったことに対して、論議をしている場面。
イツキが「そうかな?」と立ったまま発言。
その前までは座っていたので、
「そうかな?」と立ち上がりながら言った方がいいな〜と、
蛇足ながら思いました。
ちょっと気になった場面。

自然とキャスティングをしているにもかかわらず、
過去に配役した人物と似たような配役をすることも多い。
これは「葉っぱのフレディ」や「ミュージカル・アニー」でも。
全く意図しなくても、後で考えると、そう言えば、という感じ。
藤井ゆりあは、姉妹なので置いといて、
秋奈は木地山まみ、
星名利華は宇田千夏、
賀川希は本田有花、
中村明依は古賀久美子、
こんな感じ。
特に中村明依は古賀久美子に良く似ていた。
今でも鮮明に思い出せるぐらい。

そういえば、ミユキは喘息持ちで、
それを克服するため、
体を強くするにスイミングスクールに通っているのですが、
病的な部分がいっさいありませんでした。
この設定自体忘れがちにもなる。
水泳で健康になった後、ということにしておきましょう。

気になった役者は・・・
出演者が多く、客観的に全員を観ているつもりではありますが、
いたらない部分があり申し訳ない。

牧瀬いつみ役
藤井ゆりあ
彼女は藤井玲奈の妹ということで、
物凄く楽しみにしていました。
いつか観たいな〜と思っていたのですが、
なかなか観劇できなかったので、ようやく願いが叶いました。
そのぶんの思い入れ、期待度も高い。

先に言っておきますと、
藤井玲奈はアニー2004のストリートチャイルド役で初めて観ました。
当時からま〜美少女。
そしてココスマイル4で開花。
今感想を読むと、私、生意気なことを言っていて申し訳ない。
そして最近ですと、「優しい魔法のとなえ方2011」
藤沢玲花に芸名を変更して、
2011年の第10回エターナルファンタジー演劇大賞では、
最優秀主演女優賞を獲得。
(たいした賞ではありませんが)
それだけの素晴らしい女優。
当時だけでなくて、今でも美少女。
断言します。
スタイルもルックスも、ほとんど変わらないところも凄い。

大いなる姉がいることで、
プレッシャーも高かったことでしょう。
姉と比較されるだろうな〜と思っていることでしょう。
姉は姉、自分は自分、それでいいと思う。
ただ観劇感想は、申し訳ないけれど比較してしまいます。

ルックスはたしかに姉に似ています。
姉妹なので当たり前といえば当たり前ですが、
似てない姉妹もいるもので。
いつみ役は主役か?と言われると微妙ではありますが、
大役は無難に果たしていたと思います。
演技も歌もまずまず頑張っていると思う。
ただ、ダンスのイメージが無い。
あくまで私の印象度が低かっただけ。
田中瑠愛がけっこうきつめなマキセなのに対し、
彼女の方が優しい感じ。
ほんわかしている。

同年齢かどうかは微妙ですが、
比較対象となると、
アニー2004ではなく、
ココスマイル4(2005年)でしょうか?

過去補正、過去を美化しがちなので、
印象度合いは姉のイメージが強い。
姉はとにかく「華」があった。
それに比べると藤井ゆりあの印象度は低い。
それはそれで彼女の個性なので、
次のステップとして、また頑張ってほしい。
姉とは演技スタイル等、方向性が違っていいと思う。
自分を活かせる演技を磨いて、見せつけてほしいな。
ちなみに女の子は化けるので、
ルックスなんて、すぐに追いつきます。大丈夫。

田中瑠愛
初めて拝見しました。
パンフレットの写真と実物とでは、雰囲気異なりますね。
歌唱力はあると思う。
ソロの部分はとてもいい。
ただ、これは仕方のないことだけれど、
星名利華とのハモリのミュージカルナンバーはきつかった。
彼女もつられたのでしょうね。
それはそれで大変なんですけど。
一応は主役?ということで、無難にまとまっていた感じ。
それほど派手さはないけれど。
意外と強気で、芯の通った性格のいつみ役でした。

三石真紀子役
武田めぐみ
武田めぐみは完全に子役ではなく、お姉さんでもなく、
大人の女性。
特に言うことないな〜
無難にこなしていた感じ。
真面目でありながら、ちょっと天然ボケもある。
このリーダーだと、正直ちょっと心配な部分もあるのだけれど、
実際問題、Y組は観劇しやすく、集中して観ることができました。
それは、彼女の評価にもつながる。

星名利華
ま〜美人。
ルックスが凛としていて、真面目でしっかりした、
リーダータイプのマキコにピッタリ。
パンフレットの写真より、実物の方が断然美人。
前半部分はセリフも多く、よくこなしていました。
ただ、伝えることが多いだけに、もっとセリフにパワーが欲しかった。
本当の性格はわかりませんが、真面目で落ち着いた演技は好印象。

申し訳ないけれど歌唱力はこれから。
でも美人だから、初見の人にしてみれば注目を浴びる。
(2回、3回と何回も観劇する人は、他の役者の美点に気づきますが)
それだけ人を引きつけるインパクトは、舞台女優には必要。
それを彼女はもっている。
歌はあとからついてくればいいですし。

佐倉保奈美役
秋奈
全く興味が無いし、期待もしていませんでした。
だがしかし!
ここまでの実力者とは思いませんでした。
声はアニメ声だけれど、流れるようなセリフ回しで、
ひじょうに聞き取りやすい。
(というか、声優さんなんですね)
ルックスも可愛らしく、観ていて飽きない。
演技力も抜群で、可愛らしいだけでなく、天然ボケ的な部分も相当いい。
それが、妹の浜田桃菜と加わると最高すぎる。
どちらかというと、姉が天然ボケ、妹がしっかりもののコンビですが、
両方とも天然ボケすることもあり、要素がたくさんあって面白い。
とにかく集中して観られる。
それでいて、さらに歌唱力もある。
これも驚き。
なにこの人?って感じ。
ひとりで舞台全体の流れを左右するわけではないけれど、
Y組の印象が強かった理由のひとつは彼女。
こういうキャラでありながら、
山岸由花子のような性格にならないよう、切に願う。
ちなみに私は、静かに暮らしたいタイプ。

大内万奈
ミュージカルアニー2012でダフィ役でした。
ルックスが印象的なので、物凄く覚えています。
メインキャストで出番も多い。
パフレットの写真だと地味なのですが(失礼)
舞台上ではよく光る。
歌の実力もあるし、演技もしっかりしている。
ダンス力もありますね。バランスがいい。
セリフは悪くないけれど、もっと声を張ってもいいかな。

妹の佐倉美由紀とのやりとりは楽しかった。
R組の場合は、妹が天然お転婆系で、姉がしっかり者という感じ。
ある意味漫才的なノリ。
あと今後、化粧を学んできたら確実に化けるでしょうね。
ジュニアの時代は必要ありませんが、
そこから卒業する時に必要となる。
ま〜女の子はよく化けるので、おいおい変わっていくことでしょう。
メインキャストなので、どれだけできるものかと正直不安でしたが、
私の予想以上に良かった。

波多野樹役
廣田真海
「フラッーパーズ〜私たちにできること〜」2013年では、山本遥香役。
か弱い、はかなげな役。
演技はまだまだだけれど、おとなしく優しい感じは雰囲気ピッタリでした。
この時は小学生でしたが、今はどうなのかな?

今回の波多野樹役は大抜擢でしょう。
髪形を変えたこともあり、私の印象はかなり変わりました。
正直言って、ポニーテールの方が可愛かった。
それは置いといて、
廣田真海のイツキは水着事件を起こしていながら、
けっこう罪の意識を感じている感じ。
彼女の本当の性格・・・かどうかは知りませんが、
けっこう動揺している。
金光歩乃佳も、もちろん感じているんだけど、
見た目にはできるだけ見せない。
その差かな?

金光歩乃佳
ジョーズカンパニーでは中堅、
いやベテランになりつつあります。
ある意味、本当の主役はイツキ。
大きくなったと同時に、また美人になった。
演技、歌、ダンス、一番安心して観られるので、
とりあえず、金光歩乃佳を観ていると安心する。
ダンスもセンターで頑張ってます。
今回は色気も出てきて、女性的な雰囲気も感じられるほど。
イツキ役は心の揺れ動きが難しく、
静かな部分、仲間とワイワイ明るくなる部分、そして強気に怒る部分、
かなり複雑。
金光歩乃佳の本当の性格は知りませんが、
なんとなくほのぼの系。
それが特にムカツクような目線やら、
強気なセリフやら、
怒っている場面がひじょうに良かった。
私も怖かった(笑)
ここは演技力か伸びている証拠だと思います。

Rチームのリーダーでしたか。
大変でしたが、頑張った。
最後のミュージカルナンバーの投げキッスのポーズは、
昔と変わりません。

樋口沙羽役
傳法谷みずき
初めて拝見しましたが、
何者だこの子?
相当演技がうまい。
ただ者ではないでしょ、彼女は。
ただ演技がうまい、というわけではなくて、
私がけっこう言っている「昭和」の我武者羅さ。
それを彼女には感じる。
とにかく声に張りがあって、セリフが心地いい。
それも声に重みがあって、心にグッとくる。

細川愛華がヤンキー系で軽薄な、
今時の女子高生タイプのサワだとすると、
傳法谷みずきは理論立てて、建設的に物事を考えるサワ。
知的なサワと言ったところか?
流れるようなセリフ遣いだから、
秋奈との対決的な会話もスムーズに観られる。
ここもY組が観やすかった点のひとつ。

最近の女子アナウンサーやお天気アナウンサーが、
声が高過ぎて聞き取りにくいことがあります。
それも発声が原因。
抑えつつ、低音に重みをおかないと、
視聴者にも客席にも伝わらないことは同じだと思います。
そういった意味においても、
傳法谷みずきは今後面白くなる存在。
私は相当注目しています。

細川愛華
前述しているように、サワ役はかなり自分の信念を曲げません。
見た目によっては嫌な役。
それを細川愛華は、とても良くやっていると思う。
こちらは軽薄で今時の女子高生的なノリ。
軽薄なんだけれど、自分の意思は曲げない。

演技力、私は高く評価したいな。
表情的にも、単に意地悪というよりかは、自己中的な感じがいい。
ただいかんせん、セリフが軽い。
セリフ自体はしっかりしているもの、言葉に重みがない。
それが今どきの女子高生、的な部分でもあるけれど、
リアリティ追及ではなく、舞台という誇張された場なので、
ここは次回改善してほしいかな。
それから、彼女は手足が細長く、ダンスも頑張っていました。

戸田真琴役
上符百香
まず思ったことが顔が小さい。
後述する浜田桃菜も顔が小さいけれど、
体全体も小さいため、これから変化する可能性もあります。
上符百香はすでに背が伸びているのに、この顔の小ささは驚き。
何頭身なの?と考えずにはいられないほど。

戸田真琴役は、そこまで目立つ役ではないけれど、
この上符百香という女優は目立つ。
まず表情付け。
これは楽しい。
観ていて全く飽きないし、本当に面白い。
ダンスも演技も無難にこなしていたと思うけれど、
それ以上に表情の変化が一番印象に残る。
とりたてて、他の出演者に比べて美少女か?と言われれば、
そこまでではない(失礼)
「華」が無いにもかかわらず、彼女は目立つ。

そもそも私が美人よりも、
ちょっと変わった人好きということもありますが。
なんというか、彼女は今年ブレイクした「能年玲奈」に似ている。
もちろん、それは言い過ぎ。
だから、天然でへんちくりんな能年玲奈。
今回の全出演者の中で一番印象度が高かったのが上符百香
彼女の今後の成長がとても楽しみ。
それぐらいの逸材・・・になればいいかなと。

三村菜緒
いっけん地味な役だけれど、マコト役も意外と難しい。
両方のチームに顔が利くし、使いっ走り要員にもなる。
どちらにしても、相手の顔をたてないといけませんから。
おでこ全開で頑張っていました。
特にお化けのナンバーの傘を持った姿がいい。
彼女は演技もできて、表情付けもうまいし、ダンスも印象的。
声質もハッキリしていて聞き取りやすい。
意外と目立ちます。

松永ひより役
佐藤恵璃佳
ルックスは、本当に美少女。
雰囲気的には過去にミュージカルアニーの主役を演じた、
服部杏奈にも似ています。
「華」かあるので相当目立つ。
サワと一緒に、
ルイカ、ねねに対してスイミングスクールを勧誘するところもかわいい。
演技もまずまず無難に観られたこともあって、
あまり違和感は感じませんでした。

小野田暖優
演技、セリフ的にはまだまだこれからの女の子。
ただ、ルックスだけを見ると、今後化けそうな予感がする。
そもそも彼女はダンス系ですよね?
ミュージカルナンバーでのダンスはじつに生き生きしている。
演技より、ダンスをやっている方が楽しいことが、
表情からわかってしまう。
キビキビとスピーディーなダンスは印象に残りました。
演技とのギャップで、私がビックリしたくらい。
彼女の場合、2回観ないとなかなか気づかない。

高辻あや役
辻友里香
彼女は前作のミュージカル シュガー〜空色のプールサイド〜にも出演。
2013年だと「フラッパーズ〜私たちにできること〜」に続いて。
今回は小さい子も多いこともあって、けっこう背が高いことも目立つ。
こう見えて、けっこうまだ年齢若いんですよね。
高辻あやというキャラ設定が、
私にはイマイチわかりにくかったのですが、
ちょっとドジな感じなのかな?
パンフレットのコメントを読むと、ムードメーカーですか。
元井佳奈がボケて、さらにそれのっかってボケるところもあるけれど、
あそこのコメディ部分はまだまだかな?
辻友里香だとほんわか感がまだ残ってしまう。

小林美沙希
彼女は普通に演技うまいでしょ。
ちょっと、おとぼけ感があるところもいい。

元井佳奈役
齋藤桃子
彼女はクラシックバレエでしょうか?
ダンスシーンがとにかく印象的。
足の上げ方、それにともなった体の線の美しさは印象的。
特にオープニングのミュージカルナンバー。
それに大きな口と白い歯が、
かつてアルゴミュージカルにも多数出演していた、
米澤モモにも似ている。
色気もあって、今回のメンバーの中では意外と異質な存在。

加藤瑠菜
リトルツインズ 2007でも印象に残っています。
彼女も演技力、セリフ、お色気、天然度、申し分無し。
目をパチパチさせるところも面白かった。
北川理恵のような雰囲気で、
表情の作り方はうまいし、その変化も楽しかったです。

三尾柚名役
賀川希
ルックスからして、かつでココスマやアルゴにも出演した、
本田有花に似ている。
ただ、申し訳ないのですが、
この役は印象低く、彼女自信の印象も薄い。

花房有里
ミュージカル シュガー〜空色のプールサイド〜では、
特に印象に残っています。
いずれは彼女が主役の舞台を観たい、と思えるほど。
ただ、今回の役は、役柄的にそれほど目立つ役ではありませんでした。
パンフレットのコメントを見て総合すると、
「流行に敏感な、臆病で明るい現代っ子」
というコンセプトみたいですが、
臆病で明るいって、難しい・・・
普段は大人しいけど、
流行りの話しになると明るく話が止まらない感じかな?
ただ、舞台全編を観るかぎりては、ずっと大人しいイメージでした。
正直残念ではあるけれど、これは役柄として仕方のないこと。
それと、意外と声の声量が小さいのが気になりました。
前は、そんなに小さかったかな?
舞台の箱のせいか、音響のせいかはわかりませんが。
今後はもう少し、声を張らないと。

佐倉美由紀役
浜田桃菜
かなり顔が小さいことにまず驚く。
体の線も細い。
そして、ルックス抜群の美少女。
目鼻だちが初出演当時の菅野吏紗にも似ている。
間違いなく人気でるでしょうね。
ルックスだけでなく、演技力もしっかりしている。
ほなみの妹ということで、姉が天然ボケ系?のような感じなので、
妹がしっかりする感じ・・・ではあるものの、
じつは妹もそれにのっかって、天然ボケを繰り出すこともあります。
髪形が姉と一緒のツインテールというのも良かった。
この姉妹、初めて観劇する人にしてみれば、
心惹かれる姉妹だと思う。

工藤美優子
彼女はコメディチックな性格。
浜田桃菜の真面目+天然ボケとは全く違います。
天然ボケではなく、甘えん坊で食いしん坊、さらには積極的。
この舞台の中ではキャラ的にかなり濃い役柄。
マスコット的存在かつ、トラブルメーカー。
古い言葉で言い表すなら、はっちゃけてる。
表情の変化は楽しいし、喋りもいいし、
カツゼツもいいしで、観ていて楽しい。
観ていて飽きない。
何かと目立ちますから。

ただ、気になるのはダンス。
主要キャラなので、
ミュージカルナンバーでのダンスシーンが多いのですが、
小さい体ながら、なんだか腰が重い感じ。
体に軽さが感じない。
他のメンバーと踊っていると、そこが目立ってしまう。
それが個性で、面白いという解釈もできるけれど、
私の場合、小さい子であれば、
どうしてもスピーディーさを求めてしまう。
今はいいとしても、今後は頑張ってほしいかな。

私なんて今だに階段、できるかぎり一段抜かしですからね。
足は伸びなくなるけれど、ふくらはぎは異常に発達して、
ジャンプ力はつく・・・気がします。

ちなみに、ミュージカルアニーですと、
富田麻帆の、その場ハイジャンプ飛び蹴りが印象に残るほど、
俊敏性は重要だと思う。

滝沢紗世子役
このサヨコ役、じつはこの舞台の中で一番難しい役かもしれません。
物語的にもキーポイント。
心が左右に揺れ動き、感情表現も微妙、
それを演じなければならない。
鈴木純奈
彼女は「ファミリーミュージカル ココスマイル」2010年のビビ役が印象深い。
当時は眉毛の上がり下がりの演技が印象深かったのですが、
今回は印象が薄かったです。
申し訳ない。
日下恵のサヨコがか弱い感じなのに対して、
鈴木純奈のサヨコは、
けっこうストレートにイツキのことを言ってしまうんですよね。
友情と真実のはざまで揺れる・・・よりかはストレートに言ってしまう感じ。

日下恵
日下恵は初めて拝見しましたが、困った表情が特に印象的。
演技的にも安定していて、難しい役を良くこなしていた思います。
彼女のサヨコはかなりか弱い、おしとやかなイメージ。
それが我慢して我慢して、ついに言ってしまう。
その演技の表現力は見応えありました。
さらに彼女はダンスも見応えあります。
意外と印象度高いですよ彼女は。
ローラのモノマネをやったのも彼女かな?

浅井ルイカ役
中村明依
地味で、それほど出番があるわけでは無い役ですが、
中村明依はかなり目立つ。
おでこ、瞳、口元、このルックスが、
過去に出演した古賀久美子にそっくり。
私ぐらいしか気づかないかもしれません。
演技も積極的な感じ。
しかもモノマネも得意とくる。
倖田來未のモノマネするなんて、相当でしょう。
しかも普通に面白い。
人笑わすコメディは、舞台でも本当に難しい。
それを舞台上で平然とやってのける、度胸はただ者じゃない。

亀山春佳
かなり静かなタイプ。
同じ役の中村明依がほどほどに明るいルイカ役のため、
かなり両極端。
一緒にいるねね役の井上詩菜も静かな感じなので、
もうちょい引っ張る感じがあってもいいかな?

糸井寧音役
下田萌恵子
初ミュージカルとは思えないほど、
けっこうしっかりしている。
中村明依のパワーに負けずに頑張って、
ついていっているのもしれない。
それが加味していることもあって、
Y組とR組のルイカ、ねねコンビは、
印象度がまるで違う。
ちょっと可哀相なぐらい。

井上詩菜
彼女は笑顔かな?
ダンスはあまりチェックできませんでした。
申し訳ない。
スイミングスクール楽しそう、という、
憧れ的な部分が表情に出ていたところが、印象に残っています。

総括
今回はYとR、両組拝見しましたが、
Yの方が観やすく、舞台も集中して観ることができました。
理由はいろいろあるけれど、
全く期待していなかった秋奈の演技の実力、
傳法谷みずきの響く良質な重い発声、
へんちくりん能年玲奈こと、上符百香の面白さ。
この3人がいたからってわけではないけれど、
全体的にセリフによどみどころが無いところかな?

Rは全体的に殺伐としていて、対立の部分も緊張感が走る。
リアリティがあることはあるのですが。

それから、Y組はセリフがしっかりしていて、
言葉が軽くない子が多い。
それも要因のひとつかも。

ミュージカルではあるものの、ストレートプレイの部分もある、
シュガーに続いてのシュガー2。
「ココスマイル」シリーズとは違うこの舞台。
まだまだ模索中ではあると思いますが、
段々と洗練されていくのがわかります。
今後も注視していきたい。
やっぱり長年観続けている舞台だもの。

(敬称略)
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