「恋離 -KOIBANA-」2015年


満足度
公演時期 2015年1月21日〜25日
会場 中野ザ・ポケット
作・演出 増本庄一郎

あらすじ
「ねぇ、知ってる?女ってこの世で二番目に好きな人と一緒になった方が幸せになれるんだよ」
そう言って彼女は少し照れながら「結婚しよか!?」と屈託のない笑顔を浮かべた。
恋離「koibana」とは、
様々な時代の十人十色な恋の形をオムニバスで綴るコメディ!あ、いや、ラブストーリー。
(公式サイトより引用)
観劇感想
演劇ユニット MONKEY GLEAN旗揚げ公演。

上記のあらすじ、じつはあまり関係ないブラフ。
私自身も最初は、数話のオムニバス作品で1話完結、
ひとつの物語に主人公とヒロインがいる、ぐらいなお話しかと思ったぐらい。
ところが、通して観ると自分の家系、先祖を振り返るようにつながっている作品。
すぐには気づきませんでしたが、
各作品の冒頭に投影される西暦表示、
また、時代が変わるごとに何気ない台詞が過去の出来事を思い起こすことになります。
(元神風特攻隊であったり、父親がヤクザの親分であったり)
最初はずいぶん重いテーマで、淡々と話が進むな〜と思いきや、
じょじょに観ている方も理解してくる感じです。

つながっているとはいえ、個々を見ればひとつの物語。
違う作品に出演するメンバーは、その作風の違いから演じることにも苦労したと思う。
雰囲気、趣がまるで違うので、
自分の立ち位置、場のテンポ、自分自身で一度清算しないといけないもの。
この切り換え、私はなかなか難しいと思う。

この舞台のもうひとつの特徴は、小道具等のセットはいっさい無し。
基本は映像で背景に家の映像を流していました。
全く違和感ありません。
じつはプロジェクションマッピングだったんですね。
これには驚き。
見事にマッチしていました。
観客としても観やすく、受け入れやすかったです。
これはこれでアリだと思う。

ただ、違うベクトルとして思い起こすのは、映画監督、黒澤明の話。
とある映画の小道具でタンスの引き出しを開けてみたところ、
何も入っていないことに大激怒。
スタッフにしてみれば引き出しを開けるシーンもないため、何も入れなかったのですが、
黒澤明にしてみると映像に映らなくてもリアルを追及しているため、必要だとのこと。
演出家、監督によってケースバイケース。

物語の核心、
彼女が自分に対し「2番目に好きということ」
1番好きな人と結婚するよりも、2番目に好きな人と結婚した方が幸せになれる、
そんなフレーズが一人歩きしていたものの、じつはそんな単純なものではなかった。


1945年「夜明け編」で、真太郎と静子は結婚をしていたが、
政府の命により、真太郎は特攻隊に配属。
これを御国の為ととるか、志願ととるかは、本人の考えしだい。
すでに身ごもっていた静子を任せられるのは、かつて彼女を好きだった親友の和雄。
そう思った真太郎は、和雄に静子と子供を託すのであった。
それを受け止めた和雄ではあったが、彼との約束、そして自分自身への戒めのためか、
毎夜、静子に対し、自分へ「2番目に好き」と言わせることが日課となっていた。

この物語はけっこう淡々としています。
日本軍への召集状が和雄に届いたにもかかわらず、彼はそれを固辞。
このままでは村の存亡にかかわると、
村長を含め村人たちが引きこもっている和雄を説得しようと必死になっていた。
じつはただ単に行くのが嫌なのではなく、前述しているとおり、
すでに特攻隊で亡くなった真太郎との約束、静子と子供を守るために固辞していたのだ。
静子が嬉しい時に踊る踊りを初めて見て満足した和雄は、
日本政府の命令に受託し戦地へと旅立っていった。

佐野泰臣の和雄役が、ひじょうに味わい深い。
淡々としている性格とは裏腹に、真太郎と男同士で話し合っている時のあの熱い部分は、
とても心に残っています。
1945年の話しは、途中に女子プロレス的な面白ネタを入れてはいるものの、
基本は淡々とした流れなのでコメディ性はそこまでない。
それを佐野泰臣が、ある意味ひとり芝居にも似た演技力でもっていく、力強さがありました。

そして、支える妻、静子役の井上明美もひじょうにいい演技をする。
無表情で踊るダンスのところも、じつに丁寧。
1945年当時の女性の雰囲気を作り出す演技は大変だったとは思うけれど、
二人目の夫に尽くそうとする、奥ゆかしい演技はとても好感がもてました。
本当に気持ちが伝わってくる。


1984年「夜が明けたフリ編」では、芳江、銀二、竜之介の三すくみ。
芳江は銀二の彼女であったが、金のもつれからか避けるようになっていく。
銀二と竜之介は、当初は大親友の仲であったが、とある事件をきっかけに竜之介は刑務所へ。
銀二の裏切り行為ではないか?という噂が立ち込め、彼は組を離れる。
時が経ち、竜之介の出所祝いで組長と子分が「クラブホステス」へ。
そこには芳江が在籍し、それを追っていた銀二と鉢合わせすることに。
なんとはなしに、芳江と竜之介の関係に気づいた銀二であったが、二人は関係を否定。
タイミングの悪いことにそこへ貸金業が現れ、銀二に返済を求める。
期限の延長を求めるが聞き入れられるわけもなく、暴行を受ける。
止めに入った竜之介が貸金業者へ金を返済。
その金は、かつて所属していた組長からのものであった。
と、そこにかつて銀二が付き合い、振っていた女性が現れ、ナイフで腹を刺される。
芳江、竜之介が心配するものの、彼はひとりでその場を去っていく。
翌日、銀行強盗をするものの、失敗して警察に捕まる銀二の姿があった。

バブル全盛の時代?ということもあり、みんな羽振りがいい感じ。
ヤクザ系がかなり登場しますが、全員に雰囲気があって、かなり怖かったです。
怖い雰囲気の中に、途中途中、組長の面白い部分を入れていく感じ。
ただ、後半はかなりハードボイルド
80年代のトレンディドラマ風かな?

寿里のちゃらいお坊っちゃまの一清役や、矢部太郎の組長親分役も、ひじょうに面白い。
特に厳格な親分が声を出さずに部下にささやくところも、
ありがちなコメディではあるけれど、素直に面白かった。
この役を矢部太郎という配役も良かったし、彼の落ち着いた演技もバッチリだった。
ここは意外とハマリましたね。

棚橋幸代 芳江役。
彼女の観劇は本当に久々。
『GANg』2000年のリリー役以来。
15年ぶりとか(笑)
舞台で活躍しているのは存じあげていましたが、
ようやく観劇することができました。
当時のことは鮮明に覚えているけれど、ま〜美人なリリーでした。
ただの美人でなく、演技も歌もできたので、オールマイティー。
あんまり美人美人というと、他のリリー役に怒られるのでここまで。
今もあいわからずお綺麗なこと。
そしてさらに驚くのはスタイル。手足も体の線も細い。
相当鍛えてますね。
今回の芳江役は二人の男性の間に入る、けなげで優しい女性。
姉さんだけれど、そこまで姐御肌ではない。
パッチリ瞳は今も健在。
積極的に前に出るタイプではありませんが、
二人を見守るよう一歩下がった雰囲気が印象に残ります。

斉藤佑介 柴田銀二役。
この1984年では中心人物。
荒くれな雰囲気、すけこまし風、なめくさったのらりくらりとした表情、ひじょうに印象に残ります。
つっかかるような瞳もいい。
貸金業者に最初は暴行されつつも、
元ボクシングのチャンピオンということで、結果打ちのめしてしまう。
格闘シーンも良かった。
正直、ナイフで刺されながら、
翌日か後日、無理やり銀行強盗に行くのはつらかったことでしょう。
ここは演技面も難しかったと思う。
そこまでして銀行強盗しにいくか〜?と私なら悩んでしまうところ。

龍輝 山崎竜乃介役
1984年のもうひとりのキーポイントの男性。
出所後、姉さんと慕う芳江に出会い、話をするところがありますが、
おそらく銀二の良い部分を伝えたかったのでしょう。
それを銀二は勘違いをして、二人が付き合っているものだと思ってしまった。
(芳江に対して、気は元からあったとは思いますが)
しかも、本来であれば二人でとある組の鉄砲玉になるはずが、
竜之介だけが警察に捕まったため、銀二が裏切り者扱いになったという事実もあった。
そんな経緯があるにもかかわらず、竜乃介は銀二を恨むことはなかった。
龍輝が演じる山崎竜乃介はそんな立ち位置。
大きくでしゃばらない物静かで控えめな男。
銀二のインパクトが強過ぎるけれど、彼もまた芳江を心の奥底で愛するひとり。
そのことを表情に出すことはありませんが、
思いを胸にしまいこんでの演技だったと思います。


2015年「夜更け編」
場所はシェアハウス。
カスミにはソウタという彼氏がいるものの、病気で会えずじまいであった。
何度病院に行っても面会謝絶。
さらには自分の会社面接にも落ちる始末。
シェアハウスの住民も、それを察知してかそのことをあまり触れないようにしている。
ある時、タカヒロのスマホが机の上に置き忘れているのを発見。
「見てはいけない」と思いつつも、こっそりのぞいてしまうカスミ。
そこには、タカヒロとソウタが自分のことを気にかけているやりとりがあった。
そして、ソウタの今の現状も。

1984年でヤクザを演じているメンバーが、こちらではオタクを演じていることもあり、
その演じ分けは観ていて楽しい。
独特の言葉づかい、
プロジェクションマッピングを使ったLINEもどきのコミューニケーションも面白い。
私はそこまで詳しくはありませんが、オタ芸も頑張ってました。

2015年は現在ということもあり、ひじょうに観やすい。
こちらの方が他の作品よりコメディの部分が多い。
導入部分のオタク、オタ芸のところもそうだし、カオリとハルカの掛け合いも面白い。
SK2ネタはかなり多かった。
タケルは一見怖そうだけど、カメラいじりの変人だし、
トウマは速水もこみちばりの料理人のように見えて、
オードリー春日のような傍若無人な超マイペース男。
そしてそれに惹かれるシュン(笑)
ミュージカル女優のまり子や、シュンのWebデザイナーのクライアント?のメイサと、
個性が強過ぎる住民だらけ。

普段はアイドルを応援するオタク活動をしているが、
じつは医者を目指している大学生のタカヒロ。
寿里が演じましたが、彼の演技を観るのは、
少年陰陽師<歌絵巻>―この少年、晴明の後継につき― 以来。
この時は裸の肉体美が印象的でしたが、今回は裸無し。
タケルが肉体美を見せることになりましたが。
俗に言われるオタク言葉口調は違和感無し。
仲間から別れてシェアハウスに戻ると、じょじょに雰囲気も言葉遣いも普通に戻っていきます。
少し根暗で口数が少ない青年。
回りの住人が個性が強過ぎるので、地味な存在ではあるけれど、
オタク役とはいえ見た目のルックスと、背の高さは強く印象に残り、
プラスして清廉さを私は感じました。
演技としては、多くの言葉や身振り手振りで表現することが少ないので、
けっこう難しい役だと思います。
基本、内気ではあるけれど、積極性が無さそうに見えて、じつはソウタとネットで会話をしていて、
カスミのことを気にかけている。
表立った部分ではなく、影の優しさ。
派手な役でなく、こういった役で自己表現するのは難しいけれど、
役者冥利に尽きるとも言える。間違いなく糧になる。

逢澤みちる カスミ役
2015年「夜更け編」のヒロイン。
逢澤みちるに関しては、けっこう長い間観ています。
元は基本ダンスの子ですからね。
それが年を重ねるごとに演技にも磨きをかけていく。
私の場合、その成長途中、経過を観ている感じ。

で、ひとつ思うことは、彼女は気の強い役が多い。
今までほとんどそうかもしれない。
あくまで私の想像なのだけれど、オーディションなり、パッと見の印象が、
「気の強い子が、じつは」みたいなインスピレーションを起こしやすいのだと思う。
だから、同じようなタイプの役がくるのかもしれない。
まっ、本人のせいではないですけど。

このカスミは、彼氏であるソウタが病院で入院中。
しかも、面会謝絶が多くほとんど会えない。
さらには就職活動中だが、それもなかなかうまくいかない。
シェアハウスに帰ってきたら住民に不満をぶちまける。
そんな中、思いもかけずタカヒロのスマホを見てしまったカスミは、
彼がソウタとメッセージをやりとりすることに驚く・・・

基本、気が強いカスミではあるけれど、ただ単に気が強いという性格だけでなく、
面接での真面目な態度、シェァハウスでの住民との態度、タカヒロとの会話、
微妙な心の変化の演技。
それに加えて、タカヒロとソウタのメッセージが自分に対しての心遣いであることを知り、
彼女の心の弱い部分を露呈する。
そう言った複雑な演技がこのカスミ役には要求されるが、
逢澤みちるはよくやっていると思う。
気の強い役はどちらかと言えば得意だとは思うけれど、それだけでなく、
タカヒロとソウタのメッセージのやりとりを知った後の演技も良かった。
タカヒロの背中を使っての心の揺れ動きの演技が一番の見どころだとは思うが、
心のこもった良い演技。
2015年「夜更け編」は面白コメディ系だけれど、ここに感動を集約させた感じ。
何気ない日常からの流れなので、見ている方も感情が揺れ動く。
観客の視線が一番集中する場面での逢澤みちるは、
気が強いながらも心の奥底にあるけなげな部分を見せつけてくれた。

それはそれとして、オタク活動を辞めてタカヒロがカスミと付き合うようになるとすると、
他のメンバーとのやりとりがどうなるのかは後日談になる。
医師として勝ち組になったのだろう、と予想。
オタク仲間の今後が気になってしまうのは、別方向のことを考えてしまう私の悪い癖。


2051年「二番目の男編」
阿久津は、彼女ができない人を対象にしたロボットを購入。
とても従順であるものの、
「自分のことが好き?」と質問すると、「2番目に好き」と答えることに不満を抱く。
販売元に問い合わせると、「2番目に好き」にすることで、
購入者が「いつか1番になろう」という向上があるとのこと。

前述しているが、組長(1984年) 役も良かったし、この阿久津(2051年)役も、
矢部太郎は非常に良かった。
特に阿久津(2051年)は、テレビのイメージ通りのヘタレな感じそのままの役で、
観客としても素直に受け止めることができた。
そうだろうなと。
でも、その当たり前のようなことを普通に舞台上で演じるというのは、
それはそれで矢部太郎の演技の実力だと思う。
世の中のイメージ通りの演技を、舞台で演じるのだから。
弱々しい声なのに、意外と聞き取りやすいのは舞台経験の差か。

彼女、いわゆるSHLロボット役の桐生あやめは、まず可愛い。
普通にアイドルチックなルックス。
それから背筋がピーンとしていて、何らかのお稽古事は習っていたのでは?と予想できる。
役柄的には、男を惑わすような天然ボケキャラで、雰囲気的には素のまんまな感じ。
(どうやら、素のまんまらしいが)
あのブリッコ的な態度は、男だと騙されるだろうな〜とつくづく思う。
本気なのか、演技なのかわからないもの。
天然ボケキャラだと仮に結婚した場合、
「オレオレ詐欺」に引っかかってしまわないか心配。
恋人ならいいけど、結婚は・・・と躊躇する。
そんなことを考えてしまうぐらい、この子の天然ぶりの演技は魅力的だった。
セリフ口調も、この役だからかも知れないが全く違和感ありませんでした。
演技的にやりやすい役だとは思うけれど、イメージはピッタリ。


「SHL研究所」
このロボットを開発していたのが「SHL研究所」であり、
その責任者が1945年、特攻隊となった真太郎の子孫であった。
ロボットに組み込まれている1番好きな人、それが彼でもあった。
そしてこのロボットに隠れたものが受け継がれている。
1945年、静子が嬉しい時に踊ったという踊りが搭載されているのだった・・・

1945年、静子にとって、1番が真太郎、2番が和雄。
1985年、芳江にとって、1番が銀二、2番が竜之介。
2015年、カスミにとって、1番がソウタ、2番がタカヒロ。
それが2番の意味合いだった。
彼にとってその家系がトラウマだったのであろうか?

「SHL研究所」の責任者である先生の秘書(?)の片桐サチ。
じつは彼女もまたロボットSHLであった(初期?プロトタイプ?)
ふと、彼女は「先生」に問います。
「2番目に好き。でもいつか彼女たちも、その人を1番に好きになってもいいのではないか?」

内田讓 先生(SHL研究所)真太郎(1945年)
基本、すべては彼につながる物語。
特攻隊に赴く真太郎(1945年)の真っ直ぐな演技は強く印象に残っています。
先生(SHL研究所)役の方は、
真面目で優秀なのだけれど、ちょっと抜けている部分もある性格。
ある意味天然。それがSHLに受け継がれているのかもしれない。
全部のロボットというわけではないけれど。
私のイメージだと非常に清廉された「先生」
嫌味がないし、本当に真っ直ぐ。
独特な天然な雰囲気がコメディになっているのかは、微妙なところではある。
なんとか回りが面白おかしく盛り上げている感じかな?

その「SHL研究所編」のお笑い担当は、山田長作役の今井英二
ある意味「三段落ち」的な役割を担うわけだけれど、
美味しい役だし、コントのような感覚。

棚橋幸代は片桐サチ(SHL研究所)でも登場。
じつはプロトタイプのSHLのロボットであった、という感じなのかな?
その為、ロボットたちが相手(彼氏)を2番目に好きという設定について、
なんとなくではあるけど、納得がいかないというか、
いずれは彼氏を1番好きになる自我が生まれるとかを考えている。
というか、そもそもこの片桐サチもロボットであるとすると、
他のロボットと同様に先生が1番好きなはず。
しかし、彼女の場合は他の人間が1番に組み込まれていて、
2番目に好きなのが先生になっているのかもしれない。
そのジレンマが、この発言のような気がする。
先生のことを1番好きになっている・・・
私の深読みでしかないが。

SHL研究所では片桐サチはそんなに印象は無いのだけれど、
一番最後になって、自分の気持ちをストレートに発言するところが最大の山場となる。
1984年の芳江役のようなはかなげな役もいいけれど、
瞳を大きく見開いて真っ直ぐに「先生」に問いかける、真面目で優秀な雰囲気も抜群。
キリッ!と凛とした、何かを訴えかけるような表情付けはとても印象的。

総括
SHLロボットが「ハイ!」ではなく、「ヘイ!」という返事、
1945年「夜明け編」で静子が踊っていた踊りを各ロボットにも受け継がれている理由、
観ていて私が理解できない部分もありました。
1回しか観ていないので、うろ覚えの部分があるのかもしれません。
2回だと気づくのかも。

各話、オムニバス作品と思いきや、全てがつながっている作品。
1945年、1984年、2015年、2051年、各所にコメディ部分もあるけれど、印象度は異なる。
また、各時代背景も違和感なく、
あの時代そうだったんだろうな〜と納得できるものでした。
2015年が一番しっくりくるので観やすかったかな。
これが旗揚げ公演なので、次回作にも期待したいです。

(敬称略)
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