ロシアワールドカップの決勝トーナメント ベルギー戦の感想

   

勝てた試合だった

率直に言ってそう思いました。
前半0-0というプラン通り結果。
後半勝負で、まさかの2-0
普通ならここで勝てるはず。

それが最初フワッとしたベルギーの1点が誤算だった。
ここで勢いを増したベルギーに同点弾を許す。

そしてアディショナルタイムでの失点。
残り時間わずかなので、私は延長だと思っていました。
ベルギーの足も止まっていたので、どちらも互角。
PKもありうると。
ただ、いきなりのセンタリングがキーパーにキャッチングされ、
そのままカウンターで大逆転を許す。

「たら、れば」は言っても仕方ない

結果は結果。
惜敗でも、善戦でも、負けは負け。
これは揺るぎない事実。
そして、これが現実。

今後の課題

他の決勝トーナメントに進出した国を見ると、
1-1とか、失点がほぼ少ない(アルゼンチン対フランスは例外だが)
こういう時に失点をしないチームがいかに強いのかがわかる。

ベスト16からベスト8が目標であったが、
今回の後半の時点で2点リードというのは、もうほぼ無いぐらいの好機。
それがいかされず、3失点という大逆転を許してしまったのは、
日本のサッカーがいかに他の国と比べてまだまだなのかを如実に表してしまった。

守備、キーパーが間違いなく課題であろう。

特に背が高く、フィジカルも強いDFの育成は必要になると思う。
背が低くてもいろいろとカバーするというのはわかるが、
現実問題は他の国のレベルを考えるといないとまずい。

そして点を取ったあとの、守備をいかにするか?
時間をつかうか?
このことも考えなければならない。

繰り返される「わずかな差」

西野監督のインタビューでも繰り返された「わずかな差」
スポーツナビ
2010年南アフリカ大会でパラグアイに負けた後でも同じようなことが言われた「わずかな差」
この「わずかな差」はその時に比べて縮まったのだろうか?
それとも同じ「わずかな差」がそのまま残ったのだろうか?
これを克服しないかぎり、ベスト8への壁である「わずかな差」は遙か遠いものに思える。

4年後は半数のメンバーが入れ換え

今回平均年齢が高かったこともあり、
4年後は(ワールドカップの予選を突破することが前提だが)
大幅にメンバーが入れ代わることだろう。
その中から、戦術をまた1からやり直すということはとても大変なことだと思う。

「よく頑張った!」とは思うが、
その反面、1点差ではあるが、
大逆転を許したこの結果は、世界との差を大きく感じる試合でした。

マスコミもこれで盛り上げも終わり、
通常のワイドショーモードになるでしょうね。
そして、サッカーの話題は4年後。
Jリーグの話しもしない。
今だけの話。
あってもオリンピックの時かな?
それがサッカーの取り上げ方。

そもそもサッカーワールドカップ自体そのものも、
4年に1度の息抜き、思考の移動、ストレス解消ではある。
無論オリンピックも。

感動などないっ!

感動などないっ!

あんなものに

オレが求めているのは

オレの鼓動 オレの歓喜 オレの咆哮

オレのオレによる

オレだけの感動だったはずだ!
※「最強伝説黒沢」

私の好きなマンガのひとつ「最強伝説 黒沢」
これは1巻の冒頭。

ワールドカップ日本代表の活躍、
大騒ぎをして応援していた最中、唐突に気づいてしまう。
「他人事じゃないか。他人の祭りだ」
所詮他人事。
自分には何の関係もない。
そこに感動しても意味はない。
自分自身で何かを成し遂げ、感動するべきだと。

この言葉の意味も本当に深い。

さぁ、明日から自分を頑張ろう。

 - 日記