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エターナルファンタジーはファミリーミュージカル公演サイトです。

「SHOW BOY」

満足度 星星星星半星
公演時期 2019/7/10→28
会場 シアタークリエ
脚本 登米裕一
演出 ウォーリー木下
音楽 和田俊輔
振付 HIDALI、AOI MATSUO

あらすじ

巨大な豪華客船、その名も「SHOW BOAT」
最大の見世物は、キャバレーキットカットクラブで午前0時に開幕するショータイム。
ところが、準備で大忙しのキャバレーの裏側では、あちらこちらで思わぬ事態が巻き起こっていた。

ディーバが倒れたため、支配人から代役探しを頼まれ、
裏方と主演ダンサーは代役候補のエンジェルを探す。

カジノで持ち金をすべて失ったギャンブラーは、
チップの詰まったカバンを抱えた少女と出くわす。

中国人マフィアは拳銃取引の現場を刑事におさえられ、
通訳とともに逃げまどう。

ミスターマジックからクビを宣告された見習いは、
エンジェルと意気投合していく。

そして開始5分前、花火とともにショーの開幕へ。
(パンフレットより抜粋)

ザ・エンターテイメント


率直に言って、とても楽しい。
全くの白紙の状態で観たので、
どんな舞台になるのかそもそも予想がつきませんでした。
脚本、演出も素晴らしいし、照明に美術も豪華絢爛。
魅せる舞台とはこういうものなのか!というのがてんこ盛り。

600席ほどの客席は満席。
ほぼ女性。
「ふぉ~ゆ~」のファンの方が多いとは思う。
ただ、そんなことは関係無しに舞台として楽しめたし、とても面白かった。
チケットを買って観て、本当に払ってよかったと心から思える舞台。

「ふぉ~ゆ~」だけでなく、神田沙也加も他の出演者も観客をのせる技術力がある。
そういった意味も含めてとても魅力的な舞台であった。

「Show must go on」
「何があってもショーはやり続けなければいけない」
全てはこの言葉に集約される。

4つのストーリーがひとつにつながり、ショーが開幕した後も楽しい。
そこまで彼らが溜めていたものを、イザ!吐き出す、お見せする。
5つの物語を観ている感じ。
2時間弱の休憩無しでしたが、全く飽きない。
時間の経過も体感的に早かった。

その中でも早セット作りは超大変。
ちょっと作ってすぐ移動。
あのテンポの良さは事前に何度も練習していないと、
簡単にできるようなのものではない。
少しのミスで舞台進行のテンポがずれますからね。

キャスト陣もそれにふさわしい演技力、魅力を発信。
全員にスポットが当たるし、アンサンブルの出番も凄く多い。
やることが山ほどある。
無駄な部分がない。
アンサンブルの方も満足感がかなり高いと思う。
こういうのを観ると、
「ミュージカル・アニー」のダンスキッズは何とかならないのか?と思ってしまう。

物語の流れ


巨大な豪華客船「SHOW BOAT」
キャバレーキットカットクラブで午前0時に開幕するショータイム。
それが始まる少し前の時間の話しがオムニバス形式で進行していきます。
同じ時間軸で動いていた4つの物語。
「あの時、あの場面、じつはこういった裏事情があった」というのがわかるもの。
こういった手法は海外ドラマを見ているとよくありますが、
これがじつに楽しかった。
オムニバス1話の時点で、こういう演出になるな~とはすぐにわかりましたけどね。
明らかにちょっとしか出ない人が多いし、場面転換も凄く早い。
誰でも気づきますね。

1.メインのディーバが倒れたため、支配人から代役を探しを頼まれ、
裏方と主演ダンサーは代役候補のエンジェルを探す話。

2.カジノで持ち金をすべて失ったギャンブラーが、
チップの詰まったカバンを抱えた少女と出くわす話。

3.中国人マフィアは拳銃取引の現場を刑事におさえられ、
通訳とともに逃げまどう話。

4.ミスターマジックからクビを宣告された見習いは、
エンジェルと意気投合していく話。

5.4つのストーリーがひとつにつながり、ショーの開幕へ。

こんな感じですね。

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ふぉ~ゆ~のポテンシャル

主演の4人。
大変失礼ながら「ふぉ~ゆ~」というグループは存じあげませんでした。
ちょっと調べると、
CDデビューをしないでジャニーズJr.を卒業したグループは初とのこと。
しかも下積みが長い。

演出家のウォーリー木下氏がプログラムに、
「ふぉ~ゆ~」のポテンシャルの高さのことを書かれていましたが、
私も全く同意見。
ここまで実力のあるグループとは思いませんでした。

本当に一般の意見で申し訳ないけれど、
テレビドラマの宣伝告知を見ていると「あ~またジャニーズか~」
なんて軽々しく思っていました。
だが、それが喰わず嫌い、一方向だけの思考であることに気づかせられる。
一般の人はジャニーズに「ふぉ~ゆ~」というグループがあるということ自体、
なかなか知りうる機会が無いですからね。
ジャニーズファンでないと難しい。
ファンの人は長い間応援してきたんだろうな~

初めて彼らを観た自分としては、彼らのことをたくさんの人に知ってほしいな~と思う。
これだけ歌も演技もダンスもしっかりしているジャニーズなんて、
一般の人は知るよしもないし。
私でさえこの舞台を観なければ気にも止めなかったと思う。
偶然の観劇によって気づくものがある。
「ふぉ~ゆ~」の実力を伝えたいし、評価したい。
恐れ多いけれど。
今後私も注目しておこう。

ジャニーズファンでなく、単純に舞台観劇好きな私が伝えることによって、
彼らにとっても、一般の人にとっても、何かを感じることができるといいな~
影響力も無いし、偉くもなんとも無いですけどね。

年齢を考えると、テレビドラマ的にはこれから出てくる気がする。
若いジャニーズは、いつまで若いイメージのままだけれど、
彼らはいろいろな役ができる。多種多様。

個性的な4人


少なくとも演技的には問題ないし、セリフ回しも違和感無し。
適材適所。
もちろん全員の性格なんて知るよしもないけれど、
それぞれの役にとても合っていたと思います。

福田悠太(ふぉ~ゆ~) 裏方役
かつてダンサーだった?という裏方。
ちょっと皮肉屋な面があるものの、心の中に真っ直ぐな正義感を感じる裏方。
タップも良かったな~
本間憲一さんと一緒にやるぐらいですからね。
見劣りしたら失礼だもの。
演技もうまかったけれど、基本ダンス系なのかな?

辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)見習い役
彼の本当の性格は全く知らないけれど、
ぬぼ~っとして、なよなよして、淡々として、天然ボケのようなマジシャン見習いはとても印象的。
10年も日の目を見ないでよく頑張ってる。

舞台の役、あのまんまの人と思ってしまうほど。
マジックも見どころのひとつ。
ちょっと客席からは手品の部分はわかりづらいけれど、
わっかの手品、トランプの手品も良かった。
簡単そうに見えて練習量半端ないでしょうね。

彼の真実が明らかになった時はとても面白かった。
私は全く気づきませんでした。

越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)ギャンブラー役
あくまでなんとなくだけれど、特撮ヒーローに出てくるような雰囲気。
熱血タイプではなく、ちょっとお調子者で場をうまく誤魔化すタイプ。
明るさもあり、落ち着いている。
少女役、笠井日向とのコンビも心温まる。
時にブラック・ジャックとピノコのようなボケとツッコミのコンビになりますけどね(笑)
そこが狙いだろうし、うまくハマッテいた。
柔らかな演技が魅力かな?

松崎祐介(ふぉ~ゆ~)マフィア役。
基本、全部中国語(北京語、上海語、広東語いろいろありますが)
まずここに驚きました。
セリフを覚える以前に中国語を覚えないといけませんから。
イントネーションだって。
喋る言葉が中国語のため、日本語字幕を舞台に表示。
こういう演出もにくい。

最初は恐い人かと思いきや、じつは・・・という変化も面白い。
さらにはまさか!という衣装にも驚く。

2幕でギャンブラーと少女が 次にドアから出てくるのが男性か?女性か?
という賭けをしていて、彼が出てきたシーンは面白かったです。
しかもその後に事情がわかるのも面白い。

さらに後半になるとショータイム。
口パク全開は当然として、MC部分まで口パク。
逆に面白い。
歌う時に口パクの人は、最初から「口パクです」って言ったほうが面白いかもしれませんね。
ここも非常に魅力的な演出。
4人ともキーポイントだけれど、
引っかき回す面白さという点においては、彼がキーポイントでしょう。

「ヤルシカナイネ」は相当印象に残る。
インスパイアとしては「北の国から」の「やるなら今しかねぇ」
この言葉は最後まで効きます。

生の舞台への適応力、そして大切さ


テレビドラマ、映画、それはそれで素晴らしいものがある。
ただ残念ながら一方向からの送りつけるもの。
舞台は生の空気、その場の迫力がある。
特に今回の舞台を観て、彼らは生を凄く大事にしている気がしました。

舞台で演じている役者と観客が一緒の空間にいること、一体感がとても楽しい。
一緒の空気、一緒の時間。
これがとてもぜいたく。
ゾクゾクする。なかなかこういう感覚はない。
コンサートととも違う。
テレビドラマでは絶対に味わえない感覚。
それが快感になり、また観に来る。
観客と一緒に舞台を創りあげているのがよくわかる。

伝え聞くところによると、見習いあだ名を毎回変えているらしい。
私の時はグリーンピースだったかな?
ここだけでなく、お札のサインの部分とか、他にもあるのかな?
一回しか観ていないのでわからないが、
アドリブもけっこうあったのかもしれない。
普通の舞台では台本どおりガッチリというのもありますからね。
それと比べるとそういう機転が効く作業だと思う。
もちろん、それを毎日こなすというのは大変。
でもそれができてしまう。
そのポテンシャルの高さ。

ちょっとしたハプニングにも全く動揺することなく、自然に舞台に組み込んでいく。
流れる演技。
こういう部分は下積みが長いというか、経験値でしょうね。
荒立てない。

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舞台演出


4つのオムニバスの話しの前に、
プロジェクションマッピング。
それが舞台幕に投影され、
ここでメインに出演する役名、役者名や画が出る趣向は面白い。
プロジェクションマッピングは時間がかかる作業ですから。
今回はちょっと失敗した部分もありました。
まだ紹介の映像が流れているのに、投影する幕が先に上がってしまった。
こういうミスもあるけれど、それも舞台の妙のひとつ。

演出家のウォーリー木下は凄いね。率直に言って楽しい。
ワクワクしてたまらない。あのエンディングはずるい(笑)
おそらく一番最初から考えていたかも?
いや~楽し過ぎる。

照明も効果抜群で超ド派手。
ミラーボールのようなレーザー光線の照明もゾクゾクする。

場面転換も早いところはとてもスピーディー。
一瞬しかない時もありますからね。
緻密にセットを計算しているのだと思う。
登米裕一の脚本も良かった。
海外ドラマではよくあるパターンではあるけれど、その都度その都度楽しめる。
なかなかチケットが取れないのでリピーターとしては難しいけれど、
何度観ても楽しめますよね、あれは。

銃の行方


観劇していて、私もずっとここが気になっていました。
どこにいったのかと?
それがまさかあそこにくるとは。
魅力的で素晴らしい演出。
やられました。

あえて言うなら


笑いのツボがイマイチだったことかな?
観客の方が笑っているので、私は何が面白いのかわからずじまい。
内輪ネタ、キャストの個性のネタがあったのかもしれません。
こればっかりは人それぞれの感覚なので仕方ありませんが。
途中途中、私も笑えるシーンもあるので、あくまでところどころ。

ザ・エンターテイメントということで、
そこまで「感動!」というところまではいきませんでした。
ここがあると私的には5点満点。

1幕、2幕、3幕、4幕等、
各所にメインキャストの心の揺れ動きがあるんですけどね。
その思いがあってそれぞれ幕が終了する。
これは最終的に5幕のエンターテイメントへとつながるものになるので、
その部分がやや薄くなってしまうのかな?

ただ、これだけ楽しめれば文句なんてありません。

ピックアップ

  • 全てが生歌かどうかはわからないが、 ほぼ間違いなく生歌だと思う。
  • 音楽もけっこうずっと流れているイメージで、舞台を盛り上げていた。楽しい所以のひとつがここもある。
  • 公演プログラムも値段相応でとてもいい。見返して楽しめる創り。こういう細かいところも高評価。

気になった役者は・・・

みなさんプロなので、私が感じた部分だけ。

神田沙也加 支配人役
神田沙也加を観るのは久々。
 ミュージカル「ウーマン・イン・ホワイト」ミュージカル ピーターパン2017を観ていました。

今回、とにかく存在感が半端なかった。
アナの声なのだけれど観てるだけで楽しい。セリフ回しも演技も歌もダンスも。
この支配人役のせいなのか、演技の実力がついてきたせいなのかはわからないけれど、
ほんと今まで観た神田沙也加とは別次元の楽しさ。
こんなにも魅力的で心奪われるとは思いませんでした。
ふぉ~ゆ~も、もちろん素晴らしいけれど、
神田沙也加の出来も物凄く素晴らしい。
引き込まれる。
観ざるをえない。
ずっと神田沙也加を観ていたい・・・
危ない危ない。
そういう魅惑的な演技。

しっかりしているように見えて、どこか抜けている支配人。
こういうお茶目なところが神田沙也加をさらに魅力的に映しだしているのかもしれない。
セリフ回しは本当に綺麗だし、長セリフも全く問題ない。
なんて流れるような話し方なのだろうか?

歌声は素晴らしいし、それに加えてのダンス、振付も可愛い。
一挙手一投足がイチイチかわいい。
これこそが舞台女優の魅力なんだろう。
マンガ「ガラスの仮面」の速見真澄の父親が、
紅天女演じる月影千草に魅了されるのもわかる。
そういう気持ちになってしまう。

両親のことなんて、若い人はほとんど知らないだろう。
完全に「個」の神田沙也加がそこに存在していた。

すぐにではないけれど、
いずれは間違いなくテレビでも活躍していくでしょう。
親の七光関係なく、実力で戻ってこられる。
いきなりNHK朝ドラのヒロインに起用しても良いレベル。
その時、視聴者はどう思うのだろうか?
彼女の魅力を知っている観客だからこそ、ほくそ笑む。

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樋口日奈(乃木坂46)エンジェル役
乃木坂46は、桜井玲香や生田絵梨花を観劇したことがあります。
生田絵梨花は子役時代ですね。
絶対ではないけれど、乃木坂46は彼女たちにとってひとつのステップだと思う。
ずっとアイドルをやり続ける人もいないでしょう。
そこから羽ばたく。
樋口日奈も女優を目指しているのだと思う。

今回のエンジェル役、私は普通に舞台女優と思って観ていました。
お酒がけっこう入っている状態の役なので、
普段のエンジェルの演技がありつつ、酔った演技もする。
ヒロインというわけでもなく、とりたてて目立つわけでもない。
どちらかと言ったら地味だ。
そんなエンジェルをごく自然に演じられていたと思う。
お酒を飲んでいるからざっくばらん。
はた目から演技演技していることもない。
率直なエンジェルがそこにいた。
とりとめない演技だけれど、なかなえやるな~と思いました。
ま~本人からしてみると、もしかしたらもう少しヒロイン強めの役が良かったかもしれませんが。
ヒロインは神田沙也加がいますからね。
まだ21歳か。いくらでも経験積めるし、成長できる。

秋山大河(MADE / ジャニーズJr.) 主演ダンサー役
「ふぉ~ゆ~」に負けず劣らず素晴らしかった。
積極的で行動的なキャラ付け設定なので、役の熱さも伝わってくる。
雰囲気的にゲイかな~と思ったけれど、まさか彼が・・・とは思わなかった。
ここは予想外。
私も気づきませんでした。
2回観るとそういう雰囲気があるのがわかったのかな?
1回だと全く気づかない。
上半身裸の肉体美を魅せることも、女性ファンは嬉しいかも。

辰巳智秋 ミスターマジック役
ある意味、この舞台の癒し。
ほんわか系。
以外とここのポジションは重要だったと思う。
脚本にもマッチしていた。
「えっ?」という、間のあけかた、とぼけた雰囲気、
ああいう笑いがあるからこそ、他の自然な笑いの流れとの対比があって面白い。
ここの空気というか流れだけ他とまた違う。
素直に楽しかった。

笠井日向 (Wキャスト) 少女役
少女役はダブル・キャストで久家心もいますが、私が観た回は笠井日向。
最近の観劇だと「FUN HOME ファン・ホーム ある家族の悲喜劇」で小学生のアリソン役。

今回の少女役はちょっと小生意気な少女。
トラブルメーカー。
素直にハマリ役だな~と思いました。
2話目は、越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)ギャンブラー役とともにメインキャスト。
出ずっぱり。
全く見劣りしない堂々たるもの。

途中、ガチで頭叩いてますからね。
ガチだからこそコメディとして観客も笑える。
あのシーンは、ダブルキャストの子はどうだったのか、少し気になる。
あちらは手加減して、こちらはガチとか、ないとは思うけれど。

前述したとおり、マンガ「ブラック・ジャック」のブラックジャックとピノコみたいな関係。
最初はとりあえず自分の身を守るために、ギャンブラーを利用していた少女だったが、
だんだんと打ち解けて仲良くなっていく。
他のオムニバスよりも、子役との関わりが強いので心温まるストーリーでもある。
途中の賭けのシーンとか、コメディも多い。

二人のミュージカルナンバーも全く問題無し。
歌唱力も十二分にありますから彼女は。
とても綺麗な歌い方だった。
ほとんどの人は越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)ギャンブラー役の歌に聞き入っていたとは思いますが。
おしむらくは、ソロが無かったことかな?
あの年齢で相当な実力者なんですよね、笠井日向は。
しかもまだ伸び盛りの現在進行形。
末恐ろしいよ、この子は。

演技力、歌に続いて、彼女はダンスも素晴らしい。
二人のシーンだけでなく、バックで登場する時のダンスも細やか。

天井から吊り下がる月のブランコに乗っていたが、
アルプスの少女ハイジでも、ブランコに乗っていた。
ブランコつながりだな。

そしてエンディングにつながっていく。
ずるい演出だわ、本当。

ひとつ思ったのは、子役からして見ると上を向くシーンが多い。
というのも、ふぉ~ゆ~は全員背が高い。
だから上向きになるシーンが多く感じるのだと思う。
この身長差があるからこそ、大人と子供で区別がつき、恋愛対象とは全くならないが、
身長差が無く、色っぽい子役だと雰囲気がまた異なるでしょうね。
背の高さって、映画でもドラマでも舞台でも重要。

本間憲一 通訳役
「ミュージカル・アニー」では、2004、2005、2006、2007までルースター役。
タップに関しては当たり前のことながら、今までずっと素晴らしい。
とぼけた感じの役も得意ですよね。
松崎祐介マフィアとのかけあいも面白かった。
最後まであそこにいたのはやっぱりクスっとしちゃうな~良い演出。

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総括

前述しましたが、チケットを買って観て、本当に払ってよかったと心から思える舞台だった。
ひと時の夢を見させてもらいました。
舞台役者から元気をもらう。
明日への活力をもらう。
彼、彼女たちが頑張っている。
自分も頑張ろう。
そんな気にさせる舞台。

ぜひ再演してほしい。
ただ、おしむらくはチケットがまず取れない。
普通に家族で観ても物凄く楽しめる舞台なので、
たくさんの人に観てほしい気持ちはある。
キャパが大きな舞台でも十分にお客さんは入ると思うけれど。
機材が大変かな?

舞台役者は、おそらく、次の舞台、また並行して次の舞台の稽古や練習がある。
そこでの演技、セリフ、ダンス、振付、立ち位置等、当たり前のことながら全部覚えなくてはいけない。
一般の素人にそんなことはできない。
だからこそプロの舞台役者の凄さに感動する。
今までずっと観劇しているので、当たり前のことなのだけれど、
今回再びそれを感じました。

※敬称略
キャスト表