「プリンプリン物語」19話20話の感想

   

19話

ランカー邸(別荘)
ボンボンがコンピューターをめちゃくちゃにしたせいで、
コンピューターから謎のメッセージが。
(何かを注文した?)
いろいろ考えたいカセイジンだったが、
ワット博士が言うには、シドロ、モドロに飲ませた睡眠薬がそろそろきれそうなので、
逃げた方がいいとのこと。
一目散に別荘を後にする一行。

目を覚ましたシドロ、モドロは、様子がおかしいことに気づき、
コンピューター室へ。
すでにランカーやヘドロも先刻承知で、
この失態に関し、爆弾で処刑(テレビモニターから飛び出す爆弾というのはご愛嬌)
爆弾の衝撃で空中に飛ばされ、ついにはプリンプリンがいるところまで飛ばされる。
プリンプリンはすぐに救急車を呼び、シドロモドロは病院直行。
(この素早い機転は、なかなかやるねプリンプリン)

コンピューターのメッセージ。
「ゴチュウモンノシナハ、スグ、オトドケシマス。バショハアルトコシのミナト。ジカンハコンヤマヨナカ」
を確認しに、港を探索するマイホームとワット博士。

一方、プリンプリンはボンボンたちにシドロ、モドロが病院に行ったことを伝え、
ボンボンはコンピューターのメッセージ、「ゴチュウモンノシナ」のことを伝える。
カセイジンはランカーが死の商人であることから、「麻薬」ではないかと疑う。
(子供向け番組に麻薬とか凄いな。当時、全く覚えていない)
「麻薬」をとりあげ、それを警察に渡し、ランカーが悪者であることを伝えようと意気込むプリンプリンたち。

時は過ぎ、真夜中の12時。
港にはプリンプリンや、マイホーム、ワット博士が息を飲んで何がくるかを待ち続けていた。
そこに現れたのは・・・
黄色い潜水艦であった。

19話の考察

黄色い潜水艦。
イエローサブマリン。
ビートルズの「イエローサブマリン」とかけてるというのは、
後から知った話。

20話

黄色い潜水艦から3人の船乗り?が現れ、自分たちはランカーの社員で、
「ゴチュウモンノシナ」を届けに来たという。
マイホームがその場を仕切り、彼らから鍵を預かる。
「ゴチュウモンノシナ」とは潜水艦のことであった。
早速、潜水艦の中をチェックしたボンボンたちは、モンキーの運転で近くの海を試運転することに。

港に残された女性ふたり、プリンプリンとワット博士。
ワット博士はこの潜水艦が「天からの授かり物」と決めつけ、
これでオサラムームー島へ行けると息巻く。
そこへ包帯を巻いたシドロ、モドロが。
命はとりとめたものの、宿も無く、健康保険にも入れず(細かいなこのセリフ) お金もなく、
天から見放されたと嘆く。
「海に飛び込んで自殺しよう」
そう決めた二人の耳に、ある女性の声が飛び込んでくる。
引き止めたのはプリンプリンであった。

プリンプリンに今までの経緯を話すシドロ、モドロ。
このまま生きていても、ランカーやヘドロに見つかったら再び処刑される。
そもそもこうなったのも、身から出たさび、自業自得。
大悪党ランカーの手先になり、散々悪いことをした、だからバチが当たったのだと。
故郷でのんびり暮らしていれば良かった・・・

「故郷」という言葉に反応したプリンプリンは二人の「故郷」を尋ねる。
すると、モドロの故郷はタンガラトントン、
シドロの故郷はオサラムームーとのこと。
(じつはこの設定は今だけ。モドロのタンガラトントンは無かったことになる。なぜならタンガラトントンは・・・)
そのことを聞き、プリンプリンは決意を固める。
「潜水艦で行ってみよう」

20話の考察

やっぱり超能力をもつモンキーは凄い。
潜水艦まで運転できますからね。
スタンド使いかもしれん。

ワット博士の「天からの授かり物」
シドロモドロの「天から見放された」
ここは対照的で、面白いフレーズ。

今回はミュージカルナンバー無し。
ただ、シドロ、モドロは、「情けない、情けない」と、ちょっと口ずさむ歌い方。
ここはそういう雰囲気がある。

それからプリンプリンがシドロモドロの自殺を引き止める時に使う声色。
なかなか凝っていていいと思う。
石川ひとみもやるね。
この時点でかなり楽しんでやっている感がある。
人形に命を吹き込むってあるけれど、まさにそれ。
プリンプリン=石川ひとみだもの。
しかも彼女だけでなく、みんな。
あの声=人形たち。
アニメとはまた違う、魂の入れ方だと思う。

エンディングは、たしか新しいカット。
二人乗り?の飛行機に乗っているプリンプリン。
その両翼には、ボンボンたちだけでなく、マイホームやワット博士。
なんとヘドロまで。
プリンプリン物語 - NHK

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