公演時期 | 1997年7月~8月 15都市 39回公演 |
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会場 | アートスフィア・他 |
企画・音楽 | 小椋佳 |
演出 | 滝澤辰也 |
演出・振付 | 宮崎渥巳 |
脚本 | 森治美 |
音楽監督 | 甲斐正人 |
歌唱指導 | 長田明子 |
美術 | 斎木信太朗 |
照明 | 勝柴次朗 |
衣装 | 原まさみ |
音響 | 清水吉郎 |
あらすじ私の名前は久美、中学2年生。今は21世紀。人間の命令に忠実に従うロボットたちが活躍している時代。仲良しのマモルも、天才ロボット学者のパパがプレゼントしてくれたお手伝いロボ。私と手のひらを合わせることで、エネルギーをたくわえるという、ちょっと変わったタイプ。『いつか一緒に泣いたり笑ったり、歌ったりできないかな』(パンフレットより一部抜粋) 観劇感想この時から、舞台会場をアートスフィアに変えています。舞台と観客との距離が近くなり、嬉しい反面、観客動員数にいろいろ問題があるかな。と、ビジネス関係のことも頭によぎります。 ロボという言葉を聞いて、だいたいのあらすじは読めました。観劇した後も、やっぱりね~って感じで、舞台自体の印象はあまり残らなかったです。 なにより、演じる子供に表情を隠すロボは、まずいでしょう。大人になってそういう役を演じるのならともかく、表情を隠す衣装は気に入りません。他にも、やりようはたくさんあったはずですから。客層はファミリー層が圧倒的に多いんだし、重いテーマがあるわけでもなし、無意味な表情を隠す衣装は、本当、これっきりにしてほしいです。 歌的にも、あまり好きではなかったですね。『好き、嫌い』のナンバーぐらいしか印象に残っていません。心のどこかで、『子供だましだなぁ~』という気持ちが強く残ってるんですよね。ある意味アルゴはいつもそうなんだけど、今まではそれが鼻につくことがほとんどありませんでした。何かしら、目に引きつけるもので、それを払拭していたんだと思います。 ただ今回は、見るべきところは無いでしょ?淡々と物語が始まって、淡々と終わる。もちろん起承転結のような手順をふんでますけど、私の印象では軽かったです。 気になった役者主役、望月久美役の渡辺麻衣さん。アルゴ等で何度も活躍していて、ついに主役!歌はいいですね~!子猿物語のオド役でも、すばらしい歌声でしたが、今回は主役ということもあり、どんな感じになるのか気になっていました。特に問題なく良かったですね。演技も良かったですけど、私的には寺澤知子さんの方が雰囲気出てました。印象の度合いも強い。 もうひとりの望月久美役の寺澤知子さん。本当は渡辺麻衣さんを注目していたんですけど、彼女以上に寺澤さんの演技力に目を奪われました。歌唱力はたしかに渡辺さんの方が上だけど、演技力と久美役の理解度に関しては、寺澤さんの方が上だったと思います。とりたてて、すっごい美人!というわけではないけど、舞台の上の彼女は本当に光っていて、華がありました。彼女の演技に関しては、何度見ても見飽きないです。 アイコ、晴香役の高梨あゆみちゃん。う~ん、ロボット役でたしかに目立つんだけど、表情が観客に見えないというのは正直嫌ですね。そういう手法もあるんだろうけど、子供ミュージカルでは不要だと思います。もっと簡略的にロボットをやってもいいと思うけど。ダンスは流石でした!これがないと、あゆみちゃんじゃないです! ピックアップ他にも、加賀千尋ちゃん、安藤聖ちゃん、土田あいちゃん、本田有花ちゃん、歌原奈緒子ちゃん、桂亜沙美ちゃん(当時は、その存在に気付かなかった)笹本玲奈ちゃん(彼女のこともほとんど記憶に残ってない・・・)田中花梨ちゃん(体が柔らかいってことはわかるけど・・・)など、多数出演しています。 総括私的に、あまり好きではないので、当時の記憶は薄いですね。機会があったら、もう一度ビデオを見てみようと思います。かなり時間が経っているので、印象が変わるかもしれません。 ※敬称略 |