一條こまに刮目せよ

      2015/02/20

何の因果か、「劇団花月」の女剣劇を観劇しました。
大衆演劇。

簡単に言いますと、浅香光代氏の女剣劇、アレですね。
BS放送でたまに大衆演劇をやっていて、テレビでは見たことがあるのですが、
生の舞台は初めて。
しかもこの「劇団花月」は北は青森から南は鹿児島まで、
全国公演をしています。
基本は九州。
もちろん、家族ぐるみで。
なんというか、本当にすごい。

 

SET本公演 任侠るねっさんすで観た、
旅回り一座がありますが、まさにそれ。
1993年から観劇感想を書いている私にもすごい刺激を与え、
そして勉強させられました。
間のとりかた、目配り、発声、
直接どうこう結びつくものではありませんが、
いろいろなことを新たに発見できます。

 

観劇感想は近日中に書きますが(プロなので書くことないですが)
新座長である、一條ゆかりは物凄過ぎるので割愛。
当サイトの場合は出演者のひとり、一條こまに注目。
この劇団の花形。
ま~美形。
音楽に合わせて踊りますが、妖艶。
演技も当然こなします。

 

さらに一番の驚きは、現在14歳の中学生!
学校と舞台を両立して頑張っているとのこと。
全国を回っているので、間違いなく転校でしょうし、
生まれてからずっとこの世界という環境。

 

なんというかな、背負っている強大なものが、私には見えてしまいます。
見えていいものなのか、見えないほうがいいのかわかりませんが、
私には彼女の壮絶な重さが舞台から実感できる・・・気がします。
と、いろいろ言っておきながら、
当の本人はのほほんとしているかもしれませんが。
いずれ、何かのメディアで大きく取り上げられるかもしれません。
それだけ大きな魅力を持った役者だと思います。

 

子役からの演劇、学生からの演劇、大人になってからの演劇、歌舞伎の世界、
いろいろな方向性がありますが、彼女もまた特殊な環境。

 

大手の有名ミュージカルを観るのもいいですが、
大衆演劇である女剣劇も本当に勉強になると思います。
お子様も、大人も、一度見ておいて損はないでしょう。
生の観劇は迫力が違いますから。
それにしても物凄かった・・・

 

ある意味「ガラスの仮面」における、
「紅天女」の月影千草を観るために、舞台に毎日通いつめる速水真澄の父、
速水英介の気持ちがわかります。
TOKYO Web
美水甘

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