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ミュージカル「つまづいても」2018

ミュージカル「つまづいても」2018

満足度星星星空星空星
公演時期 2018/12/11→12
会場 四谷区民ホール
脚本・作詞・作曲 米田愼哉
演出 榎原伊知良
振付 佐藤千花
医療監修 堀正士

あらすじ

水野由紀は京北大学経営学部3年生。
小学生の時に父親を病気で亡くし、母との二人暮らし。
大学に入ってからは生活費と学費を捻出するために、
授業以外はひたすらアルバイトに励んでいる。
そんな由紀が3年になってゼミで出会った大川光と付き合い出す。
光は大財閥の御曹司。そんなちぐはぐな二人に愛と共感が育まれていく。
やがて3年の後半から就職活動緒が始まり、
ただでさえ苦しい生活が、時間、体力、金銭共に悪化し、由紀の様子に危険な兆候が。
(公式サイトより引用)

観劇感想

話の流れ、演出的には大きく変化は無いので、
2017年2016年を参考にしていただけると幸いです。

昨今の若者の自殺の現状、
ニュースでも多数取り上げられたこともあり、
時事的なことも追加されていました。
こういうところはいいですね。

先進国の中で若者の死因で「自殺」が1位が日本。
だからこそ、こういったミュージカルが重要性を増す。
政府ももっと取り上げないと。
ちなみに蛇足ながら、若者の死因で「殺人」が1位なのがアメリカ。
それはそれでまた大変。
各国いろいろな事情があるものまた事実。

私的に気づいた変化1

まずは、主役の水野由紀役、佐藤まりあの口調。
微妙に変わったことにすぐ気づきました。
「〇〇わ」みたいに、語尾に「わ」をつけることが多い。
田舎から出てきた雰囲気、「もた~」とした感じも出ていた。
また、一幕最後のフラフラと歩くシーンも、前回とはまた違う雰囲気。
ここも良く研究している。

前回、前々回から大きく変化しているわけではないが、
微妙に変化させている演技。

歌唱力については言うことないな~
語りかける歌い方。
ミュージカルの歌い方で、気持ちが入っているのがわかる。
単に歌を聞きに来た人と、舞台観劇で来た人とでは受ける印象が違うもの。
彼女の歌い方は伝える歌い方。
昨今のテレビは多数のハーモニーの歌声が多いけれど、
生歌のソロは本当に良いものだ。

私的に気づいた変化2

じつのところ、主役の佐藤まりあではなく、
彼氏、大川光役のは長倉正明に目が向いてしまう。
オープニングから。
なぜかというと佐藤まりあという女優は子役からやっていたこともあり、
ある程度完成されている。
に対し、長倉正明の場合は2016年から見ていることもあり、
あれからどれだけ成長したのか?という楽しみがある。

今回もひじょうに良くなった。
言い方は難しいが洗練されている感じ。
演技も、歌唱力も。
毎回見るたびに成長しているがわかる。
2016年なんて、本当にチャライ感じで「詐欺師じゃね?」なんて思ったほどだもの(笑)
それと比べたら全然違う。
ノリは財閥のお坊ちゃんのままではあるけれど。

歌唱力も普通に成長している。
佐藤まりあの歌唱力とは比べ物にならないけれど、
それでも二人で歌うナンバーであれば十分。

とにかくも、水野由紀を思いやる演技がどんどん良くなっていく。
そこに尽きる。

ピックアップ

  • 「心の風邪」という表現は初めて聞いたと思うのだけれど、前回も言ってたかな?勉強になった。
  • 全体的に間延びするのことが減り、舞台転換が早くなった。
  • M(ミュージック)の入りもあり、より舞台に集中できた。
  • 面接のシーンは毎回緊張感が走る。ここはこのままでいい。その後のギャップが重要だもの。
  • 出演者も舞台が繰り返されることにより、良い意味においての慣れが出て柔和になった。
  • アドリブっぽい、舞台の流れでのセリフ回しもいい。
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総括

舞台の流れ的なものは大きく変わっていない。
ただ、今現在における若者の自殺の現状を追加したり、
役作りのはばが増えたり、余裕がうかがえる。
テンポ良く、さらに観やすくなった。

世間一般の「自殺」「うつ病」の理解度はまだまだ低い。
「心の病気ではなく、脳の病気である」ことも。
たくさんの方々に認知してもらいたい。

※敬称略
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