「プリンプリン物語」23話24話の感想

   

23話

マイホームとワット博士のチャカポコ(笑)
風がない。
波がない。
星は動かない。
星座も動かない。
太陽ものぼらない。
朝もこない。
時の流れがない。

本編に戻る。
ラセツの女王に捕まったプリンプリン。
それを追いかけるボンボンたち。

海辺には舟に乗ったラセツの女王とプリンプリン。
ボンボンたちも舟に乗り、モンキーの舵で追いかける。
が、天気が急変。
前方には渦巻きが。
飲み込まれボンボン、オサゲ、カセイジン、モンキー。

ふと気づくと、とある砂浜に。
簡易的なカセイジンの予感が発生。
「ここはラセツの国では?」
「でも、ラセツの国は大昔にあったはず」
「タイムトラベル。そう、さっきの渦巻きは時間の渦巻き、時間のひずみ。
私たちは過去のラセツの国、2万5千年前に来てしまった」
遠くを見ると大きな建造物が。
カセイジンの予感も、あそこにプリンプリンが連れていかれたに違いないと。
早速その建物に向かうボンポンたち。

一方、プリンプリンはラセツの女王とともに、ラセツの国の都にたつ、シヴァの神殿に。
そこに現れるラセツの王。
「この国の者は、ひとり残らず死に絶えた。
だがこの私は、死ぬことも許されず生きている。シヴァの神よ、どうぞ私を死なせてくれ。他の者と同じように、死ぬことを許してくれ。シヴァの神よ」

その時、シヴァの象の目が開いた。
「お前は死ぬことを許されない。この世の終わりの時まで、お前は生き続けるのだ。それがお前の犯した罪の報いと知るがよい」

シヴァの神が死を許されないと知ると、ラセツの王は自ら自分の首を切る。
が、首と体が離れてもラセツの王は生きたまま。
その首を炎に入れて焼きつかそうとしたが、焼けることなく首が元に戻ってしまう。
なぜなのか驚くプリンプリン。

23話の考察

過去のラセツの国だから、まだ住民が生きている世界かと思いきや、
何らかの出来事があって滅亡した時点での時代へ。

何度死のうとしても、自分は死ぬことができない。
なんとなくインド神話に近い。
「ジョジョの奇妙な冒険」の表現でいえば、カーズが究極生物になったにもかかわらず、
地球から追い出され宇宙空間で凍ってしまい身動きがとれず、「やがて、考えるのをやめた」という感じかな?

24話

ラセツの王は、何をやっても死ぬことができない。
その様子を見ているボンボンたち。
なんとかプリンプリンを助けたい。
「ラセツは人間の肉を食い、人間の血を飲む」
とカセイジンが注意したにもかかわらず、その場に出てくるボンボン。
(考えるより、行動するタイプだ)

ラセツの王と、ラセツの女王の会話から、状況を分析するカセイジン。
「ラセツの王は生まれたばかりの娘を捨てるという、恐ろしい罪を犯した。そのためにシヴァの神の怒りにふれ、罰を受けているのではないか?」

ラセツの国の王と女王の間に赤ちゃんが生まれた。
天使のように清らかで美しい赤ちゃん。
「そんな子が生まれるはずがない。こんなにも醜いラセツの国の王に、天使のような子が生まれるはずはない!シーターと名付けられたその娘は私の子ではない」そう思い、捨てたのだった。
「そのためにシヴァの神の怒りにふれ、死ぬことも許されず、永久にたったひとりでつらく苦しい寂しい毎日を送らなければならない・・・」
ラセツの女王が言う。
「シヴァの神のお怒りは解けましょう。私はあなたが捨てたシーターを探し出してきたのです」
ラセツの王にプリンプリンを差し出そうとするが、ボンボンたちが立ちふさがる。
その様子を見て、ラセツの王は語る。
「私の娘、シーターかそうでないから、シヴァの神に決めてもらおう。」
「これが本当に私の娘シーターならば、焼けもせず、黒こげにもならず、元の姿のままでお戻しください」
そう、プリンプリンを炎の中に投げ入れて、元の姿であれば自分の娘シーターであると確信できる。
「それはいい方法です」
とあいづちをうつラセツの女王。
(またムチャクチャ言うな)

ラセツの王はさらに語り続ける。
「まことのシーターならば、元の姿のままにお戻しください。もしシーターでないならば、生贄としてお納めください」
その言葉に動揺するプリンプリン。そしてプリンプリンを守ろうとするボンボンたち。
だが、ラセツの女王が真の姿に変身(ドクロのメデューサみたいな感じ)
ボンボン、オサゲ、カセイジンに大きな蛇が襲いかかり、巻き付けられて身動きがとれない。
モンキーもラセツの王には歯がたたない。
ラセツの王に捕まるプリンプリン。
最大のピンチ!!(マジで打開策がない。マイーホームとワット博士もこないだろうし。本物のシーターが現れるしかないか?シヴァの神象がシーターでは?)

どこからともなく、大きな鳥が登場。
ラセツの王、女王を突っつき、ふたりは逃げ出してしまう。
大きな鳥は語り始める。
「私はシヴァの神。ガルーダの姿をかりて現れた、シヴァの神」
はたして敵か味方か?

24話の考察

けっこう話が長いな今回。
説明回でもある。

インド神話を全て知っているわけではないけれど、
おそらく似たような神話があるのかもしれない。
ラセツの国の王のやり方はムチャクチャだけれど、当時としてはそれしかないのかもしれない。
かつては人柱があった。
それをやめさせることのひとつとして、人形等、造形物に変化した例も実際にある。

さて、このガルーダの姿をしたシヴァ神。
娘のシーターなのか?

今回はエンディングでミュージカルナンバーなので、
物語の途中でのナンバーは無し。
プリンプリン物語 - NHK

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