小林風花、歌い方を変える。

久々にライブを見たのだけれど、
まさか歌い方を変えるとは。

そもそも彼女は、NEWSエンターテイメントスクール自主公演 『青い空の彼方へ』の頃から、
歌唱力については定評がありました。
ここから、ミュージカルキッズアルゴ　「かぐやの浦島モモタロウ」　等、
舞台にも出演していきます。
年を重ねるごとに歌唱力も増し、抑揚ある高音も丁寧で綺麗な歌い方、
というのが私の印象でした。
なんとなく、私のイメージとして、
歌のうまい人は声質も綺麗、という感覚にとられわていました。
それが、彼女の久々のライブで、考え方が一変しました。
なるほど、こういう歌い方できたのかと。
伝え方がひじょうに難しいのですが、
声、歌い方に個性をもたせるようにしてきたという感じ。
飛躍すぎる例ですが、ブルースの女王淡谷のり子は、
あのガラガラな声をだすために、あえてタバコを大量に吸っていた、
という話もあります。
あくまでこれは極端な例。
今まで美しさを追及してきた歌い方であったものを、
「グワッ」というか、荒々しさというか、言葉の強さ、凄味というか、
異なった部分を入れてきたことには本当に驚きでした。
今までの自分の歌い方を否定するわけではないけれど、
そこからさらに一歩踏み出す歌い方なのかもしれない。
小林風花ほどの歌唱力のある子が、こういう変化をもたらすということは、
歌をメインに活動する人にしてみると、日々進歩、日々努力ということなのでしょう。
子役時代は「歌がうまい」でいいけれど、
大人になってからの活動としては、さらにそれを進化させる。
ミュージカル系の歌い方と、歌手として聞かせる歌い方とでは、
ケースバイケース、使い分けが大事。
新しい歌い方にチャレンジ、未知なる領域に踏み出す勇気、
探求する歌に終わりはない。
小林風花オフィシャルブログ Sayaka Note

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