「プリンプリン物語」47話48話の感想

   

47話

オサゲの前に現れた少女の名前はピコピコ。
火の神様のために踊る、踊り子。
今夜踊るというのに、その瞳はどこか悲しげ。
そんな感覚を持ちながらも、オサゲは亡霊であるキャプテン・チックの落としものであるメガネをもって、
その場をあとにした。

ワット博士に解剖されるおそれがあるため、逃げるキャプテン・チックの亡霊。
キャプテン・チックの生体メカニズムを研究しようと追いかけるワット博士。

一方、オサラムームーにあるランカーの別荘。
ランカーの私室が突然暗くなり、秘書のヘドロを呼ぶランカー。
ヘドロは先の洞窟での負傷で、あちこちが包帯で巻かれている状態。
そんなヘドロでも暗くなった理由はわからない。

そこへ笑い声、スモークとともに、キャプテン・チックの亡霊が現れる。
キャプテン・チックはすでに「プリンプリン物語」を1話からテレビで見ており、
ランカーの悪事も全て知っているとのこと。
ランカーにしてみると、キャプテン・チックの話しは戯れ言、能書きにすぎない。
気に入らないランカーは亡霊は排除することに。
亡霊に対抗するのは光。
と、大きなライトをキャプテン・チックに向けるとまばゆい光が当たりを照らし、
キャプテン・チックの亡霊は消えていった。
(そっか。亡霊、幽霊はこんなに簡単に光に弱いのか。ちなみにランカー、ヘドロともにサングラスをしているのが芸が細かい)

オサゲはプリンプリンの元へ。
結局、キャプテン・チックが落としたメガネを渡すことができず。
そのかわり、この島でおこなわれる火祭のことを伝えた。
毎日何もしないオサラムームーの住民だが、
火祭だけは働く不思議さ。
そこへマイホームとワット博士が現れる。
「火祭とはどういう踊りなのか?」
みんながみんな、各々の踊りを披露する。モンキーまで。

そして夜、プリンプリンたちは火祭の会場に到着。
すでに舞台の上ではピコピコが踊りを披露していた。
そんな時にカセイジンの予感が発動!
「事件だ。きっと何か事件が起こる」
なんと舞台上に、ヘドロが現れた。

47話の考察

幽霊が光が苦手というのはけっこう新鮮。
幽霊、化け物、妖怪、ま~いろいろ解釈が異なりますが。

問題は火祭。
なにやら人柱的な匂いがするのですが、
子供番組でそれをやるのは難しいところ。
他に何か理由があるのかな?

「スポンサードリンク」

48話

火祭の舞台で踊りを披露するピコピコ。
そんな中、カセイジンの予感が発動!
「何か事件が起こる」
と言ったそばから、舞台にヘドロが登場。
「やめー!中止ー!ストップ!」
「どうして途中でやめるの?」
「ここで踊っても一文にもならない。ランカー様の別荘で踊ればお金をもらえるのよ」
「私は火の神様のために踊ります。お金なんていりません。私の踊りはひいお婆さんから伝えられた、大事な大事な踊り」
「ランカー様のために踊ればお金がもらえるのよ」
「そんなことをしたら罰をうけるわ。火の神様から罰をもらいます」
その舞台上に今度はプリンプリンが。
「あなたにお話しがあるの」
「私もだよ。私を助けたと言いふらしてるそうじゃないか」
自分は目眩がしただけだと言い張るプリンプリン。
それを見ていたボンボンもはヘドロが岩の下敷きになっていたと声をあげるが、
聞く耳をもたず、「おだまり!」と銃を発砲する始末(空砲)

「ピコピコさんの踊りを止めるのは、あまりにも勝手よ。あなたのおかけでみんなが迷惑てるのよ。それがわからないの?
ヘドロさん、お帰りなさい」
ヘドロに対して意見をするプリンプリン(プリンプリンけっこう強気だわ。これは引かないタイプ)
その強気なプリンプリンの手助けをするため、舞台下で見ていたボンボンたちは、
「ヘドロ、帰れ!」
とシュプレヒコール。
会場の独特な空気に、ヘドロも退場してしまう。

そのヘドロを追っかけてきたオサゲ。
「ハラヘッタ」
という言葉とともに、ヤシの実がヘドロに落ちていく。
「もっと何か食いたいよ~」
という言葉とともにに、今度はオサラムームー芋が地中から伸びてきて、ヘドロに当たる。
その言葉の繰り返しにヤシの実、芋が何度も襲いかかってきて、もうろうとするヘドロ。

一方プリンプリンは、ジードロとバードロから火祭についての話を聞いていた。
昔々、怠け者の神様がいました。
他の神様はたくさん島を作ったのに、怠け者の神様はたったひとつしか作りませんでした。
それがこのオサラムームー島なのです。
オサラムームー島を作った神様はそのまま眠ってしまいました。
それからずっとずっと今まで眠っているという。
その神様のことを火の神様と呼んでいる。
なぜなら、怠け者の神様は退屈をするとあくびをする。
そのあくびが火となって、火山のてっぺんから吹き出る。
火山が時々火を吹くのは、神様のあくびなのです。
だから、私たちは退屈している神様をなぐさめるために、
火祭の踊りをするのです。

でも、火祭の踊りが踊れるのはピコピコだけ。
前はピコピコのひいお婆さんが踊っていた。
なにしろ99歳。
ピコピコはひいお婆さんと二人きり。
だからひいお婆さんに何かあったら・・・

ピコピコが時々とっても悲しそうな顔をするのはそのせい・・・
ようやくことの真相がわかるプリンプリン。

ランカーの別荘に戻ったヘドロ。
頭には包帯が。
プリンプリンの行動に腹をたて、ランカーにことの顛末を伝えるヘドロ。
ランカーはピコピコの踊りが見たいという。
でも、ピコピコはお金では動かない。
その話を聞いたランカーは、

弱みをつけ

とヘドロに命令する。
ピコピコのひいお婆さんは死にかかっているという。
それを考えろと。

海岸の砂浜にいるプリンプリンとオサゲ。
「ピコピコのお婆さんは死にそうなのか・・・なんとかならないかな~」

48話の考察

プリンプリンの気の強さ。
負けん気の強さ、気高さ?それが顕著にでた回。
優しい言葉づかいで強くでるなんて、なかなか芯の強いプリンプリン。
これにはヘドロもさすがにビックリしていた。いや、私もだ。

とにかくピコピコが人柱にならなくて良かった。
ひいお婆さんのことが気がかりだったんですね。
このへんのことは、子供だった当時は全く覚えていません。

来週の予告で「終」マークあるけれど、終わりなのか?
アタックナンバーワンも途中で終わったし、気になるところ。
来年違う時間帯とかになればいいんだけれど、さて。
プリンプリン物語 - NHK

 - テレビ