日本、中国へのODA(40年で3兆円)終了へ

   

日中両政府は、日本がおよそ40年にわたって続けてきた中国に対するODA=政府開発援助を、今年度の新規案件を最後に終了することになりました。今後は対等な立場で新たな協力方法を話し合う「開発協力対話」を立ち上げ、途上国支援などで連携を図ることにしています。

日本の対中ODAは中国が改革開放政策を打ち出した翌年の1979年から始まり、有償資金協力の円借款や無償の資金協力、それに技術協力を通じて、合わせて3兆円以上を供与し、中国の経済成長を支えてきました。

トップニュースのはず

このニュースは本当に重要でしょ?
やっと終わる。
この話しは30年以上前から言われていた話。

40年で3兆円

ま~ようやくということにはなるけれど。

そもそもの流れとして、

中国は第二次世界大戦における日本の戦争賠償放棄をした。
画期的なことだと思う。
(日中平和友好条約の際はゴタゴタがあったようだが)
それもあって、当時の日本としては申し訳ない気持ちもあり、
1979年から中国に対して巨額な「政府開発援助」(ODA)を提供し始めた。
公には言わないが、戦後賠償保証のようなものだと思う。
そこまでは良かった。

経済大国になったのに、発展途上国とも言う

中国はどんどん発展していく。
ついにはアメリカに次いで経済大国に。
にもかわわらず、国民ひとりひとりのGDPは低いとか、
お金を援助してほしい時は「まだまだ発展途上国」と自ら言って支援を求め続けていた。
日本が渡した「政府開発援助」(ODA)が中国に渡り、
そのお金で中国がアフリカに支援をする。
ようは中国がアフリカ各国を助けてあげた、というふうになってしまう。
「それはずるい!」と、一般の国民も言い続けていた。

ODA終了後の駆け引き

それを考えると、本当にようやくだと思う。
ただよく考えると、焦点:日中財務対話、通貨スワップ再開で大枠合意| ロイター
ということもあり、
いろいろと駆け引き、ディールがあってのODA終了だとは思う。
野村HD、中国政府系と共同でファンド設立へ :読売新聞
これもかなり意味があると思う。
アメリカが中国に対して本気で貿易戦争にもっていきそうなので、
日本と協力していこうというスタンスなのだろう。

習近平氏の訪日へ

先日なんて期待値だけで、上海市場は4%(日経だと800円以上?)も上がりましたからね。
どこまで信用していいのか、いまだに良くわからない。
ただ、

10月25~27日、安倍晋三首相が日本の総理大臣として約7年ぶりに中国を公式訪問する。
ダイヤモンド・オンライン

7年ぶりですからね。
日中平和友好条約発効40周年もあり、
来年、または再来年のオリンピックに習近平氏の訪日を目論みたい考えでしょう。

NHKニュース
NHKニュース2
朝日新聞デジタル
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