森山未来主演「100万回生きたねこ」と『カフカの「変身」』を見た感想。

   

海外ドラマの録画がたまりすぎて、
見る暇がなかったのですが、
やっと見ることができました。


いや凄かった。
文化庁から海外派遣型文化交流使に任命されるのもわかる。
(2014年9月までの1年間、ベルギーとイスラエルに滞在)
雰囲気が「夢の遊眠社」時代の野田秀樹にも似ている。
まだ速過ぎるけれど、年を重ねたら文化勲章をもらえるぐらい。
紫綬褒章クラスになるかもしれない。
そのぐらい、現時点での森山未来の演技は凄かった。
ちなみにアルゴミュージカルのロボ!笑ったね 1997年で観ているのですが、
全く印象に残っておらず、
感想に書いていません。
というか、ハッキリ言って、
アルゴミュージカルの中で、
私が一番苦手な作品がこの「ロボ!笑ったね」なんですよね。
ファミリーミュージカルとしては、残念な部分が多く、
私の記憶から消されている部分も多い。
それはともかく、 「100万回生きたねこ」は、W主演ともいえる、
満島ひかりとのコンビが最高。
二人とも歌も歌えるし、ダンスもできるしで、
多彩な才能が凝縮されている舞台。
演出がとんでもなく素晴らしい。
サーカスのビックリ箱?のところは本当に驚きました。
ダンスも豊富で、
これは稽古、集中しないとね。
『カフカの「変身」』
じつは高校生の時、小説を読んでいます。
当時でもかなり難しい作品でした。
そして舞台。
かつて海外で上演されていたこともあり、
どういう動作をするのか、ということはじつは知っていました。
ただ、動作は知っていたものの、
鉄パイプ等を使って表現することは知らなかったので、
これには驚きました。
見た目以上に、筋肉披露、体力も消耗するでしょう。
ちなみに倍速でみると、さらに虫に見えます(笑)
蛇足ながら、漫画家、日野日出志の作品「毒虫小僧」は、
これのオマージュ的作品で、ものすごく怖いです。
普通の方は見ない方がいいですね。
そういえば、今舞台休止の問題とからんでいた、
「穂のか」も出演していました。
出演者は少なく、出ずっぱりの舞台。
私は、よくやっている印象でした。
ことさらうまい!ってわけでもないけど、
決して役者としては下手ではないもの。
舞台降板で、いろいろあると思いますが今後頑張ってほしいと思います。
森山未来はNHK土曜ドラマ「夫婦善哉」で主演。
これも楽しみ。
NHK 番組表

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