「舞台 銀河英雄伝説 第三章 内乱」簡易観劇感想

   

観劇してきました。


銀河英雄伝説マニアとしての私の意見として、
全くもって文句のつけようがない出来ばえ。
正直いくつかツッコミどころはありますが、
それを差し引いても素晴らしい。
以下ネタバレあり。
舞台「銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国編」
舞台「銀河英雄伝説』第二章 自由惑星同盟篇」と、
難しい原作をいかに舞台化して表現するか、
その集大成とも言うべき舞台だと思います。
特に照明の演出がすばらしい。
舞台幕の大スクリーンの映像も。
最近のプロジェクターは画質が物凄いんですね。
原作2巻までの帝国軍、同盟軍の話しですが、
帝国軍の方は舞台「銀河英雄伝説 第一章 銀河帝国編」と、ほぼ同じ流れ。
同盟軍は予想通りクーデターの話。
ジェシカの「スタジアムの虐殺」は舞台化しやすいと思いました。
そのとおりではあるのだけれど、見ていてつらい。
でも、ここはキチンと描かないとね。
ジェシカ役の馬渕英俚可も気合入りまくりでしょう。
ここは物凄く目立ちますから。
ちなみに彼女のセリフ、私もサラで言えますね。

死ぬ覚悟があれば
どんな酷いこと
もやっていいと言うの?
信念さえあれば どんな酷いことも
どんな愚かなこともやっていいと言うの?
暴力によって、自ら信じる正義を他人に強制する人間は後を絶たないわ。
大なるものはルドルフ・フォン・ゴールデンバウム。
小なのものはあなたに至るまで。
それを自覚しなさい。
そして、いる資格のない場所から即刻出てお行き」

アニメ版だと、こんな口調だったと思いますが、
違っていたらごめんなさい。
クリスチアン大佐がまたひどい。
ここ撲殺シーン、まるまるやりますから。
けっこう演出がんばりました。
ヤンは名言が多過ぎる。

命に変えてもやるべきことがある、というものと、
命に勝るものはないというもの。
人、戦争始めるとき、前者を口実にし、
戦争を辞めるときに後者を口実にする。

軍隊というのは道具にすぎない。
それも無いほうがいい道具だ。
そのことを覚えておいて、
その上でなるべく無害な道具になれるといいね。

専制とは、市民から選ばれない為政者が権力によって市民の自由を奪い、
支配することだ。

これ全部劇中でいいますからね。
河村隆一が言いたくなるのもわかります。
カッコイイもの。
前回のラインハルト役は松坂桃李でしたが、
今回は間宮祥太朗。
プレッシャーは大変だったことと思いますが、
ものすごくよくやっている。
ちなみにブラウンシュヴァイク、アンスバッハは前々回のように、美味しい役。
ふたりとも物凄く印象に残る。
まともにミュージカルナンバーがあったのは、
ポプランの中川晃教と、コーネフの中村誠治郎のところだけ。
そう言えば見終わって、少し経ってから気づきました。
「アッテンボローいなかった・・・」と。
でも、いなくても普通に成り立っていたので問題無し。
「要塞VS要塞」の時は必要になると思いますが。
私の満足度、先に発表しますが、
5点満点中の5点満点。
物語的にも舞台化しやすかったところが大きいけれど、
照明の演出等、飽きさせない演出が素晴らしかったです。
時間的には2時間30分ぐらいでしょうか?
あっと言う間に時間が過ぎる。
私が原作を知っているせいかもしれないけれど、
物凄く舞台に集中できました。
パンフレットにも書かれていますが、
舞台観劇をしてから、小説を読み始めた人も多いようですね。
それもそのはず。
私が観る限り、
客層95%ぐらいは女性でした。
男性の肩身せまいな~
まだまだ感想は書き切れないので、
詳細な感想は後日。
ジャニーズ系はツッコミずらいですが、
私のサイトはステマ無しなので書いちゃいます。
舞台 銀河英雄伝説

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