公演時期 | 2018/12/11→12 |
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会場 | 四谷区民ホール |
脚本・作詞・作曲 | 米田愼哉 |
演出 | 榎原伊知良 |
振付 | 佐藤千花 |
医療監修 | 堀正士 |
あらすじ水野由紀は京北大学経営学部3年生。 観劇感想話の流れ、演出的には大きく変化は無いので、2017年、2016年を参考にしていただけると幸いです。 昨今の若者の自殺の現状、 ニュースでも多数取り上げられたこともあり、 時事的なことも追加されていました。 こういうところはいいですね。 先進国の中で若者の死因で「自殺」が1位が日本。 だからこそ、こういったミュージカルが重要性を増す。 政府ももっと取り上げないと。 ちなみに蛇足ながら、若者の死因で「殺人」が1位なのがアメリカ。 それはそれでまた大変。 各国いろいろな事情があるものまた事実。 私的に気づいた変化1まずは、主役の水野由紀役、佐藤まりあの口調。微妙に変わったことにすぐ気づきました。 「〇〇わ」みたいに、語尾に「わ」をつけることが多い。 田舎から出てきた雰囲気、「もた~」とした感じも出ていた。 また、一幕最後のフラフラと歩くシーンも、前回とはまた違う雰囲気。 ここも良く研究している。 前回、前々回から大きく変化しているわけではないが、 微妙に変化させている演技。 歌唱力については言うことないな~ 語りかける歌い方。 ミュージカルの歌い方で、気持ちが入っているのがわかる。 単に歌を聞きに来た人と、舞台観劇で来た人とでは受ける印象が違うもの。 彼女の歌い方は伝える歌い方。 昨今のテレビは多数のハーモニーの歌声が多いけれど、 生歌のソロは本当に良いものだ。 私的に気づいた変化2じつのところ、主役の佐藤まりあではなく、彼氏、大川光役のは長倉正明に目が向いてしまう。 オープニングから。 なぜかというと佐藤まりあという女優は子役からやっていたこともあり、 ある程度完成されている。 に対し、長倉正明の場合は2016年から見ていることもあり、 あれからどれだけ成長したのか?という楽しみがある。 今回もひじょうに良くなった。 言い方は難しいが洗練されている感じ。 演技も、歌唱力も。 毎回見るたびに成長しているがわかる。 2016年なんて、本当にチャライ感じで「詐欺師じゃね?」なんて思ったほどだもの(笑) それと比べたら全然違う。 ノリは財閥のお坊ちゃんのままではあるけれど。 歌唱力も普通に成長している。 佐藤まりあの歌唱力とは比べ物にならないけれど、 それでも二人で歌うナンバーであれば十分。 とにかくも、水野由紀を思いやる演技がどんどん良くなっていく。 そこに尽きる。 ピックアップ
総括舞台の流れ的なものは大きく変わっていない。ただ、今現在における若者の自殺の現状を追加したり、 役作りのはばが増えたり、余裕がうかがえる。 テンポ良く、さらに観やすくなった。 世間一般の「自殺」「うつ病」の理解度はまだまだ低い。 「心の病気ではなく、脳の病気である」ことも。 たくさんの方々に認知してもらいたい。 ※敬称略 |