◆  『ココスマイル4 〜金星のステージ〜』

◆公演時期   2005年8月24日〜28日
◆会場 銀座 博品館劇場
◆演出/振付 桝川 譲治
◆作曲/編曲 水野 良昭
◆脚本/作詩 長田 育恵
◆振付 羽永共子、加藤由美子
◆舞台美術 南 雅之
◆照明 中山 仁
◆音響 戸田 雄樹、岡安 智章、吉村 卓宏
◆舞台監督 澤、麗奈

あらすじ

オーディションの最終審査で敗れ、帰ろうとして案内されたのは、
劇場の地下にある大道具の倉庫でした。
ここでもう一度だけチャンスを与えられるそうです。
最後のチャンスをつかもうと立ち上がる16人の少女たち。
そして、突然彼女たちのもとに現れる謎の女の子、ココ。
彼女のたちの新しいオーディション、そしてその先には・・・・・
(パンフレットより一部抜粋)

観劇感想

ジョーズカンパニーの新作「ココスマイル」ということで、
かなり楽しみにしていました。
諸事情により、Aバージョンは3回、Sバージョンは1回のみの観劇です。

私が「アルゴキッズミュージカル」を観すぎたせいかもしれませんが、
歌唱力に違和感がありました。
ほとんどの子が弱く感じます。
ハッキリ言って、アルゴメンバーの歌唱力の方が明らかに上です。
とりたてて比べるようなものではありませんが、
あまりにも違いすぎるもので、書き込まずにはいられませんでした。

オープニングに、いきなり桝川氏が登場。
これは珍しい演出ですね。初めてでしょうか?
かなり驚きました。

Aバージョン、アスミ役の飯塚由衣ちゃん、なぎさ役の追留愛美ちゃんの、
ふたりの芝居があるのですが、
ここがひどい・・・・・
「なにこれ?!」って感じのグタグタな芝居にガッカリです。
これはマズイでしょう・・・・・・

特に一番印象に残ったシーンは、
三浦、百瀬たちの本当の正体を池谷が喋るところです。
舞台を観ている中で一番緊張感が走り、集中して観ることができました。

それから、つぐみが足を怪我する場面ですが、
Aバージョンでは、二回も鉄棒(?)が足に直撃していました。
にもかかわらず、セリフが「当たっていない・・・・・・」
えっ・・・・・思いっきり当たってるんですけど・・・・・
でもまぁ、自己解釈として、優しいつぐみはみんなを不安にさせないためにわざと強がりを言った、
と、私は解釈しています。
千秋楽は両組とも当たっていませんでした。

ココでセリフが異なるのは、
「ゴチョゴチョ」と「ゴニョゴニョ」
「ゴクゴク」と「バクバク」かな?

千秋楽は,、たぶんですが、汽車の噴煙はわざと多くしましたね。
A、Sバージョンともに、たくさんの煙が髪の毛についていました。
まっ、このくらいは千秋楽イベントとしていいと思います。

で、内容的に、正直わかりづらかった・・・
二回観ると話しの内容がわかりますが、一回だと少しつらいです。
子供たち、大人たちに向けるメッセージか散りばめられているんですよね。
夢、挫折、裏と表、子供たちに見栄をはるための嘘、家族愛、過去のトラウマ、
けっこうあります・・・・・
一応、アスミと母親とのいざこざが大きなものとして存在としています。
奈落から観る金星、舞台からキラキラと見える懐中時計の金星。
でも、結局のところ、三浦さんの心の話しなんですよね。
いいように解釈すると、三浦さんのいろいろな思いが生み出した「ココ」なのかもしれません。

主題歌の「金星のステージ」は、作詩、編曲がIZAMUさんですが、
これは素直にいって素晴らしい曲だと思います。いい歌です!

私的には、正規チーム対ライバルチームの対決の方が、
単純な構図ではありますが、わかりやすかったと思うのですが・・・
ただ、おそらく、それをしないための今回の脚本なのかもしれません。
挑戦的な意味合いがあるような気がしました。
難しいですよね、対立構造をせずに脚本をつくりあげるのは・・・

気になった役者さんは・・・

ココ役の大木梓彩ちゃん。
初めて観ましたが、うん、なるほど、なかなかいいですね。
ココの雰囲気にはピッタリの女の子です。
声質が声優のような独特の声。これにはちょっと驚き。
ややセリフ口調が早いでしょうか?
やや素っ気なく淡白な言葉使いですが、
ココ役の場合は、これが演出であることも考えられるのでなんとも言えないです。

歌唱力はもっとほしいです。
前半部分は特に厳しかったです。
後半はのびがでてきましたが、もしかしたら後半のために力をセーブしたのかもしれません。
ほんとのところはどうかわかりませんが。
特徴的な声質なので、出る音域が決まっているのかも。

「ミュージック・スタート〜!」のセリフは面白い。
ここは両組とも。

ダンスはマズマズかな?それほどうまくはないけれど。
なんとか及第点をあげられるココだと思います。

二回目
初演と比べると、明らかにテンポが少し遅くなっています。
セリフも、ややゆっくり口調になったので聞き取りやすくなりました。
ひとつひとつ、噛みしめる感じ。
何かしらの指導があったのか?はたまた本人の意志か?

もうひとりのココ、佐藤すみれちゃん。
前回の「ココスマイル3」(再演)の時点で、すでにココ役に適任ではないか?
と私も予想していたので、今回のココ役、ひじょうに楽しみにしていました。

ルックスは相変わらず可愛らしく、華もあります。
演技もまずまず、歌もまずまず、ダンスが一番いいかな?
笑顔の作り方は抜群。彼女中心で観ていても飽きることはないでしょう。

ただ、あくまで私の印象ですが、ココとしては微妙かもしれません。
どこからきたのかわからない、不思議少女ではないような気がします。
どこにで〜もいるような女の子。
自然すぎるのかな?
優劣をつける必要はありませんが、
「ココ」の持っている不思議系という一点においては、梓彩ちゃんでしょう。

アスミ役の飯塚由衣ちゃん。
ミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で、
8代目セーラーサターン役、そしてモデルもこなす女の子です。

う〜ん、決して下手ではないけれど、存在感はイマイチでしょうか?
役柄的には主役と言ってもいいほどの重要な役なのですが、
それほど印象に残りませんでした。
歌唱力はなかなかいいものがあります。
ただ、もっとほしい感じ。わざと力をセーブしていたのかもしれませんが。
演技はまずまずですが、少しテンポが早い気がします。

それから、彼女はセリフが軽いのではないか?と思います。
あまり感情的ではなく、セリフに重きをおいていない感じ。
そのため、サラッと流されてしまい、印象度が小さいです。

同じく、広重美穂ちゃん。
全く見ないうちに、背が伸びましたね(笑)
初舞台ということですが、ダンス系の舞台には出ているので、舞台度胸は満点です。

とにかく、まずこの役にはピッタリです。
飯塚由衣さんが、やや気の強いアスミだとすると、
こちらは優しく清楚で穏やかな感じです。
背が高く、背筋がピシッ!としているため見栄えがいいですし、観ていて飽きません。

また、発声が良く、セリフが聞き取りやすいです。
なによりセリフに気持ちが入っているのがわかります。
歌唱力は普通でしょう。
ただ、ひとつひとつ言葉を噛みしめた歌い方はとてもいいと思います。
ちなみに、ダンスは言うことないでしょ。

つぐみ役の永嶌愛里ちゃん。
前回のココスマイル3(再演)でも実力が抜きんでていたので、
彼女に関しては安心して観ることができました。
とにかく安定感は抜群ですね。
演技はいいし、歌もいいし(ちょっとつらいところもありましたが)、ダンスもまずまず。
この舞台の要と言ってもいいほど彼女の存在は重要です。
Aバージョンの場合は彼女と関谷彩花がいなければ、舞台はグタグタでしょう。
それほどまでに重要な位置を占めます。

同じく、清浦夏実ちゃん。
一応私も「3年B組金八先生」を観ていたので注目していました。
なるほど、演技力は流石ですね。ひじょうにしっかりしています。
歌もマズマズだし、ダンスも意外とやります。
私的には良かったと思うのですが・・・・・

千秋楽は、午前は写真集のサイン会もあったんですね。
たいへんだ・・・・・

なぎさ役の追留愛美ちゃん。
モデルさんのようですね。
前述をしているのですが・・・・・
とにかく、ソロが多いにもかかわらず歌がダメダメなのは話しになりません。
これはまずいでしょう。
演技も全くお話にならない。淡白すぎ。
気が強く感情的になるなぎさ役に、サラッと流してしまうような演技はやめてほしいです。
ひじょうに重要な役にもかかわらず、こういう結果なので一番ガッカリでした。
次回に期待します。

おなじく、荒居直子ちゃん。
「荒居直子」という名前が出た時点で、この役は「歌唱力」が問われる・・・
と判断できるほどの女の子です。
実力者なので、言いたくもないのですが(笑)
ハッキリ言ってすごい。
歌唱力は毎回聞いていますが、すばらしいです。
あくまで私の印象ですが、今回は低音がうまく表現されているような気がしました。
気の強い演技もうまいし、ダンスもうまいし、セリフにもしっかりとした感情がこもっています。
なぎさ役に関しては文句無し!

A組とS組では、ちょっと違いすぎでしょ・・・・・・
というか、A組だけを観て帰った人に、
「ココスマイルってこんなものなのか」と思われるのが悔しいです。
荒居直子ちゃんぐらいのレベルを、みんなに期待したいな〜と思うのは酷かな?

彼女は、今回の舞台でジュニアは卒業。
大人キャストとして戻ってくることも考えられますが、
次世代の荒居直子ちゃんクラスを早急に見つけなければなりませんね。

ほの役の中原知南ちゃん。
ダンスはまだまだ、、歌ももう少し、表情も固く、セリフ口調もこれから・・・
という具合にかなり未完成です。
演技も、上手いか下手かといえば下手なほうでしょう。
しかし!!!
彼女には、ひじょうに成長性が感じられます。
淡々としたなかにも、やる気が伝わってきます。
それゆえの起用だと思います。
まだまだ発展途上ゆえに失敗もあると思いますが、将来性が見込める気が私にも感じとれます。
今回の舞台の経験をいかして、今後の成長の度合いがひじょうに楽しみです。

ただ、やはり、一応メインキャラなので、
少なくともダンスは頑張ってほしいですね。
タンスナンバーがあると、彼女ではなく、新村伊織ちゃんが出てきますから。
似たような髪形なので、一度しか観劇しない方はどちらがどちらだかわかりませんが、
気付く人は気づきます。

同じく、齋藤優花ちゃん。
ムム〜〜〜ッ!すごい、アニメ声なんですけど・・・・・
これは、明らかに好き嫌い別れますね。
私的には好きじゃないんですよね・・・・・・
昔の齋藤彩夏ちゃんっぽい感じです。
(今の彩夏ちゃんは好きですけど、昔は、う〜んってな感じでした)

セリフはそれが加味してか、イマイチ聞き取りにくいです。
歌もダンスも、もうちょっとほしいな。

両組のバランスを考えた場合、
齋藤優花ちゃんまでA組になってしまうと、
たいへんなことになってしまうので、S組なんじゃないでしょうか?
そこまで考えてしまったのですが・・・・

アリー役の佐達ももこちゃん。
まず気付いたのが、背がかなり伸びましたね。
いずれはお姉さんのちはるさんより、背が高くなるかもしれません。

演技は、前回よりも良くなりました。成長の度合いが感じとれました。
ただ、役柄的に、また素のままなんですけど(爆)
なぜか、そんな役ばっかだ(笑)
お祖父さんの話しですが・・・・
私的に爆笑。
というか、ここのセリフは、ももこちゃんの為のものかも(爆)

セリフ口調もしっかりしてきましたが、まだまだカツゼツの悪いところもあるので、
これからそこを頑張ってほしいと思います。
歌も、もう少し頑張ってほしいかな。

二回目
この日は完璧でした。
歌ものびが良く、セリフも滑らか。初演とは比べ物にならないほどのでき。
調子良かったんでしょうね。
彼女はダンスもなかなか。かなり高い位置まで足があがります。
かなり印象に残りました。

同じく、今泉舞ちゃん。
前回はココ役の女の子です。
演技力は全く問題なくすばらしいです!
ダンスもうまいし、表情の付け方もいいです。
彼女も実力者ですから。
彼女の弱点は、やっぱり歌かな?
これから頑張ってくれると嬉しいです。
下手ではないんですけどね。これからのさらなる向上に期待して。

アリー役に関しては、ももこちゃんも舞ちゃんもうまいです。互角です。
ただ、前述した「お祖父さん・・・」のところは、明らかにももこちゃんの方が上。
絶対に今泉舞ちゃんが言うセリフじゃないですよ(笑)
というより、このセリフ、ももこちゃんのためにあるような(爆)
あくまで普段の雰囲気ですよ・・・(汗)

ミキ役の藤井玲奈ちゃん。
2004年「アニー」のストリートチャイルド役として、ひじょうに印象が残っています。
ルックスはかなり高く、「華」があります。まさに美少女。
演技もしっかりしているし、セリフ口調もしっかりしているし、
声質も良く、聞き取りやすいです。
さらにダンスもかなりいいです!
間違いなく見応えあります。彼女も、ずっと観ていて飽きないタイプ。

上着であるTシャツが短いですね。
おへそが一番見えます(笑)

髪をアップにしていることもあり、「ココ」役でもいけるかな〜?と感じますが、
彼女は、いまいち何かに欠けます。
「華」があるにもかかわらず、「個性」が無いということでしょうか?
何か、「コレ」といったものがないんですよね。
そのため、彼女を「ココ」役に起用するか?と聞かれたらしないでしょう。
私でも、このA組であれば大木梓彩ちゃんを起用します。
実力があるだけに、彼女にはもうひとつステップアップしてほしい気がします。

同じく、進藤綾乃ちゃん。
う〜〜〜ん、ごめんさない。意外と印象に残りませんでした・・・
藤井玲奈ちゃんのダブルということで、けっこう見比べてしまいますね。
演技はしっかりしています。
あと、もう少しカツゼツが上がると嬉しいです。

全体的に、何かふつ〜な感じなんですよ。
特徴が無いのが特徴といった感じ。
次回は、何か光るものがあるといいですね。
でも、私は一回しか観ていないので、彼女の光るものを発見できなかっただけのかもしれません。
であれば、本当に申し訳ないです。

ヒロカ役の関谷彩花ちゃん。
前述しましたが、Aバージョンの中では彼女と永嶌愛里がとにかく要。
一番年上ということもありますが、
演技はずば抜けているし、声質もハッキリとしていて聞き取りやすいし、
ダンスもうまいし、歌唱力もある。
ハッキリ言って、一番安心して観られます。
この舞台に関してではありますが、言うこと無しでしょう。
前に観た時よりもアゴのラインがスッキリしていて、全体的に細くなりましたね。

今年でジュニアとしては卒業ということで、来年からは講師。
まぁ、大人キャストとして登場することもありえますが、
彼女の抜けた穴は、かなり大きいんですけれど・・・・・
次世代の成長に期待しましょう。
というより、関谷先生が育ててください(汗)

ちえり役の小澤瑞季ちゃん。
かなり体が柔らかいみたいですね。そこが特徴のようです。
ダンスも前面に出てくるので、なかなか見応えあります。
ダンスにかけては、相当すごいレベルです。
ただ、基本はダンスの人なので、セリフや演技、歌はまだまだです。

初ミュージカルですか・・・
まだまだ表情が固いかな。
これから頑張ってほしいと思います。

サク役の島田華衣ちゃん。
前回の「ココスマ3再演」にも出演しています。
一見地味ではありますが、なかなかの実力者。
表情の付け方もうまいし、ダンスも抜群!!
セリフもしっかりしているし、歌もいい!かなりビックリ〜!
言い方は失礼ですが、影の主役かもしれないですね。
私的には、かなり高評価です!

同じく、田中美織ちゃん。
彼女も実力のある女の子のひとり。
笑顔がとってもかわいい女の子です。
背が高く、足も長い!それを活かしたダンスもいいです!
セリフのカツゼツも良く、歌唱力もあります。

ただ、華がある女の子なのに、今回は印象が薄いです。
島田華衣ちゃんの方が、すごく印象に残りました。
あくまで、私の感想ですが・・・・・

まひる役の、咲屋有沙ちゃん。
ごめんなさい。印象、あまり残りませんでした・・・・・
まだまだ自分を出せない感じかな?
おとなしく、優しい感じだと思いますが、
舞台に出る以上、少しは自分というものをアピールした方がいいと思います。

同じく、春原葵ちゃん。
えええええええっ〜〜〜〜〜!
まひる役は、AとSでは全く印象度が違います。
春原葵ちゃんは、言うまでもなく実力者。
彼女も、歌、ダンス、演技、カツゼツ等、すべてにおいて安定しています。
ダンスナンバーでも、ガンガン前面に出てきましたからね。
背が高く、背筋がピンと立ち、ひじょうに見栄えがいいです。
さらにジャンプ力も加わって、ダンスに見応えがあります。
この「まひる」はかなりすごいと思う。

ラムネ役の近藤亜紀ちゃん。
前に見た時よりも、少し背が伸びたような気がします・・・
気のせいかもしれませんが・・・

ダンスナンバーでは前に出てくることが多いので、
なかなか見応えがあると思います。
今回はダンスという感じでしょうか?
もう少し足の上げる打点の高さがあると嬉しいです。

同じく、川崎春香ちゃん。
亜紀ちゃんのダブルということで、意外と注目してみました。
すごい!ビックリ〜!
本人がパンフレットにも「ダンスシーンに注目」と書かれていますが、
たしかにダンスはすばらしいです!
ただ者じゃないでしょ、彼女は。
ちょっと、尋常ではないぐらいうまいですよ(汗)

さらに、声の張りもあって、セリフが聞き取りやすいです。
カツゼツもしっかりしていますね。
あとは表情付けかな?
これが良くなると、そうとうすごいことになるかもしれません。
Sバージョンのサプライズのひとり。

うり役の新村伊織ちゃん。
前述しましたが、髪形がやや中原知南ちゃんとかぶるので、
一度の観劇の場合、混乱するかもしれません。

彼女はどちらかと言えばダンス系でしょうか?
ダンスナンバーで、小さい子の中では、前面に出てきます。
下手ではないけれど、めちゃくちゃうまい!ってほどのものでもありません。
これからでしょうね。

表情付けも悪くないし、これからの成長の伸びに期待できますが、
ただ、目に落ち着きがないですね。キョロキョロと瞳を動かすことが多いです。
これからそこに気をつけてくれると嬉しいです。

同じく、最上沙英ちゃん。
ダンスはけっこう頑張っていた印象がありますが、
その他はあまりないです、ごめんなさい。

カホ役の松本優美ちゃん。
出番は少ないですが、笑顔がなかなかいいですね。
そこが印象的。穏やかで癒し系かな?
演技はマズマズだけど、もう少し流れるようなセリフづかいが欲しいですね。
ココと話す時とか。

ただ、私的に好きなタイプ(爆)

同じく、宮本佳那子ちゃん。
先に言っておきます。ちょっと厳しくなるけど、ごめんなさい。

彼女は「東京メッツ」の中の「リトルメッツ」(今は解散しました)
私は「東京メッツ」をかなり観ているので、そのメンバーである彼女にも注目していました。
華があって、舞台上では光ります。パッと後光が射すようです。
笑顔がとてもすてきだし、声質もよく、セリフをハッキリと聞き取ることができます。
そこのところはカホ役として完璧でした。松本優美ちゃんよりも、かなり目立ちます。

だがしかし!!!
ダンスが、ひじょうにイマイチなんですけど・・・・・・
正直、めちゃくちゃガッカリ。
体調、調子が悪かったのかもしれませんが、あえていいます。
やはり、元「東京メッツ」(リトルメッツ)である以上、
ダンスはしっかりしてもらわなければ困ります。
「東京メッツ」ってあんなもんなの?と言われかねません。

「メッツ魂」を忘れたのでしょうか?
東京メッツの大人キャストが観ていたら、何と言われるか想像に難くありません。
もう一度思い出してほしいと思います。
私自身、「東京メッツ」の名を汚したくないので、あえて強く書き込ませていただきました。
次回に期待します。

トーコ役の石毛美帆ちゃん。
正直、この役に置いておくのはもったいないと思います。
主要メンバー意外の中では、セリフも多いので、目立つことは目立つのですが、
演技がかなりできるので、もう少し良い役で起用してほしかったです。
ダンス力は流石。
ダンスのナンバーでは前面に出てきて、みんなをリードしてますね。
背が高く背筋がピシ!っとしているし、手足も長いために見栄えがいいです。

声がハッキリとしていて聞き取りやすく、さらに彼女は歌唱力もあるんですよ。
それが活かされないところが、ちょっと残念。

同じく、山本実奈ちゃん。
彼女も「東京メッツ」(リトルメッツ)

う〜ん、彼女に関しては言うことないでしょ。
笑顔ががわいいし、表情付けも素晴らしい。
セリフのカツゼツもよく、演技もしっかりしているし、歌唱力もある。
前述した「メッツ魂」を、彼女からは感じました。
まぁ、本人はそんなこと思っているかどうかは定かではありません。

優劣を決めるわけではありませんが、
トーコ役に関しては、ダブルのふたりともレベルの高い位置での互角!
すばらしい!

あかり役の佐澤舞花ちゃん。
ルックスに関しては本当に可愛らしく特徴のある顔つきなので、目立ちます。
大きな舞台ではありませんが、アンサンブル等で出ていることもあり、
私も彼女の顔は覚えていました。
今回は役がついたということで、かなり期待していました。

が、正直ガッカリ。
とにかく、なにはともあれ演技。
これは、しっかりしないとダメですよ。
観ていてかなり引きます・・・
ダンスもねぇ〜〜〜
次回に期待します。

同じく、植草ゆりこちゃん。
あくまで、見た目の印象は、良い意味でひじょうにクールな感じ。
ダンスが良かったかな?
ちょっと、うろ覚え。

ペコ役の矢野実知子ちゃん。
もう少し、表情がいろいろと変化してくれると嬉しいかな?

同じく、近藤彩奈ちゃん。
笑顔がすてきな女の子ですね。
次回は、それにプラスして何かほしい感じ。

百瀬美世役の坂田めぐみさん。
歌はなかなかいいと思います。
ちょっとセーブしているような気がしないでもないけれど。
ただ、正直、このぐらいの歌唱力であれば、
2005年アルゴのメンバーにも歌える人がいます。

ちょっぴり気になったのはミニスカート。
太ももがまぶしすぎて、色っぽすぎるような・・・
あくまで、私の感想。

池谷充役の星芝克彦さん。
悪役というわけではないですが、やや皮肉屋的存在。
こういう役は、ココマス等を通じて初めてではないでしょうか?
私的にはすごく嬉しいですね!
前々から、真面目系ではなく、ひねくれた役の星芝さんを観たかったんですよ。
いい感じの演技で本当に満足。
ただ、ソロのナンバーのところですが、
マイクの調子が悪かったのかもしれませんが、
何を歌っているのか聞き取れませんでした。ここだけは残念。

後日
マイクを修正したのか、聞こえるようになりました。ひと安心。

三浦修司役の桝川譲治さんについては一言だけ。
最初に「ココ」と出会うシーン。
過去か未来・・・というセところをドキマギしたような感じで噛んでました。
「へ〜え、珍しいな〜」
と思ったら演出でした!ビックリ〜!騙された(爆)

総括
Aヴァージョン、Sヴァージョンの違い。

Sは全員がしっかりしていて、舞台に集中しています。
さらには、背が高い、広重美穂、清浦夏実、春原葵、この3人が、背筋がピシッ!としているため、
全員が並んでいる場面でも、ひじょうに見栄えがいいです。
Aは何か緊張感が足りない。オドオドしている子が多いです。
背の高さの印象ですと、石毛美帆ぐらいでしょうか?背筋がピンと立っているのは・・・
意外と背が高い人の印象で、チーム全体にも影響するんですよね。

それから、A組はダンスの出来る子とできない子の差が激しいです。
これにはちょっと驚きました。
う〜ん、たぶんおそらく、キャストオーディションの際に、
ダンス、演技、歌唱力の他に、
「ココスマイル4」のそれぞれの役にあった子を選んでいるのではないか?と推測します。
もちろん、メインキャストはある程度の実力者でないと困りますが、
ややアンサンブル系な子には、役柄を重視しているのではないか?と感じます。

さて、話しは戻ってA組とS組の差。
なぜこの差が生まれたのか?
私なりに解釈をしました。
あくまで私の妄想・・・・・

もしかしたら、仕切りの問題ではないでしょうか?
年上の子が、小さい子に与える影響は絶大です。
上がしっかりしていないから、下もそれに甘え、
さらには上にいる立場の人たちの行動を目の当たりにし、それを真似してしまう悪循環。
二つのチームを見比べた時、これが一番に思い出されました。

さらには、Aバージョンは、全員のチームワークがとれていなかったように思えます。
個々の特徴はもちろん大事ですが、
チームワークである「和」が成り立っていない気がします。
Aの年長メンバーには、苦言を呈したいです。
観劇している私にわかるぐらいですから、内部でもいろいろあるのではないか?
と勘ぐってしまいます。

Sバージョンは、いつもの「ココスマイル4」として安心して観られることができました。
普通に楽しめました。ほぼみなさん安定していましたから。

Aバージョンは、厳しい言い方ですが、ココスマイル史上最低(初演は観ていませんが…)
個々の能力はすでに前述していますが、全体のバランスとして観ていてつらいです。
「ココスマイル」を楽しみに観にきた方はたくさんいますが、
劇場の雰囲気として、「引く」というものが肌で感じとれました・・・・・
おそらく、みんながツッコミたいでしょうね・・・・・・言えないけど。


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