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空想キャスティング『キャンディ・キャンディ』ココスマイル編

ココスマイル編

キャンディ・キャンディ 
ココスマイル 南少
東京メッツ&リトル アルゴ『新子猿物語』

役名 役者名
キャンディ 冨田麻帆、飯田美心、関谷彩花、山本愛星 
キャンディ(6歳時) 西島来美、田中夕衣
アルバート 星芝克彦
アンソニー 坪井美奈子、米澤史織
テリー 高瀬友規奈
ステア 渡部瑞貴
アーチー 須藤温子、小川亜美、松田実里
アニー 安島丹希、木地山まみ、石井香澄、足助美岐子
アニー(6歳時) 池田沙耶伽、田中美織
パティ 茨木あゆみ、冨岡真理央
イライザ ベッキー、菱川愛、保泉沙耶
ニール 伊藤将太、中村友香
ポニー 相原愛
レイン 酒井亜沙美、本田有希
エルロイ=アードレー 古川恭子
ローズマリー 田中恵理
サラ=ラガン 加来陽子
スチュアート 水谷まり
メアリー 岡崎桂子
ダグ 倉沢桃子、白数美里
ホイットマン 古賀久美子
メキシコの農場主 桝川譲治(3役)
ジョルジュ 松岡英明
ドリス 阿川麻美
ジミー 斎藤千晃
カートライト 玉手瑞紀
シスターグレー 五十嵐真代
シスターマーガレット 勝目雪菜、ハドソン・アリア
シスタークライス 名塚佳織、阿蒜佳織
ルイゼ 長谷川桃、刑部飛鳥
エレノア=ベーカー 秋山静香
カーソン 桝川譲治(3役)
サム 清宮愛絵理
ジェフ 塚越眞夏
スージー 松田ひかる
クッキー 斎藤彩夏
メリー=ジェーン 原田真純
フラニー 今井沙那恵、本田有花、深谷えりか
マクレガー 桝川譲治(3役)
スザナ 熊谷知花
ドミィ 荒居直子
デイジー 安藤盟、川田志織
ハーディ 名児耶ゆり
ジュディ=ネッツ 松下美紀
ナタリー=ビンス 高松いく
エリナ=マンシー 児玉まりな

『キャンディ・キャンディ』登場人物、簡易的詳細はこちら

総評

ココスマイル初演は見ていないので、そちらのキャストは省いてあります。
以下は、管理人(演出家)『聖橋』と、記者との会話です。

記者 「主役のキャンディには、
    冨田麻帆、飯田美心、関谷彩花、山本愛星が選ばれました。
    4人とは随分多いですね・・・しかも物議をかもしだしそうな配役です(汗)
    飯田美心は誰もが思い浮かべそうですが、残りの三人はどうでしょう?
    特に関谷彩花、山本愛星は、
    多方面からいろいろと雑音が聞こえてくる可能性もありますが……」
    
聖橋 「いろいろ考えた末の結論です。
    キャンディという役どころは、ハッキリ言って難しいです。
    性格が明るくておてんばで常に前向きな考え方を持っている・・・と思うのも束の間、
    どん底に突き落とされて暗くなったりすることもしばしば。
    イメージ的に超美人タイプではなく、雰囲気で人を引き寄せるタイプですね。
    そこで選抜したのがこの4人です。

    一番手は、冨田麻帆だと思います。
    ステア役にも向いているため、非常に悩んだのですが、
    明るい笑顔、常に前向きな思考、ちょっぴりドジ・・・
    キャンディの漫画を何度読み返しても冨田のイメージが残ります。
    自分が描いているキャンディのイメージに冨田はピタリと当てはまりました。
    千変万化の表情付けと、柔軟な演技力。
    思う存分、舞台でキャンディを演じてほしいです。
    あえて弱点をいうなら、頭の回転が早すぎることですかね(笑)
    キャンディは意外と鈍感なので、そのへんに気をつけて演技してほしいと思います。
    
    飯田美心は、ちょっと可愛らしすぎるかもしれませんが、
    やはりキャンディのイメージはすっごく似合うんですよ。
    木登りとか得意そうですし(笑)
    前向きな考え方というのもしっくりきます。
    
    関谷彩花は、大抜擢です(笑)
    キャラ的には似ているような気がします。
    最近の彼女の活躍は目ざましいものがありました。
    わき役キャラには定評がある彼女ですが、主役というのは本当に未知数です。
    本人としてはかなりプレッシャーになると思いますが、なんとか頑張ってほしいです。
    男子陣にモテモテの役どころを、どう演じるかも楽しみにしています。

    そして、かなり異色なキャンディを演じる山本愛星。
    なぜか、彼女のキャンディに引かれるんですよ。
    おてんば、いたずらはお手の物でしょう(笑)
    問題は少女としてのかわいらしさ。まだ少年らしさが残る面影なので、
    そこがちょっと難点かもしれません。
    しかし、なぜだかとてもワクワクしますね、彼女のキャンディには。
    なにかとんでもないことを舞台上で繰り広げる・・・そんな気がします」

記者 「そこが山本愛星の不思議な魅力なんでしょうか?
    とにかくも、この4人のキャンディ。楽しみにしています。
    キャンディを影でささえる重要なアルバート役には、星芝克彦氏が選ばれました。
    ここは女性を起用することも考えられましたが、なぜ星芝氏なのでしょうか?」

聖橋 「年齢を計算すると、キャンディは16歳。アルバートは28〜30歳前半のようです。
    ということで、さすがに女性は厳しいと思い、星芝氏を起用しました。
    松岡英明氏ということも考えたのですが、
    線の細さよりも肉体の強さを重視したため、今回の配役となりました。
    男性としての威厳というわけではありませんが、強さをアピールしてほしいと思います。
    アルバートは、マンガのファンもかなり多いので、
    相当なプレッシャーになることは間違いありません。
    つらいことは承知で星芝氏には頑張ってほしいです」

記者 「アルバートは、たしかにファンが多いですね。星芝氏も本当に苦労することでしょう。
    それを乗り越えての演技、期待しています。
    キャンディの現実的初恋の相手となるアンソニー役には、
    米澤史織と坪井美奈子が起用されました」

聖橋 「物静かで穏やかで優しい性格の優等生アンソニー。
    坪井美奈子には、また少年役で申し訳ないのですが、
    やはり穏やかさと言ったら彼女しかいないと思います。
    ここはかなりスッと決まりました。
    ただ、米澤史織の少年めいた雰囲気も好きなので、
    今回は抑え役としてダブルキャストでいかせてもらいます」

記者 「キャンディの二番目の恋の相手となるテリー。
     ここは高瀬友規奈のシングルですね」

聖橋 「ここは彼女しかいないでしょう。
    不良っぽいイメージを持ちながらさわやかさをあわせもつ、
    まさに適役です。テリーは劇中いろいろと悩みますが、
    その悩む演技にも彼女は定評があります。
    ここもすぐに決定することができました。
    ただ、少しだけ心配なのは、彼女が病気になった場合、
    その代役が厳しいということです。
    彼女に似た雰囲気を持つ人物がいないので・・・とにかく健康でいてほしいです」

記者 「なるほど・・・では次にコーンウェル兄弟、兄のステアには渡部瑞貴が、
    弟のアーチーには須藤温子、小川亜美、松田実里が選ばれました」

聖橋 「ステア役は、演技の柔軟性が求められます。
    ここは、抜群の演技力とおとぼけキャラの渡部で問題ないでしょう。
    イメージ的にもピッタリです。お笑い役に適任です(笑)
    ただ、後半はうってかわって戦争の話になりますから、
    そのあたりの演技の微妙な変化にも注目です。
    
    アーチー役は、意外と複雑な役どころです。
    キザでミーハーでありながら、三枚目役になることも多々あり、
    最後の方では微妙な心理描写の演技が必要となります。
    一番手は、やはり須藤温子でしょう。
    凛々しい顔だちはステアには一番似合いますね。
    さらには三枚目の役どころの演技もうまいです。
    その対抗として小川亜美。美少女として女性らしいイメージの方が強いのですが、
    あえて今回は、こちらに回ってもらいました。
    類まれなルックスはアーチー役でも問題ないでしょう。
    ある意味、女性から支持を受けることも狙いに含まれています。
    演技的には申し分ないので、
    男性という役どころをどう受け入れるかがポイントになると思います。
    松田美里は大抜擢です。
    少女の可憐さを持ち合わせている彼女ですが、男装というのも似合う気がしました。
    何事にも一途で真剣・・・という表情が多いのですが、
    ステア役はけっこう表情がコロコロと変わるので、そこをうまく適応してほしいですね」

記者 「キャンディ役と同じように4人が抜擢されているアニー役。
    このあたりはいかがでしょう?」

聖橋 「イメージ的には安島丹希が一番手です。
    気品ある凛とした表情がアニー役に適していると評価しました。
    前半部分のおとなしい演技は得意だと思いますが、
    後半のふっきれたアニーをどう演じるのかを今から楽しみにしています。
    足助美岐子も雰囲気的に彼女と似ています。
    お嬢さまタイプのような気がするので、やはりアニー役でしょう。
    『超おしとやか』な演技を見てみたいです。
    木地山まみ、石井香澄に関しては、演技はかなりしっかりしています。
    木地山の柔らかで可憐な表情、石井の憂いのあるホワホワッとした表情が見物です」

記者 「キャンディの後半の親友になるパティ役には、
    茨木亜由美、冨岡真理央が選ばれました」
    
聖橋 「一見おとなしいパティですが、じつは一番情熱家なのが彼女です。
    冨岡真理央は、前半の気が弱い演技、そして後半の積極性ある演技、
    柔軟にこなせると思います。久しぶりに明るい笑顔の冨岡を見たいものです。
    最近メキメキと力をつけてきた茨木亜由美ですが、
    おとなしい演技がどう表現できるのか気になります。
    やや誇張なぐらい、か弱い乙女を演じてほしいです」
    
記者 「今回キャンディ役とアニー役は、6歳当時の子役も起用されました。
    6歳のキャンディ役に西島来美と田中夕衣、
    6歳のアニー役に池田沙耶伽、田中美織。このあたりはいかがでしょうか?」

聖橋 「役者的にも6歳当時をイメージしてあるので、
    キャンディには、可愛らしさの西島、元気爆発の田中を起用してみました。
    アニーには、最近成長いちじるしい新鮮な配役を試みました。
    池田沙耶伽は有名どころではありませんが、
    なかなかセンスのいい役者さんです。
    最近彼女のダンスを見たのですが、すごく光っていました。
    表情の付け方もいいし、ダンスも良かったです。
    田中美織も、今後に期待できる役者ですね。
    表情の付け方はまだまだですが、
    清楚なアニーにはそれほど表情付けは必要ないので、
    彼女のルックスを活かし、起用してみました。
    物静かなアニーをどう演じるのか、演出する私も楽しみです」

記者 「では、ある意味一番注目する(笑)イライザ役。
    ベッキー、菱川愛、保泉沙耶が選出されました」

聖橋 「ベッキーは、ほぼ決まりでしょう。
    あの存在感はイライザそのまんまです(笑)
    菱川愛のイライザは、それよりもさらに怖くなるかもしません。
    ベッキーの場合は、多少ユーモアが含まれるかもしれませんが、
    菱川愛はストレートだと思います。
    
    おそらく意外に思われるのは保泉沙耶でしょう。
    私もいろいろと考えたのですが、なぜか彼女のイライザ役が気になるんですよ。
    ルックスは穏やかで優しい表情なのですが、不思議と気になる存在なんです。
    そこで一度起用してみようと考えました。
    これがミスキャストになる可能性もありますが、
    とにかく彼女のイライザ役を使ってみたい一心ですので、
    舞台の幕があがるまで、楽しみにお待ちください」

記者 「保泉沙耶のイライザ役。どうなっていくのか非常に興味深いです。
    弟のニール役には伊藤将太、中村友香が選ばれました。
    伊藤は唯一の男子ですし、イメージもそんな感じですが、
    中村が選ばれたのは意外ですね」

聖橋 「キャンディをいじめながらも、気が弱い・・・まさに伊藤にピッタリです。
    もうひとりダブルが欲しいな〜と考えていたところ、中村友香が浮かびました。
    演技的にはなかなかいいものを持っていますし、
    表情がたまにオドオドするのですが、
    そんなところが逆にニール役にハマルかもしれません。
    そこに賭けてみたいと思い、起用しました」

記者 「さて、ポニー役には大人の相原愛氏が、
    レイン役には酒井亜沙美、本田有希が起用されました
    この人選はいかがでしょう?」

聖橋 「老け役で申し訳ないのですが、相原氏には頑張ってほしです(汗)
    なによりもポニーの家はキャンディの心の支えとなる場所ですから。
    そこでレイン役の酒井亜沙美、本田有希ですが、やはり安心感ですね。
    キャンディがポニーの家に戻ってきても安心していられる人達がいる。
    それがこの二人だと思います。
    優しく穏やかさでは定評のある本田、穏やかさと厳しさの両面を持ち合わせる酒井。
    この二人のレインもとても楽しみです」

記者 「中盤、けっこう重要な役どころではフラニー役が注目されます。
    ここの配役、本田有花、今井沙那恵、深谷えりかはどうでしょうか?」

聖橋 「ええ。意外とフラニー役は重要です。
    看護婦の仕事の難しさ、厳しさをキャンディに教えることになりますから。
    当然のことながら演技が重要視されますので、ベテランのこの3人の起用となりました。
    仕事に対して真剣、おしゃべりが嫌い、堅苦しいイメージです。
    イメージ的には・・・今井沙那恵が一歩抜きんでてるでしょうか?
    ただ、この3人の演技の実力は言うまでもなく素晴らしいですから、
    誰がやっても適任だと思います。あとは好みでしょうね」

記者 「聖橋さんがオススメする斎藤千晃ですが、今回はジミー役です」

聖橋 「ジミー役はわんぱく小僧というイメージです。
    本来であれば、山本愛星とのダブル・キャストを考えていましたが、
    彼女がキャンディ役に選ばれたため、シングルとなりました。
    斎藤は安定した演技力には定評があります。
    今回のジミー役は、かなりハチャメチャなわんぱく小僧なので、
    真面目で誠実な(?)斎藤には申し訳ないのですが、
    頑張って弾けてほしいと思います」

記者 「桝川譲治氏は3役演じますが、このあたりはいかがでしょうか?」

聖橋 「メキシコの農場主はハマリ役でしょう(笑)
    冗談はさておき、一番興味のあるのは、ウイリアム=マクレガー役ですね。
    キャンディが初めて受け持った患者で、偏屈なおじいさん。
    その偏屈者がキャンディとの出会いによって心を変化させていく・・・
    涙無しでは語れないこの場面。ハンカチ用意ですよ!!」

記者 「あの場面は、今でも色あせることなく印象深いです。
    では、最後に重要な役どころのひとつ、
    テリーの恋人であるスザナ役の熊谷知花についてお願いします」

聖橋 「やはりここはルックス重視でしょう。
    当初は小川亜美も考えたのですが、アーチー役に起用したため、
    熊谷知花のシングルとなりました。
    表情の柔らかさ、演技という部分に関しては問題ありませんが、
    テリーを愛するがゆえのキャンディへの嫉妬をどう表現するのかが課題でしょう。
    舞台初日の熊谷の演技に注目です」

※敬称略