「プリンプリン物語」27話28話の感想

   

27話

オサラムームーに思いをよせるプリンプリン一行。
だが、潜水艦が動いていない。
燃料が無いためだが、この潜水艦の燃料は原子力。

一方、パリのホテルにいるランカー一行にも、
プリンプリンたちの潜水艦が燃料切れで止まっている報告を受けていた。
「ざまーみろ」と思うヘドロであったが、ランカーは心配。
潜水艦とテレビ電話で連絡をとることに。
「代わりの原子力燃料を届けてあげよう。プリンプリンがお願いしますと言うなら、数時間以内に届けよう」
悩むプリンプリン。
私がお願いすれば、他のみんなが助かる・・・
ついにプリンプリンは英断!
「ランカーさん、原子力燃料を大至急届けなさい」
「ただ、条件がひとつ。シドロ、モドロは裏切り者だ。すぐに処刑しろ。
昔の海賊のやり方にしたがって。それがすんだら連絡しろ」
さすがにその条件は飲めないプリンプリン。
「おことわりよ。あなたの力なんて借りないわ」
さらにはテレビ電話を壊すようボンボンに命じる(スイッチを切ればいいとは思うが)

みんなが悩む中、久々にカセイジンの予感が発動!
「明日の朝、何かが起こる。主役はワット博士」

翌日。
潜水艦の甲板を散歩するマイホームとワット博士。
と、マイホームが海の中から島を見つける。
ワット博士も覗きこむが、さすが動物学者。
それがクジラの背中だと断言。
でも潮が吹いていないので、本当にクジラなのか?と疑問視するマイホーム。
それは背中から潮を吹く場所、鼻がつまっているせいだとワット博士。

ワット博士は水着に着替え、泳いで治しにいくことに。
そこに長く赤いふんどしをつけたボンボンもサメよけとして立ち会い。
(赤いふんどしがサメよけになるなんて、初めて聞いた)
みんなが危ないと言う中、カセイジンはあのクジラが私たちを助けてくれると。

いざ、ワット博士とボンボンが海の中に飛び込む。

27話の考察

燃料が無いことで、ランカーの要求を最初は受けたプリンプリン。
これは意外だった。
シドロモドロを処刑する条件が無かったら、話の流れは大きく変わっていたかもしれない。
ランカーに貸しができるし。

そして赤フンがサメよけ。
私は聞いたことがありませんが、当時としてはそう思われていたのでしょうか?
ともかく、予想としてはワット博士がクジラの背中にある鼻の遺物を取り除き、
何らかのきっかけで長いボンボンの赤フンが、クジラと潜水艦を結び引っ張ることになる。
唐草模様のクジラも気になりますが。

28話

まさかのワット博士の頭に水泳キャップ(昔風)
けっこう細かい。

ワット博士と、ボンボンが海に飛び込み、なんとかクジラの背中までたどり着く。
潮吹き穴を見るとビニール。
人間が捨てたビニール(公害ということをアピール)
とにかくも、それを取り除くことで潮吹きができるようになったクジラ。
なぜかクジラ言葉をワット博士は理解できる。

パリのホテルにいる、ランカーとヘドロ。
レーダーでプリンプリンたちの潜水艦を監視していたが、
止まっていたはずの潜水艦が動きだしたことに驚くランカー。

クジラに引っ張ってもらい、潜水艦が動きだす。
ボンボンはワット博士がクジラから聞いた話しとして「世界中の海が汚れている」とのこと。
ビニールを飲み込んで死んだりした仲間もいた。
自分も潮の穴にビニールがたまり、もう少しで死ぬところだった。
それをワット博士に助けてもらった。
だから、お礼になんでもするとのことで、
オサラムームーまで引っ張ってもらうことになったらしい。

みんながクジラに感謝する中、オサゲが「クジラの缶詰食いたい」(一応バランスだな)

潜水艦の甲板で、ボンボンがギターの弾き語り。
山があるから山に行く、海があるから海にいく、氷原があるから氷原へ、
「生まれてから今日まで、命懸けで何をしたろう?」(珍しいナンバーだ)

そしてついに、オサラムームーが目の前に・・・

28話の考察

子供でもわかるように、人間が自然破壊をおこなっているとチクリといれている。
環境汚染。
ビニール、今でいうレジ袋。
ある意味、今ではエコバッグが浸透し、レジ袋にもお金が発生していまから、
この頃よりも問題意識は浸透しているでしょうね。

クジラに感謝をしているのに、「クジラの缶詰食いたい」というのは、
やはり食品会社に向けてのバランスをとっている気もします。
当時はクジラ肉が多かった。
私の時代は少し減っていたかな?
それでも少しは給食に出ていました。

ボンボンの「命懸けで」というナンバーは初めて聞きました。
さらにオサラムームーにたどり着くまでのナンバーも。
一時的なものかもしれないけれど、新しいナンバーが聞けて嬉しい。

プリンプリン物語 - NHK

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