公演時期 | 1999年12月23日~26日 |
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会場 | シアターサンモール |
演出・振付 | 桝川譲治 |
作曲・編曲 | 島田浩志 |
脚本・作詞 | 堀美千子 |
振付 | 三村みどり・羽永共子 |
宣伝美術 | 新倉晃 |
照明 | 三田弘明 |
コスチューム | 馬渕紀子 |
音響 | 戸田雄樹・深田将文 |
舞台監督 | 沢麗奈 |
舞台美術 | 南雅之 |
監修 | 犬石隆 |
主題歌・作詞・作曲 (友情参加) | 松崎しげる |
あらすじ
観劇感想若さあふれるパワーココスマイル初演を観る事ができなくて本当に残念なのですが、 なんとか再演は観ることができました。 そして、ここでいろいろな出会いがありました。 役者さんたちの弾ける演技、そしてパワーを感じました。 舞台もけっこう近かったため、その迫力がビンビン伝わってきました。 率直に言って面白いです。 もちろん、子供ミュージカルではあるのだけれど、 十分に楽しむことができました。 正直、サヤがずっと持っていたカバンの意味が、 ちょっとわかりませんでした。 最後に一応秘密が明かされるんですけど、だから何って感じ? サヤがずっと持ちだすほど、重要なものではないような気がする。 大人キャストのダンスシーンが多く、とても見応えがありました。 本当に圧倒されるって感じ。 そのためか、子供たちのダンスシーンが軽く感じてしまうんですけど。 まぁ、それほどココスマイルはダンスシーン多くは無かったのですが。 ハッキリ言って私の主観ですが、深谷えりかちゃんの舞台だった(笑) それほど印象深いです。 気になった役者ココ役の深谷えりか初演を観ていないので、 冨岡真理央ちゃんと比較することはできないのですが、 私個人的には最強にして最高のココだと勝手に思っています。 ココは、冨岡真理央ちゃん、本田有花ちゃん、飯田美心ちゃん、 斎藤千晃ちゃん、川田志織ちゃんがいますが、 どのココが一番良かった~?なんて聞かれると、 本田有花ちゃん、冨岡真理央ちゃんが良かったって話、 けっこう聞かれますね。 でも、私は絶対に深谷えりかちゃんです! 私の心にググッときました! 性格的に、一番積極的なココじゃないかな? えりかちゃんと言ったら、やはりダンス。 敏捷性が高く、軽やかでそしてパワフルなダンス、とても素敵です。 それに手足が長いこともかさなって、 小さな身長ながら舞台ではとても大きく見えます! オーラがありますよ、彼女には!まぶしすぎます(笑) ムチャクチャ舞台映えする女の子ですね。 歌の方は、ダンスよりは劣りますが、それでも十分に合格ラインでしょう。 えりかちゃんの独特な声質も大好きです。 「よろしくね!」とか「○○だよ~!」という表現がいいな~! ダブルキャストのココは本田有花ちゃんで、 回りの友達は有花ちゃんの評価が高かったです。 でも僕は断然、深谷えりかちゃんですね。 ダンスの素晴らしさは秀逸! もうひとりのココ、本田有花三日月瞳の、表情が豊かなココです。 たしかに微妙な表情の変化では、 えりかちゃんより有花ちゃんの方が上だったかもしれません。 不思議なココという印象的には、やはり有花ちゃんの方が強いんでしょうか? しかし、ダンスはやはりイマイチ。 いや、というより、もしかしたらえりかちゃんが良すぎるために、 そう見えてしまったのかもしれないですね。 実力的に、そんなにヘタな子ではないですから。 どうしても見栄え的には、えりかちゃんに比べると見劣りしました。 演技の方では、有花ちゃん独特の世界で頑張ってました。 この時点でかなりベテラン(笑)なので、安心して観ることができました。 ただ、どーしてもミュージカルナンバーがかかると、 えりかちゃんココを思い出してしまい、ダンスの差を感じてしまいます。 サヤ、リコ役の長谷川桃この時、歌はまだ厳しいですね。 声が大きいのはいいんだけど、ただ一生懸命に歌っているって感じ。 基本的にはダンスの女の子ですから。 ただ、その見せ場のダンスシーンがサヤ役では発揮されなくて残念でした。 リコの時はまだダンスシーンあったけれど、 勉強チームはもともとダンスは、それほど多くありませんから。 演技の方は、良かったと思います。 ダブルキャストの木地山まみちゃんと比べると、 前向きに考える性格のサヤだと思います。 全体的に暗い雰囲気なサヤですが、 最後の自分の殻をやぶったところの表情はいいですね。 ココがいなくなる直前の雪菜ちゃんとのかけあいも、 表情、演技ともに、とても良かったです。 もうひとりのサヤ、リコ役の木地山まみ長谷川桃ちゃんのサヤに比べると、消極的な性格のサヤですね。 演技は、か弱い感じをかもしだしてとても良かったです。 これでファン拡大したとか(笑) 歌、ダンスは、この当時、もうちょっとかな~って感じでした。 リン役の勝目雪菜どちらかというと、か弱い役が多い雪菜ちゃんですが、 リンはけっこう強気な役でした。 演技は、やっぱりしっかりしてますね。安心して観られます。 歌は、まぁ上手いとは思うけど、すごい!ってほどではない。 でも、やはり彼女がいないと舞台が締まらない。 絶対に必要。 アオイ役の酒井亜沙美雪菜ちゃんのところでも話ましたが、 彼女もまたこの舞台では絶対に必要ですね。 顔の表現がいいんですけど、今回のアオイ役はその典型。 客席の笑いをとってました。 演技の幅が大きく、本当にいいんですよ。亜沙美ちゃんと言えばでかい声(笑) 冗談はともかくとして、やはり歌声は素晴らしいです。 清水彩花ちゃんとは、また違った意味で聴き惚れます。 ナツ役の名塚佳織アルゴミュージカルから考えると、かなり大きくなった印象(当たり前) 真面目な女の子だから、ちょっと気の強い役っていうのは苦手かな~ 元々優しい性格の女の子なので、 どこかその部分がナツに残ってるんですよ。 ちょっと徹しきれないって印象を受けました。 演技的にはそれほど悪くはないのですが。 ダンス、意外と良かったですよ。歌は・・・これは好き嫌いわかれるかな? ああいう歌い方の評価は、正直難しいと思います。 彼女がこの後、超大ブレイクするだろうことは、この時は知るよしもない。 ハナ役の本田有希有花ちゃんのお姉さんです。 ハナという役どころが、いまいちわからないんですよね~。 勉強チーム?と運動チーム?(表現が違ってたら、ごめんなさい)の間で、 なんとか二つのチームのケンカをやめさせよとする役なんですけど、 なんか曖昧でした。 まぁ、これは有希ちゃんのせいではないんですけど。 演技はまずまずでしたけど、歌がちょっとイマイチでした。 ソロの部分があるだけに残念です。 ルカ役の関谷彩花喋りかたも良いし、ダンスもいい。 特にダンス。足の上がるところとか、 他のお姉さん方と比べても見劣りしません。 小ささや敏捷性も手伝ってか、とても目立っていました。 可愛らしい演技もいい。 滑らかなセリフ回しにビックリ。 ツバキ役の古賀久美子演技的にはボーイッシュで気の強い役どころ。 演技はかなりベテランなので、うまいです。 勉強チームと対立しているところなんて、迫力満点。 発声がとてもよく、セリフが聞き取りやすい。 意外とダンスもうまいんですよ。ここにも注目。 ミサト役の渡部瑞貴う~ん、この当時はまだ緊張していて、 けっこう視線があやふやしてました。 おどおどしてるって感じ。 声に、はりがないのかな~? セリフも、ちょっと投げやりっぽく感じました。 でもダンスはこの当時から秀逸です。 足を上げる高さも高かったです。 瑞貴ちゃんは、この経験を経て、アルゴでは大活躍しています。 やはり練習の賜物でしょう。 カラス役の高瀬友規奈この当時、かなり細いです。 服装も地味なためか、ちょっと印象薄いです。 でもダンスはとてもうまい。 背が高くても、印象に残る動きって感じかな? セリフがあまり多くなかったのが残念。演技をもっと観てみたかった。 キンタ役の伊藤将太たくさん女の子の中で、ただひとりの男の子です。 演技的には暗い感じの役どころ、頑張っていたと思います。 歌も変声期付近の男の子としては、とっても良かった。 高音ではないですけど、 低音(?)でも十分にその魅力を引き出していました。 総括今、思い出して見ると、この当時より、 ココスマ2の方がダンスシーン多いような気がします。 役者さんたちのレベルも、間違いなく年々上がっています。 ここでは、まだ荒削りな女の子が多かったですね。 でも、僕にとってこのミュージカルは本当に重要でした。 これからに期待できる役者さんたちを、たくさん発見できたのですから。 ここからココスマイルの伝説が始まった(ちょっと言い過ぎだけど) ※敬称略 |