カゴメ劇場2012「ジャックとまめのき」

満足度
◆公演時期   2012年7月27日
◆会場 大宮ソニックシティ
◆原作 イギリス童話
◆脚本 太田愛
◆演出 三浦哲郎
◆音楽 河野土洋
◆振付 外山晴菜

あらすじ
ある日ジャックは母親に言われて牛を市場へと売りに行く。
しかし、途中で会った男の言葉を信用し、豆と牛を交換してしまう。
家に帰ってその話しを母親にすると、母親は呆れ果て、豆を庭に捨ててしまう。
次の朝にその豆は天空まで届くほど大きく成長していた。
ジャックは豆の木を登ると、雲の上には巨人の城がありました。
観劇感想

カゴメ劇場2011「長ぐつをはいたネコ」から、続いての観劇。

と、その前に雑感。
ひとつ面白かったのは、
子供たちが劇場外でのカゴメのキャラクターとの撮影会。
ゆるキャラっぽい、トマトのモグモは、
なんとなく一緒に撮影しても嬉しいのはわかります。
ところが、他にもふたり(?)キャラがいまして、
紙バックのトマトジュースと、トマトケチャップのキャラ。
これが、ど〜考えても、ただ単に紙パックとトマトケチャップに、
目と手足がついただけのキャラ。
私としては「モグモ一択だな〜」なんて思いましたが、
3キャラとも、撮影会で並んでいました。
これには驚く。
みんなキャラと一緒に撮影したいんですね。
失礼ながら、そこまですごいキャラクターでもないのだけれど、
ぬいぐるみのゆるキャラのパワーには驚かされました。
みんな、今か今かと撮影を待っている感じですからね。

さて、本編。
今回は子供たちにとっては、かなり怖い内容だったかもしれません。
とにかく会場で泣きわめく子供たちが続出。
ガチ泣き。
その問題がなんなのかというと、敵?というわけではありませんが、
大男のダンカンのせい。
普通のぬいぐるみよりも、かなり大きいキャラ。
古いたとえで申し訳ありませんが、
「8時だよ全員集合」にも出てきた、ジャンボマックスに似ています。
あれのオオカミ、山男っぽい感じ。
もちろん、大人が見るかぎり、かなりデフォルメしていて、
怖くもなんともありません。

にもかわわらず、これが子供たちにとってはダメでした。
ここまで泣くとは、主催者側も意外だったでしょう。
大人にしてみると、全く怖くないのですが、
子供たちには受けが悪かった。

前回はぬいぐるみ以外の出演者は主役だけでしたが、
今回はジャックの小林風花と、ジャックのお母さん役の小山内綾子のふたり。
小林風花はカゴメ劇場2011「長ぐつをはいたネコ」ではネコ役でしたが、
今回は完全に男の少年役。
演技的にはバッチリハマッていて、特に言うことありません。
あとは、のら犬のジョーが、とぼけた感じで面白かった。

総括
完全に超低年齢向けの舞台なので、
どういういうことはありませんが、
まさかあそこまで大男ダンカンが子供たちに嫌われるとは思いませんでした。

改めて子供向けミュージカルの舞台作りは難しいと感じます。
大人から観ればなんてことないシーンなんですけど。
子供たちにとっては一大事。
間違いなく今後は修正してくるでしょう。

それから、カゴメなので別件として一言二言。
「タコライスソース」は当たり。
私も食しています。これは簡単ですし、野菜もたくさんとれてヘルシー。
ただ問題は、「イタリアン風 トマトしょうが焼き」
これが無くなったのが残念。
すごく好きだったのに。
いつか、また復活してほしい。
(敬称略)
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