カゴメ劇場2014「ピノキオ」

満足度
公演時期 2014年7月23日→8月27日(各地)
会場 東京 ゆうぽうとホール

観劇感想
今回は久々に、東京ゆうぽうとホールでの観劇。
地方と比べると、客層とか、お客様のノリとか、雰囲気とか、
微妙に異なりますね。
そういった違う部分を観察するもの面白い。

あくまで私の印象として、
会場外でのキャラクターとのツーショットは、
地方の方が盛況のような気がします。
子供たちの反応、特にダンスを一緒にするコーナーは、
都会の子の方が積極的かな?
かなり多数の子が踊っていました。

1部は歌とダンス、
2部は「ピノキオ」の舞台という構成。

1部は例えるならば、
NHK、Eテレで放送されるような「お母さんといっしょ」的なノリ。
これが当たった。
子供たちへのクイズ参加はもとより、
今回は長めのダンスも練習。
見渡すかぎり、子供たちは相当喜んでいる。
一緒になって踊りますからね。
こういった演出の方が、子供たちは確実に喜ぶ。

1部の出演者は小林風花に、男性ひとり、女性ふたり。
MCは小林風花が主導。
何年もしているので、MC力も高くなりました。
これは経験が成せる技。
そしてさらに気づいたのが、お姉さん口調。
これは相当研究したでしょ?
去年とは見違えるほど。
子供たちをのせる言い回し方もうまい。
「フフフ」という単純な笑い方でさえ、かなり研究している。
これが一番の驚き。

ライブも生歌。
まー小林風花ですから、
歌唱力は抜群なので何も言うことはありません。
テレビはCD音源そのままの口パクばかり。
子供たちには、ぜひ生歌を聴かせてほしいと切に思う。
今の時代、そういったことに関しては子供たちの方が敏感でしょう。

2部。「ピノキオ」
そもそも、「ピノキオ」の原作自体が長い。
原作本も長く、アニメ「樫の木モック」「ピコリーノの冒険」
こちらも長かった思い出。
それを30分強?の舞台につめこみます。
脚本、頑張った(泣)

スクリーンに投影してのCGがあったり、
悪者が「ピノキオはどっちへ逃げた?」という質問を、
会場の子供たちになげかけ、
子供たちが嘘を教える、なんてところも面白い。

「ジャックとまめのき」「3びきのこぶた」では、
悪役の着ぐるみが出てきただけで、泣きわめく子供たちが多数いました。
「ピノキオ」ではサーカスの団長がその立ち位置でしたが、
今回は、そこまでの泣き声は聞かれませんでした。

サーカスのロバ、もしかしたら、子供がロバになった、
という布石もあったのかな?
それから、前は「ゼペットじいさん」という言い方でしたが、
最近はパパなんですね。
ここは時代の流れを感じました。
子供向けとしては、十分な内容。
(敬称略)
トップ   観劇一覧