「プリンプリン物語」45話46話の感想

   

45話

キャプテンチックによる共通二次試験。
「最も尊敬する人は誰か?」
ボンボン、プリンプリン、モンキーに問いかけるチック。
尊敬する人でなくても、好きな人でもいいとのこと。
「プリンプリン」と言いたいところだけれど、目の前すぎて逆に恥ずかしくなるボンボン。
そんなボンボンに、花のアナウンサーも自重をうながす。
がしかし、ボンボンは即答。
「俺が一番好きなのはプリンプリン!」
「落第」
と答えるチック。
「正解は、キャプテン・チック様」
「そんなのずるい~大人ってずるい~」とごねるボンボン。

だがそんな時、モンキーがある予兆をキャッチする。
誰かの足音だ。
それはオサゲとカセイジンであった。
ランカーとヘドロがこちらに向かってくることを伝えにやってきたのだ。
今出たらランカーに捕まってしまう。
ただもうすぐ満ち潮。このままだと全部水びだしになってしまう。
と、再び足音が。
今度はヘドロとシドロ、モドロが現れた。

ヘドロは海賊キャプテン・チックの宝物を受け取りにきたのだという。
「そうなると、海賊キャプテン・チックの試験を受けないとね」
と亡霊に尋ねようとするが、その亡霊がいない。
あるのはガイコツのみ。
ヘドロは亡霊話しには耳をかさず、宝物のありかをプリンプリンから聞くため、
カセイジンの頭に銃をつけつけた。
とそこに、キャプテン・チックの亡霊が再び現れる。
「いいぞ、いいぞ、その調子だ。ヘドロとやら、全員撃ち殺してしまえ」
その言葉は逆にヘドロの期限をそこねることとなった。
「何を言ってるんだい。だったらお前から先に撃ち殺してやろうじゃないの」
とキャプテン・チックを撃ってしまうヘドロ。
とたんにキャプテンチックは燃え上がり、さらには地震、天井からは石が。

一目散に逃げようとするプリンプリンたち。
だがプリンプリンはひとり逃げようとしない。
天井から落ちてきた石で下敷きになり、助けを求めているヘドロの声が聞こえていたのだ。
「ヘドロを助けるのよ」
プリンプリンの言葉に動揺するボンボン。
「あいつは君にピストルをつきつけたんだぜ。カセイジンを殺そうとしたんだぜ」
「お願いボンボン、力を貸して・・・」

洞窟の外ではランカーが宝物をいまかいまかと待ち望んでいた。
そこに逃げ出してきたシドロとモドロが現れ、それどころじゃないと慌てふためく。
地震とともに、オサラムームー島の火山も噴火。
プリンプリンとボンボンはヘドロを救出し、外で待っているランカーに預け、その場を去っていく。
「もしプリンプリンが助けなかったら、今頃ヘドロは岩の下敷きになって死んでいたんだ。そのことを覚えておけよ、ランカー」
と捨てセリフ(なかなか王道な捨て台詞だ)
そして、それだけで終わらず、モンキーがランカーをひっかく。
猿嫌いなランカーは驚天動地。

「もし人を殺さなければ手に入らない宝だとしたら、もし自分の手を血まみれにしなければ手に入らない宝だとしたら、それがどんなに立派な宝でも、どんなに高価な宝でも、私いらないわ」

火山は激しく噴火。
それを見つめる、プリンプリン、ランカー、ボンボン、島の住民たち・・・

エンディングは「ハッピーアドベンチャー」のナンバー
オサラムームーの島の風景からの洞窟、そして火山を見つめるプリンプリンへ。

45話の考察

まずなにより、ヘドロの「悪」がわかるのが、子供たちには単純でわかりやすい。
今だったら、カセイジンの頭にピストルをつけつける時点で規制される。

そんな極悪非道なヘドロが岩の下敷きに。
プリンプリンはそういう行為があったとしても、助ける。
心優しいというか、純粋というか。
現実はそんな甘ったるいことはないのだけれど、
理想論を語る、しつけが重要な子ども向け番組では当然なところ。
これが深夜番組であったら、そうはいかないかな?

この火山で、この島の人たちののんびりしたことを考えると、
このまま崩壊なのでは?なんて憶測するのですが、
たしかそうはならなかった記憶があるので、これからどうなるか?
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46話

当時の月曜日ということで、先週までのあらすじ。
プリンプリン、モンキー、ボンボン、オサゲ、カセンジン、ワット博士、マイホーム、
一同が集まり、オサラムームーでの出来事の振り返りを話し始める。

オサゲとカセイジンの会話から、オサラムームーでは、雨も、嵐もない。
だからのんびりできる。ということが推測された。
(いや、これは初めて知った)

オサラムームー猿のことがようやくここでは問われる。
(やっとか。というか本編で全然ふれられず、忘れ去れてましたからね)
赤ん坊のころから一緒にいたモンキーは、オサラムームー猿なのか?
ワット博士が言うには、どこにも猿がいないとのこと。

そんな談義をしている最中、カセイジンの予感が発動!
「今にあたりが暗くなる」
と言った瞬間に、当たりが暗くなる。
その暗闇の中から現れたのキャプテン・チックの亡霊。
(あらすじとはいえ、ここで登場か。意外すぎる。他の知らないメンバーもいるだろうし)
何をしに来たの?とプリンプリン。
「火祭の踊りを見物に」
キャプテン・チックが言うには、火山が噴火すると、島の住民は火祭の踊りをするのだと言う。
亡霊であるはずのキャプテンチックだが、ワット博士は意に介さず、聴診器をもって調べ始めた。
動物学者であるワット博士は、亡霊を解剖したいのだという。
メスをもったらワット博士に驚き、逃げてしまうキャプテン・チック。
そしてそれを追いかけるワット博士。
(子供向けとはいえ、キャプテン・チック弱過ぎる)

キャプテン・チックは逃げ出す時にメガネを落としており、
それを届けてほしいと、プリンプリンはオサゲにお願いする。
プリンプリンのためなら、とキャプテン・チックを追いかけるオサゲ。

そのオサゲが働いている島の住民に驚く。
いつもは何もしないのに、なぜ大人も子供も働いているのか?
島の子供たちに聞くと、火山が噴火している方向を指指す。
「火山が火をふいている。それと何か関係あるの?」
「おおありよ」
と答えたのはひとりの少女だった。
名前はピコピコ。
「今夜は火祭り。だからみんな働いているの。火祭の踊りの舞台を作っているのよ」
「もしかして、君も踊るの?」
「そうよ。火の神様のために」
「どんななんだろ?火の祭の踊りって」

46話の考察

当時の月曜日ということでの、あらすじ。
そして前回の振り返りではあるが、そこから普通に本編にもっていくことに驚く。
雨も風もないことや、オサラムームーに猿がいないことも初めて知る。
見ている人は驚きの事実だ。
なぜかコメディチックなキャプテンチック。

それよりも、初登場の美少女ピコピコ。
こんなキャラいたのか。
当時の記憶としては、全く覚えていない。
言い方失礼だが、オサラムームーの人はみてふくよかなのに、
彼女はスレンダー。
踊り子のようだが、踊り子としては働いているためだろうか?
それともオサラムームーの隠された王女とか?
新キャラが増えると、楽しみが増えますね。
プリンプリン物語 - NHK

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