TBS「表参道高校合唱部!」1話を見た感想。

   

TBSにしては、本当によくやっている。

そもそも私はドラマは、海外ドラマしか見ていない。
今だと、「メンタリスト」「アロー」「エージェント・オブ・シールド」「ニキータ」「コールドケース」「殺人を無罪にする方法」「Dr.HOUSE」他にもたくさん。

そういえば、有村昆が、年間500本見ると言っていたが、
見方がずるい。
3つのモニターで3本の映画を同時に再生して見ているらしい。
(おそらく1.5倍速ぐらいで見ているであろう)
水野晴郎も推奨していたらしいが、絶対に理解できるわけがない。

それはそれとして「表参道高校合唱部!」
まず、超ド新人、芳根京子を起用したのが素晴らしい。
ことさらジャニーズや、アイドルを否定するわけではないが、
そういった部分を全て排除したドラマを作った姿勢は認める。
芳根京子は、純粋で凄くいい。
泣く演技も素晴らしい。
彼女のあの喋り方、大日向裕実にも似ている。
彼女を起用したのは本当に素晴らしい。
あの、ピョンピョン飛ぶシーンもいい。
全体的に朝の連続テレビ小説的なノリでもある。

墨汁をかぶるシーンは映画「キャリー」のバクリな感じで、
イジメがありつつ、じょじょに仲間になっていく全体的な流れも「glee」な感じで、
脚本自体は新鮮味が無いが、そこを無名の新人の新鮮さでカバーしている。

城田優は舞台もやっているからその実力は驚きは無いが、
志尊淳の方が成長している感じ。
特撮の「トッキュウジャー」の1号の時のような、なよった感じが薄れ、
自然な感じ。
あくまでゆっくり成長している感じではあるが。

神田沙也加が出演ということで、
もっとガンガン出てくると思いきや、
現時点ではまだ端役。
これもけっこう凄い。
じょじょに絡んでくるのだろうか?

ドラマ大不況の中で、
新人ばかりを起用したドラマにGOサインを出したTBSは良くやったと思う。
地上波で、しかも深夜でない枠でやるなんて、普通できないもの。
こういった取り組みに私は称賛したい。
視聴率がものをいう世界ではあるが、
仮に低かったとしてもこの取り組みは間違いではない。
演技の実力、人を引きつけるものがあれば、
誰かがきっと気づいてくれる。

ただ、申し訳ないけど、主題歌だけが残念。
出演キャストが歌った方がいい。
金曜ドラマ『表参道高校合唱部!』|TBSテレビ

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