ミュージカルアニー2017メイキングを見た感想

   

今、録画したのを見終えました。
テレビ放送の流れそのままに感想を。

新しいオーディション

演出家が変わるということを知っていれば、
これは予想できたと思います。
どう考えても、今までのオーディションのパターンにはしない。
全く別次元、言うなれば自然体、その場で考える、
即興の演技が重要になる・・・なんて、私なら考えますね。

演出家 山田和也
アニー役に求めるもの?の問いに、
「大人に言われたことをやっています、という感じが全然しない」
「その子が喜んだり、はしゃいだりしているように、歌や踊りもなりたい」
以上のような表現にたどりつきそうな子。

この言葉からすると、規定の枠から飛び出すことが必要かな?
自分の個性、表現力、想像力が重要。
型にはまった子は、逆に難しいかも。
だからこそ、通常のアニーのオーディションではない。

書類審査で200人か。
って、後で気づくんですけど、これってアニー役が200人ってことなんですよね。
だから最後が20人。
私は最初、アニーズ全員かと思いました。
ちょっとわかりづらい。
まぁ、だからこその、
今回は「アニー」役だけにしぼったオーディションのメイキング。

歌審査

音楽監督 佐橋俊彦
「リズムを感じられる子が、これからのミュージカルには必要」

これは難しい。
やっぱりプロでないと、その感覚はわからない。
歌がうまい子はたくさんいるから、そのなかでのリズム感なのかな?
大前桜
大好きな甘いものを我慢して、ダイエットか。
頑張ってるな~
こういう一生懸命努力をしている子がいる一方、
お菓子ばっかり食べていても、太らない子もいる。
ギャル曽根みたいな体質なんだろうな~
私から見てもうらやましい。

別方向の視点として、お父さんの肌ツヤがいい。
理由を聞きたい。
おばあちゃん?も肌ツヤがいい。
これは食事に関係ありそうだ。
ぜひ聞きたい。

両親、劇団四季か。
これはすごい。
完全にお母さんが先生で、生徒という立場。
一般の人とは環境が違う。

あくまで見た目だけだが、真面目で素直な感じ。
喋り方もお上品。

歌の時、目が泳いでいるのがちょっと気になった。
歌はいいのに、気持ちが伝わってこなかった。
緊張したのかな?

庄司笹
両親、プロの音楽家。
マジか~
今回こういう方向性できたか、って感じ。

気持ちを絵に書いたり、歌ったり。
それをしなくても、すぐに理解する子もいる。
伝えやすさはわかるけれど、まだそれは置いといて、
まずは自分の表現を目指してほしいな。
それができてオーディションに合格してから、お客さんに伝えることを考えてもいいと思う。

歌唱。
うまいのだけれど、私からしてみると、
観客を意識している歌い方。
自分の個性、表現よりも、
いかに観客に伝わりやすいのかが最優先になっている。
素人の私でさえ気づくぐらいだから、プロはすぐに気づくと思う。

「スポンサードリンク」

ダンス審査

歌審査 200人→62人になってからのダンス審査。
振付 ステージング 広崎うらん
「ブロードウェイの良さを生かしつつ、子供を通して一緒に乗り越えて、新しい世界を見たい」

アニー役って、そんなにダンス重要でしたっけ?
それはそれとして、ダンスは二人ともヤバイ感じなんですけど。
合格なのか~
おそらく、ダンスのレベルよりも、雰囲気とか笑顔とか、
次をもう一度見たいって感じかな?

森田月渚
風水だか、パワースポットを意識しているのかな?
私も昔ヒランヤとかやってた。
全く効かなかったけど(笑)
昔は情報がないからね。
信心深い。

ワークショップ審査

ダンス審査 62人→30人になってからのワークショップ審査。
演出 山田和也
「ワークショップは練習のしようがない。その子の本来の姿が見える可能性がある。悪意が見えてもいい」
悪知恵か~
悪知恵ね~
クセがある子だな。
そういった個性がワークショップをすることよって見いだされる。
これはすごくわかる。

「ありきたり、全然面白くない、普通じゃん」
まーそう言うよね。
基本、アニーのオーディションを受けに来た子は、
今まで観劇してきた「アニー」のイメージだもの。
それをいかに表現するか、ここは完全に個性。
本能、本質が問われる。
計算ではない。

そういえば、アルゴミュージカルではよくやってたな~

最終審査

30人→20人になってからの最終審査。

数人ではなくて、ま~いっぱいいるんですけど、
見知った名前だと、畑すみれ、陣あいりかな?
二人ともに観客を引きつけるものがあるのだけれど、残念。
陣あいりの表情、笑顔は素晴らしいから、
けっこう他の場面でも使われている。

笠井日向はマリアと緑のプリンセスと、
アルプスの少女ハイジで観劇。
プリンセスもハイジも本当に素晴らしかった。
特にハイジは、まさにそのもの。
雰囲気だけでいったら歴代最強のハイジ。
アニーは残念だったが、ジュライ役で合格。
井上碧や久慈あいもアニーではなく、テシーで合格。

アニーに合格したことをわかっていても、
野村里桜は、この数秒だけでも雰囲気がある。
なんいうかな、昔の「おしん」のような感じ。
小さい体なのに大人びたところもある。
歌の質の良さが、ここだけでわかるほど。

会百花は、歌は少し流れたけれど、全体的な演技やダンスはわかりません。
ただ、演出家の方が言っているとおり、
まず透明感があって、ほんわかする。
笑顔がいい。見ている人を引き込む。
ほっとけないし、スタッフも声をかけたくなる(笑)
ただ、アニーの演技は全くわからないから、これからの観劇を楽しみにしています。

大人キャスト

藤本隆宏、マルシアをピックアップ。
私的にはマルシアだな~
モーニング娘。『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』 2006年
ミュージカル 『SEMPO』~日本のシンドラー 杉原千畝物語~ 2013
と観劇したことがありますが、
本当に手を抜かない。
アイドルの舞台でもいっさい手を抜かない。
全力を出し切る感じ。
今回は、ハニガンですから、まさにうってつけ。
私はとても楽しみにしています。

まとめ

今回はアニー、アニーズの合格者のピックアップは少なめでした。
ちょっと意外。
追っていた子が全員落選してしまったのか、
あえて合格した子はスルーしたのか、この真相はわかりません。
「これだけできたから、合格できた」というのをわざと見せたくなかったのかな?
なんてうがった見方をしてしまう。

それならそれで、稽古が始まった部分も長く観てみたいのだけれど、
今回は演出家が変わったということで、新しい部分、変わった部分がたくさんありそうで、
テレビでは放送しにくい。
いたしかたない。
それでも二段ベッドになるのは、公開してましたが(笑)
どういう演出になるのか楽しみ。

両アニー、アニーズも楽しみだけれど、
私はマルシアさんが楽しみだな。
ハニガン役はなんとなく想像はつくのだけれど、さらに越えてほしい。

ちなみに「glee」でも有名なスー先生ことジェーン・リンチの「Little Girls」


(敬称略)
丸美屋食品ミュージカル「アニー」

 - テレビ