公演時期 | 1990年7月~8月 13都市 28回公演 |
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企画 | 小椋佳 |
脚本・演出 | 犬石隆 |
脚本・作詩 | 森田等 |
舞踊監督 | 森田守恒 |
振付 | 関根玲子・小川こういち |
音楽 | 川辺真・小田敏文・原田真二・金子貢 |
美術 | 斉木信太朗 |
照明 | 原田保 |
衣装 | 原まさみ |
声楽指導 | 長田明子 |
音響 | 百々喜久 |
監修 | 岡田敬二 |
アドバイザー | 謝珠英・任田幾英 |
あらすじアイミとレイナは、規律のきびしいサンバード学園に通う女の子。幼なじみだった二人だが、今は犬猿の仲!学園祭に向けてミュージカルの稽古に励む、アイミの所属する演劇部。それをなんとかつぶそうと策略を練る、レイナの所属する生徒会。 そんなある日、サンバード学園に不思議な転校生がやってきた。その男の子は、『王子様』と呼ばれるようになり、たちまち学園の人気者に。しかし、その日から生徒のパパが、この世界から次々と消えてしまうという奇妙な事件が発生する(パンフレットより抜粋) 観劇感想この舞台は観ていません。ビデオを観ての感想です。この後の『魔法使いの夏休み』や『アイスクリーム応援団』と比べると、明らかに質が落ちます。ちょっと役者さんの演技が低いですね。脚本、演出が犬石さんですが、役者のレベルが低いので、あまり活かされませんでした。 細かいこというと、辞書のところ。5000ページとか言ってるけど、その本の厚さでは無理なのでは?広辞苑でも2500ページぐらいだし。ちょっとだけツッコミです。 パパのことをいう間奏部分(?)がありますが、あんまりいらないかなっと。日常生活もあまりにも淡々としすぎで、家族向けミュージカルとしては、子供は飽きるでしょうね。 ロックミュージカルのところはいいです。ここと、『夢の世界』の部分だけが、エンターテイメントを感じることができます。犬石ワールド全開です。これもダブルキャストなので、もう一方を観てみたいです! 気になった役者アイミ役の木内麻理さん。ルックスは最高だし、明るい演技も抜群。セリフ口調もハッキリしていて聞きやすいです。なんといっても表情がいいんですよね。見てて癒されます。ダンスシーンも豊富で、彼女のファンは大満足でしょう。 歌のほうは、悪いとは言わないけど、普通だと思います。今見ると、ちょっと深谷えりかちゃん入ってますね(笑) レイナ役の高田さとみさん。生徒会と、家に帰った時の微妙な性格のズレがうまく演技されてました。気の強い生徒会部分のほうが、イメージ強いです。ちょっと演技演技してるのが鼻につくんですけどね。 歌はうまいとは思うけど、好き嫌いわかれます。ハキハキしすぎて、伸びがないかも。今の子の方が発声とかはしっかりしています。下地が違うんでしょうね。この頃と今とでは リュウ・ヒカル(王子様)役の檜山恵理子さん。今回の役の中で、一番難しい役でしょうね。なんといっても、宇宙人というかなんというか不思議な存在ですから、その演技が難しいです。特に表情をつけることなく、淡々とした演技。良い意味で違和感あって、良かったです。歌は・・・マズマズだと思います。 演劇部リーダー役の小林登美子さん。歌もいいし、なんといっても独特の存在感がいい!演技力は申し分ないでしょう。すでにこの時点で、ベテランの貫祿がある(笑) 浜寺先生役の入鹿尊さん。彼の存在感が、この舞台のスパイスでしょうね。メチャクチャ美味しい役だし、その演技力も抜群!この人がいないと、舞台全般的に、かなりシリアスな展開になってしまいます。私的には大好きですね、このキャラ。 ピックアップ
総括私的にはイマイチですね。観てて少しだるくなります。やはり普段の生活の部分が長すぎるかな?役者さんのレベルも、現在と比べるとかなり低い。このビデオは、たま~に観るのがいいですね。2年に1回くらい。 ※敬称略 |