ミュージカルアニー2014メイキング オーディションを見ての感想
私が感じた感想。
國分亜沙妃は王道も王道。
ミュージカルアニー2012ではテシー役。
ミュージカル 葉っぱのフレディ~いのちの旅~ 2013では主演のフレディ。
でもって、蛇足ながらエターナルファンタジー演劇大賞 2013年では、聖橋特別賞。
なかなか私は特別賞だしませんよ。
言うこと無し。
絶対にハズレはないって感じ。
そう、私に言わせるほどの努力を彼女はしているでしょう。
オーディションの様子を見ていても、
落とす理由がないもの。
日暮梨花。
おっとビックリ、ダブルフレディが最終候補まで残ってたんですか。
フレディ出演者も実力ぞろいですから。
ミュージカル 葉っぱのフレディ~いのちの旅~ 2012
ダブルキャストでは、私は彼女の方を観ることができました。
うーん、なるほど。
他にアニー候補がいなければ、彼女でも良かったかもしれない。
実力は言うことないもの。
ただ、あくまで私が見た最終の稽古の場面を観るかぎり、
現時点ではアニーではないなと思いました。
ちょっと雰囲気が違う。
幼いし、優しいし、声質が気弱。
あくまで現時点での話。
他がいなければ彼女でも良かったかもしれませんが、
残念ながら、國分亜沙妃に加えてもうひとり気になる人物がいました。
それが吉井乃歌。
これはちょっと異端も異端。
ジョエルさんじゃなくても、この子は気になる。
何より凄い落ち着き。
そして大人びた喋り。
ある意味、子供子供していないので、好き嫌いは別れます。
真面目というか、女優という職業を冷静に突き詰める感じがしますね。
ルックスは別として、物事に対する追及力が姫川亜弓に似ている。
過去のアニー候補の中でもいないタイプ。
逆説的にはなるけれど、服部杏奈が面白いアニーを演じていましたが、
それとは逆のアニーになるかもしれない。
王道とは違う。覇道のアニー。
「舞台あらし」ならぬ、「壊し屋」になるかもしれない。
私は相当楽しみ。
残念ながら落ちてしまった池上愛未。
この子は笑顔がかわいい。
表情の変化も楽しい。
そしてなにより「華」がある。
これは彼女の個性だもの。
次のチャレンジにも、他のことにも、
きっと活かされると思う。
あの笑顔があるのだから、
きっとまた何かの巡り合わせが必ずあるはず。
私はけっこうかってますよ。
次の目標に向けてぜひ頑張ってほしい。
毎度のことながら、アニーは運的要素が多い。
しかも同じ演出家ですから、ある程度のイメージ像のアニーズがあるため、
同じ人、または似ている人が選ばれるのは致し方ないこと。
「何回目にチャレンジ」
というフレーズは毎回でてきますが、
実力があっても何回も落ち続け、
結局受からなかった子も多数いますから。
「アニー合格」という結果も大事だけれど、
「不合格」負け組だからこその反骨心ある女優になる人もいる。
というか、子役でなくても、20歳になってから伸びる子もいますし、
そもそも子役で終わる子もいますから、本当に人それぞれの人生。
と、偉そうな感想を書いている時点で、
「ミュージカル アニー」の戦術にのってしまっているのは、いかがなものかと。