「ココスマイル7 ~夏色のマイソング~」2016


K組 満足度
S組 満足度
公演時期 2016/8/17→21
会場 シアターサンモール
構成・演出 桝川譲治
脚本・作詩 田村綾子
振付 羽永共子/かとうゆみこ 他

あらすじ
大人たちが企てた冒険の旅。
向かうは「夢がかなう島」
ココと少女たちの思いを乗せ、
船はある島へと辿り着く・・・
観劇感想
2014年の再演
詳細は前回の公演を参照してください。

前回と比べて流れはほとんど変わっていませんが、
話の内容は短くなったと思います。
また、舞台もシアターサンモールに変わり、
コンパクトで観やすくなりました。
キャストとの距離も近い。
ここは大満足。

まずそれよりも私が気になったこと。
この舞台に限らず、最近、気にはなっていた。
パンフレットの写真と、舞台に出演している女優の見分けがつきにくい。
特に今回の舞台は出演者が多く、自分の名前を名乗らない役もある。
となると、誰が誰なのかパンフレットの写真で確認せざるをえない。
女性はメイクで大きく変わるのはわかるのだけれど、
あまりにやりすぎはどうかな~?とかなり気になりました。
女の子だから、綺麗に見せたいのは重々承知の上なのだけれど。
だったら某舞台のように、汗水流した、
ノーメイク全開の写真をプロフィールに掲載してしまう方がいい。

話を戻します。

全体の印象として、全員の笑顔がいい。
笑顔の印象が強い。
ココ・スマイルですからね。
そこは良かった。

2人の姉妹の話、
多数の家が流され、自分たちが住んでいた土地、地元が無くなる、
ここの大筋の流れは変わっていなかったと思います。

勉強大好きの真面目な「ビクトリー」
ボランティア(じつは「つぼみの家」)という「キズナ」
船で仕事をするバイトチーム、
このくくりも変わっていない。
バイトチームの印象が薄く、ひとりひとりの名前がわからない。
ま~仕方ない。

先に話してしまうけれど、
佐久間玲子役の坂田めぐみがかわいい。
子役を差し置いてかわいい。
背の高さも同じぐらいなので、子役よりも目立ってしまう。
声もかわいいし、やることなすこと、いちいちかわいい。
ほんわか系の大人を配役をしてしまうと、視線がそちらにいってしまう。
バランス的にはつらい部分でもある。
人によって見方は違いますが。
私はけっこう彼女に重きをおいてしまった。
大人が目立ちすぎるのは、ちょっとね。
本人のせいじゃないけれど。

フィナーレの長めのダンスシーンは超楽しい。
ここはココスマイルならでは。
特にダンスが得意な子は、相当気合を入れてるのがわかります。
もちろん、全員気合入ってますけどね。
ダンスが得意な子のダンスアピールはまた違う。

一条隆信役の桝川譲治氏の一幕最後のミュージカルナンバー。
あそこは効くな~
「これぐらい、お前らも声出せよ」と、言っているのかは定かではないが、
氏の暗黙のメッセージがあると思う。
それを出演者、観客に伝わっているかどうか。
私の感覚的に言うと女優たちにもっと「覇気」がほしいところ。

私的にひとつだけ気になるのは、最後のココ。
あくまで私のイメージ的な感覚で申し訳ない。
エンディング間際、メンバーが帰るのに、ココだけ舞台にひとり残る。
「みんな、ごめんね。でも、ココがいなくても大丈夫」
・・・的な独白があった方が私は好きだな。

「金星のステージ」も懐かしい・・・
う~ん、歌えない時もありましたね。
ま~遥か前からよくある話(汗)

気になった役者は・・・
1回しか観ていないので、全員は観きれません。
申し訳ない。

Kバージョン
小松穂葉 ココ役。
初めて観ましたが、
相当いい。
ルックスは、あくまで舞台上だと内田夏音にも似ている。
演技はじつに初々しい。
なんというか、ココスマイルシリーズを観劇したのは、
ココスマイル再演が初めてなのですが、あの時の感覚に似ている。
そう思わせるココ。
笑顔は本当に抜群!!
「ココスマイル」なのだから、これは一番重要なところ。
物凄く素敵な笑顔。
ややアニメ声だけれど、声はとても聞き取りやすい。
セリフ回しもいい。
それでいて歌唱力もある。
荒々しさはなく、じつに安定している。
観ていてホッとする。
表情の変化もじつに楽しい。
さらにスタイルも良く、足も長い。

ココ役は精神的な感情の演技というよりも、不思議な存在感が重要なので、
フワッとした雰囲気がじつに良く出ていた。
脈絡もなく、お節介と言われようと、みんなを仲良くさせていく。
みんなを元気に、笑顔にさせていく。それがココ。
私的にココ役としては文句無し。
とても素晴らしかった。
将来性のことを考えると、「ミュージカル ピーターパン」でもいけると思う。

小島一華 一条なぎさ役。
最初は緊張しているのか、地味な感じだな~と思いました。
あえて落ち着いた雰囲気にしたのかな?それが感じとれる。
申し訳ない、前回のなぎさ役が二人とも強力だったので、
そちらとの比較になってしまう。

冒頭のひとり芝居の部分はまだまだこれから。
演技はまずまず無難に頑張っていた。
歌唱力はもうひとつ。
前半よりも、後半は頑張っていたし、ハーモニーの部分もいい。

三村妃乃 山瀬カンナ役
見た目以上に華があり、独特な雰囲気がある。
とても魅力的。
私の妄想で申し訳ないが、
なぎさ役は、三村妃乃と小島一華で悩んだかもしれない。
私的には彼女がなぎさ役でもよかった。
ただそうなると、小島一華が山瀬カンナ役を演じることになり、
ちょっと違う。ということで、この配役に落ち着いたのかもしれない。

優しく落ち着いた雰囲気で、演技もしっかりしている。
表情付けもいい。
歌はもう少しほしいかな。
Kバージョンでは彼女が要だと思う。
ちなみにKバージョンと、Sバージョンでは、
カンナはだいぶ雰囲気が違う。
三村妃乃の方が落ち着いた感じで、垂石瑚子は気が強く押す感じ。

三好優佳 津久井ちい役
けっこう重要な役なのだが、私の印象度は低い。
普通かな~?
私的な意見で申し訳ないが、あの髪形は好きじゃないな。
まだパンフレットの写真の方がいい。
髪形の印象が強過ぎたかな?
ダブルキャストが日下恵なので、どうしても比較してしまう。

玉井萌黄 本山ふみな役
過去の振り返りをするわけではないが、あの子か。なるほど。
メンバーの中では、ふみなは一番強気できつい役。
その表情をよくつかんでいたと思う。
小生意気な雰囲気は存分に出ていた。
独白して、ひとり芝居じみたするところもあるが、そこはまだまだこれから。
萌黄ワールドをこれから開花したいところ。

演技もさることながら、歌も相当いい。
「夢が叶うなら」のナンバーは、こちらのチームの方が好き。
全体的にバランスが良く、安心して観られる。
挫折があるからこそ、さらに伸びる。

石井愛花 竹内美園役。
ソロがあるため、意外と重要な役。
ソロのナンバー、十二分に発揮してくれた。
素晴らしかったです。

小島愛彩 澤野涼役
ミュージカル マイソング~誰かのために輝いてでは主役のあやめ役。
印象に残っているのは、背が大きくなったということと、
笑顔が良くなった。
そのぐらいで申し訳ない。

工藤安奈 広井久美子役
彼女は写真修正もなく、ノーメイクでもかわいい。
ま~目立つ。
ただ、現時点ではかわいいだけ。
まだまだ未完成だからこそ、
今後、本気で舞台に取り組んでいくとどこまで成長していくか楽しみ。
誘惑が多い世界だから、そこをいかにうまく回避していくかだな。

伊藤果南 外浦奈緒子役
ミュージカル マイソング~誰かのために輝いて~2015にも出演。
前と比べて、ずいぶん落ち着いた。
表情の付け方も良くなった。
ルックス的には、ちょっぴり喜多見思叶に似ている(前も同じこと言ってました)
徐々に実力を付け始めている。
まだまだどんどん吸収して伸びていくと思う。
のびしろが凄くある。

望月美結 藤本ひさえ役
雰囲気的におっとりしている印象。
みんなを率先的に引っ張るタイプではないけれど、
ほんわかしたところが魅力的。

宗安麻衣 高城のぞみ役。
バイトのメンバーのひとり。
セリフ回しも良く、ダンスもキビキビしている。
私的に凄く忍者っぽい素早さだった。

前廣衿花 有馬さくら役。
メイクのせいもあるが、非常に魅力的な子。
表情付けも素晴らしいし、目の動きもいい。
天真爛漫で明るい雰囲気が良く出ていた。
間違いなく今後の成長株のひとり。
大化けする予感がヒシヒシと伝わってくる。
未完で終わらないよう、頑張ってほしいな。

萩原羽奈 新井まさよ役。
今回のメンバーの中で、まだまだの子。
だがしかし!
非常に将来性を感じる。
そんなにコロコロ表情が変わるタイプではない。
どちらかと言えばクール。
クールビューティー(ビューティーはまだ早いか)
言い方は悪いが、表情はまだこわばっている。
これから成長して、笑顔をもっと出してくれると嬉しい。
歴女のところもところも良かった。
セリフもよどみなく出てきますしね。
個性があって面白い。

遠藤文夏 大和梓役。
おっとビックリ。
マジか~
ミュージカル「きみにとどけ・・・~この愛永遠に時をこえて~」
「ミュージカル シュクリーム」
なんとなく覚えています。
しかし、でかくなった。
彼女は表情。
笑顔がかわいい。
ずっとニコニコしている。

羽矢渚彩 倉科あやね役
そのまんまかな?
もうちょい表情の変化があるといいかな。

江森咲輝 東まゆこ
おでこ全開で、元気にダンスを踊っていた。

辻友里香 戸塚陽子役。
とりたてて言うこともないけれど、
あの三つ編みは、エビ中のりななんを意識していたのかと。
あとは、やっぱり彼女はダンスかな?

Sバージョン
比べて見ると、こちらのチームの方が全員でアドリブや、
面白いことをやっていた気がする。
チームワークはこちらの方がやや上か?

バランス的には日下恵に頼る部分が大きい。
おそらく一番の実力者じゃないかな?
彼女に頼ってしまうのは仕方のないところ。
年齢的には辻友里香あたりが、
後輩に嫌な顔をされるのを承知で仕切ってほしいのだけれど、
ほんわかキャラだからなかなか難しい。
ネット時代、誰もがみんな、自分は叩かれたくないということもあるのかな。

雑談。
2016年のリオ五輪で400メートルリレー。
選手が4人入場。カメラが目の前にあり、バラバラに通りすぎるチームが多い。
そんな中、ジャマイカや日本(もう1、2チームぐらいあったかな)は、
チーム全員で考えたポーズをしている。
心に余裕があるし、チームで何かしようと考えているのがわかる。
アメリカなんて個々のスピードはものすごいけれど、
チームとしては何もしない。
あのカメラ前のポーズだけで、チームとしてのまとまりがあるのかないのかが、
なんとなくわかってしまう気がする。

芹田夏恋 ココ役
正直に言う。
最初に登場した時点で、
「ヤバイよヤバイよ」という、内なる出川が私の脳内を駆けめぐった。
座席でずっこけたぐらい。
かなり嫌な予感がフツフツとわきあがっていく。
なんというか、荒々しさ全開のココ。
そうは言っても、舞台が進行していけば、そのココにも慣れていく。

セリフ回しはまだまだこれから。
歌は頑張っていたと思う。
なぎさとのミュージカルナンバーでの振付間違いは、ご愛嬌。
なんだかんだで、笑顔のココとしてはずっと笑顔全開だったし、
不思議な魅力は伝わってきました。
破天荒なココだと。
終わってみると、それはそれでそういうココだと解釈できる。
コンビ的に、このココとなぎさ役の角田珠沙だと安定感が大変。

角田珠沙 一条なぎさ役
まずルックスは抜群にかわいい。
パンフレットの笑顔の写真もかわいいが、実物はそれにも増してかわいい。
華があって魅力的で、彼女の一挙手一投足に集中できるできる。

ただ、残念ながら演技はこれからの子。
逆を言うとこれがスタートラインとも言える。
現実問題、ルックス重視の舞台もある。
今は下手でも、これからの成長を見込み、
ファンの人たちと一緒に成長していく女優だと思う。
「前より上手くなったね」「すごく成長したね」と応援できる。
そういったタイプの女優が角田珠沙。

過去に女優の吹石一恵が超チョイ役のドラマに出ていたことがあったが、
ド下手すぎてビックリした思い出があります。
それが経験を積んでいくうちに演技の幅が出てくる。
そのことを思い浮かべました。

演技的に、セリフは間違えないよう、かまないよう頑張っている感じ。
セリフ回しや、カツゼツもまだまだ。
言葉に思いとか、感情がともなわないのは仕方ない。
きついことを言ってしまうと、
現時点では、ただ喋っているだけに私は聞こえてしまった。
表情の変化うんぬんよりも、まだ固さが目立つ

純粋な性格ではあるけれど、父親との確執も持っているなぎさ。
さわやかな部分は、小島一華より角田珠沙に分があるかな。

彼女のあの雰囲気、既視感がある。
安藤盟のような初々しさだ。

前述しているとおり、ここが彼女のスタートライン。
この状態からの成長を私はとても期待したい。

両バージョンともに、ナギサ役はこれからの子を選んだのだと思う。

垂石瑚子 山瀬カンナ役
ミュージカル マイソング~誰かのために輝いて~2015ではかすみ役。
前回観た時、なかなか実力のある子だな~と思ってはいたけれど、
ここまでメインキャストの役を得てきたとは驚き。
私の感覚的に、三村妃乃と垂石瑚子のカンナ役はだいぶ雰囲気が違う。
こちらは気が荒い激しい感情を表に出すタイプ。
また、おどけたコメディ系もありつつ、
心の中では常に妹のことを気にしている優しい姉といったところ。
ただ、垂石瑚子がお姉さんタイプかと言えば、ちょっと違うかな?

歌唱力もまずまず。
ソロのミュージカルナンバーでは、涙を流しながら感情移入して歌っている。
ただ、申し訳ない。
私には感情で歌いあげる気持ちがまだ伝わってこなかった。

彼女の場合、自分の演技にほれ込むきらいがある(あくまで私の見方として)
「演技うまいでしょ?」「感情移入できてすごいでしょ?」
そういったアピール的な部分が、私には見えてしまった。
そこを今後、自然に演じてくれると嬉しいな。
実力ある子だし、今後改善してくることでしょう。
私がうがった見方、悪意のある見方をしているせいかもしれませんが。
普通の人であれば、素直にその演技を受け入れてくれるけれど、
申し訳ない。私は変人なので、変わった見方になってしまう。

加藤あゆ香 本山ふみな役
この子は今回のメンバーの中でも一番の大抜擢でしょ。
将来性を見込んでの配役だと思います。
カツゼツやセリフ回しも、演技的な部分も含めてまだまだ。
前半部分での生意気な雰囲気、妹としての部分、
私にはイマイチ伝わってこなかった。
全体的に少し強い個性を出し過ぎたのかな?
歌は頑張っていたと思う。

日下恵 津久井ちい役
「ファミリーミュージカル シュガー2~いくつものツバサ~」2013でサヨコ役、
「ミュージカル 葉っぱのフレディ~いのちの旅~」2014でアン役。
安牌すぎるほど安牌。
だからこそ、Sバージョンは彼女が要。
主役ではないけれど、
彼女がこけたら全てが不安定になってしまうほどの舵取り役。

私的に期待している女優のひとりでもあり、
演技も、歌も、ダンスも安定感抜群。
現時点での年齢において非の打ちどころがない。
彼女を観ていると本当に安心する。
落ち着いて、みんなを見守るリーダーのちい役はハマリ役。
Kバージョンのちい役の三好優佳には申し訳ないが、存在感が全然違う。
ココやなぎささえかすんでしまうことすらある。
彼女のなぎさ役も観たかったな~と思えるほど。

本当の性格は知るよしもないけれど、
少なくとも演技等の実力は秀でているので、
彼女が舞台に取り組む姿勢を若いメンバーも見習ってほしいところ。
私としては改めて日下恵の実力を再発見する場にもなった。

井上沙香 竹内美園役
演技的には大抜擢だと思う。
ソロで歌う場面があるので、そこ要員。
今の彼女の年齢にしては十分な歌声だと思う。

滝田そな 澤野涼役
ルックスはなかなか可愛らしく印象深い。
表情付けの良さと、ダンスの印象が強い。

西原かえで 藤本ひさえ役
目がクリクリッとしている。
意外と言っては失礼だが、演技達者。表情付けもいい。
ちょっと宝塚っぽいかな?
セリフ回しもいいし、ややアニメ声のところもわるくない。
ダンスもまずまずだったと思う。
彼女も今後化けてきそうな予感。

小貫菜々 広井久美子役
まず思ったのが、体の線が細い。
ダンスの印象もあるけれど、セリフ回しも良かった。

千葉心弓 高城のぞみ役
ミュージカル マイソング~誰かのために輝いて~2015ではむく役で、
そこまで大きな役ではなかったけれど、
演技もしっかりしていて、ダンス力もありました。
けっこう私は注目していました。

うん?今回ショートに近いセミロングの髪形にしてますよね?
確変した!!
あの髪形だと、雰囲気が名塚佳織に似ている。
体も成長したし、良い女優になった。
何よりも筋肉!
どれだけ鍛えてきたか、努力をしてきたかがすぐにわかる。
一目瞭然でしょ。
それゆえなのかどうかはわかりませんが、
ダンス選抜に選ばれていて、ダンスシーンにはたくさん登場。
凄く見応えがありました。
それだけでなく、演技力も確実に進歩している。
カツゼツが良いためか、セリフの量も多い。
率直に言って嬉しい成長度。

あくまで私の妄想だけれど、
このカンパニーでは必須な女優になると思う。
演技、ダンスのバランスがいいもの。
しかも毎回見るたびに、成長の度合いがわかる。
個人の成長度だけでいえば、千葉心弓が一番印象に残りました。

思うに、こういう成長度合いを見ることができるから、
ファミリーミュージカル系は楽しいとも言える。

伊藤里菜子 大和梓役
まず思ったことは笑顔がかわいい。
大和梓役は、ダブルキャストの遠藤文夏と似ている。

甲斐心 新井まさよ役
目がクリクリしていて、普通にかわいい。
歴女という美味しいセリフもあることから、印象度は強い。
まだまだこれからの子だから、今後に期待したい。

漆間虹美 倉科あやね役
ルックスの雰囲気は、少し本田有花にも似ている。
あくまで私の印象だけれど、手足が長く、
それゆえのダンスシーンのキビキビした動きには目を見はるものがある。
さらには表情も面白い。
非常に将来性を感じる女優。

喜多見思叶 有馬さくら役
「フラッパーズ~私たちにできること~」でのストレートプレイを初めとして、
ミュージカル マイソング~誰かのために輝いて~2015等多数出演。

このカンパニーではこれから中堅どころとして頑張っていってほしい女優。
それだけ実力のある女の子。
久々に観ましたが、体は成長したものの、線の細さはそのまま。
この体形を維持しているのはすごい。
役的には大きなメインキャストではなかったけれど、存在感は抜群だった。
ルックスだけで「喜多見思叶だ!」と、すぐにわかるもの。

大谷穂乃佳 外浦奈緒子役
どちらかと言うとダンスの子かな?

大野愛美 東まゆこ役
表情付けとダンスかな?

グレース美香 星野珠美役
昔と比べて申し訳ない。
スタイルほとんどそのまんま。
維持も大変でしょ。
じつはたまたま久々に、
アルゴミュージカル『パパ・アイ・ラブ・ユー!』を観ましたが、超楽しい。
「トテチテタ」って、そういう意味かとか。
私も反省の部屋で反省しないと。

総評
前回の公演に比べて話もコンパクトになり、
さらにシアターサンモールという客席と舞台が近い劇場ということもあってか、
さらに観易く、身近に感じることができました。
かなり新鮮な顔ぶれで、一度リセットしたココスマイルのよう。

チームワークの良さはSチームの方が感じるのだけれど、
Kはココ、カンナ、フミナのバランスが良かった。
舞台鑑賞の満足度としてはK。

新人の登竜門的意味合いのココスマ。
今後の成長が期待できる、のびしろのある女優が多数。
そういった部分を観ることも楽しい。

(敬称略)
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