「コールドケース」シーズン2「チェス」を見た感想

   

噂には聞いていたので、1回見てようかな~と思い見たのですが、
すごく重い話しにビックリ。
もしかして物語の中でも、かなりつらい話のひとつでしょうか?

殺人事件に時効がないアメリカ。
迷宮入りとなっている未解決事件、通称"コールドケース"

ということで、
過去の事件の映像、現在の映像が、
フラッシュバックで交差する映像手法。
なかなか面白い演出。
関係者と話している時や、逮捕される時も、過去の姿の映像になったりします。

 

今回のこの「チェス」
ま~重い。
テーマは人種差別。
40数年前の未解決の黒人撲殺事件。

 

ところどころに、白人が黒人を差別する描写。
キング牧師、マルコムXの言葉も多々引用。

 

深夜放送メインのようですが、
たしかにお昼には見られません。
あまりにも殺人描写がちょっと・・・

 

ただ、アメリカが凄いのは、
こういった人種差別があったことを、
きちんとドラマ化できることなんですよね。
日本では到底無理でしょう。
いろいろな団体からケチをつけられますから。

 

過去の黒人の少年役。
まっすぐで、真面目で、正義感あって、矜持をもった少年。
それゆえに、最後は己の信念を全うしてしまい、
逆に逆鱗に触れてしまう。
若さゆえだけど、彼の言葉を誰が非難できるだろうか。
ものすごくいい役者でした。
目が離せないほど。
すばらしい。

 

役者の演技を肥えた目で見る人は、日本のドラマより、海外ドラマを見るでしょうね。
日本のドラマが幼稚に思えてしまう。
もちろん、素晴らしい監督、脚本家、役者もたくさんいるけれど、
番組自体はそんなに多くないです。
「CSI」とか、こういった海外ドラマを見てしまうと、
ますます日本のドラマを見なくなってしまう。
コールドケース2:テレビ東京

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