メインはスイスのシモン・アマン。
小柄な体格ながらそれを補う抜群のバランス感覚。
その対抗がオーストリアのシュリーレンツァウアー。
彼は背が高く、加速度が増すジャンプには有利。
なによりまず、二人の歩んできた背景が違います。
シモン・アマンの生まれは本当にド田舎。
まさにアルプスの少女ハイジのような自然に囲まれた場所。
そこで小柄なことから、アルペンスキーでは他の人にたちうちできない。
ふと見るとジャンプ競技をやっていて、飛び入り参加してみるといきなり優勝。
そこから彼のスキージャンプ人生が始まります。
人間はだいたい上下左右に動いて体を真っ直ぐにたもとうとするのですが、
彼はほぼ上下だけ。
ということは、それだけ重心がぶれずに真っ直ぐ飛ぶことができるそうです。
そして天才的な踏切。
これも、ぶれない重心の成せる技だそうです。
対抗はオーストリアのシュリーレンツァウアーは、
英才教育。
スキージャンプのエリート養成所からの選出。
オーストリアはこのような機関がすごいんですね。
このふたりの対決・・・だけでなく、
日本人や他の選手の活躍も楽しみです。
NHKバンクーバーオリンピック