トランプ氏 大統領選後初の記者会見を見ての感想

   

予想以上にヤバイ記者会見だった。
マスコミは「大統領になれば発言もおとなくしなるだろう」という主旨の記事もあったが、
今回の記者会見を見る限り、今までの発言そのままが続く予感が物凄くする。

トランプはとにかくアメリカの雇用第一。

これが全て。
だからメキシコにもやはり壁を作ると言っているし(フェンスではなく壁)
関税もかけると言っている。
(アメリカで作れば、その分その製品は通常の値段より2倍から3倍高くなるが)
トヨタとか、自動車産業は頭が痛い話。
ここは変わらない。

大統領になれば、ツイッター発言はまともになる、という予想もあったが、
なんだかこの調子で呟きそう。
企業が彼の発言で一喜一憂するのも、どういうものか。

そして、トランプの中で、外国と言えば、
ロシア、中国、メキシコ、日本しかない。
それ以外は「その他」という部類。
これもまた凄い。

マスコミとのプロレス的対決

そもそも最初の会見がメディアとの対決姿勢。
(ヒラリーよりのマスコミだったから仕方ないが)
マスコミからのロシアとの関係は雲に巻く。
CNNとの記者の対決はプロレスにも似て、答えない。
そして最後は途中で退席。
凄い会見だった。

株価、為替も乱高下

この内容を受けて失望をしたのか、
ドルは100ドル以上暴落。
日本を叩いているのに、なぜか円高に。
今年は激しい相場になりそう。

ガチでアメリカ第一主義

特に私が思ったのは、トランプさんはガチでアメリカ第一主義で、
アメリカの利益にならないことはしない。
グローバルな視点で考えることはしない。
ということは、やはり在日米軍の駐留経費、これを日本に相当負担させてくると思う。
「日本は他国に比べて相当負担してますよ」と日本側は言ったものの、
それでも納得いかず、パーセンテージを上げてくる可能性がある。
(ドイツや韓国等、他の駐留米軍がいる国にも負担させてくる)

その時、日本はどうするのか?
「嫌なら撤退させる」とか、トランプさんは本気で言ってきそうな雰囲気。
だとしたら、日本自身も本気で自国の守りのことを考えるべき時期なのだと思う。
これは日本人自身も本気で考えないといけない事態になる予感。

やっぱりトランプは一筋縄ではいかない。
アメリカ国民もトランプの本性がわかってくれば、
だんだんとレームダックする可能性もある。
それも考えなくてはならない。

経済界にとって、今年は凄い年になりそうだ。
アメリカだけの問題ではなく、巡り巡って自分たちにも影響が出てくる。
NHKニュース

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