キャラメルボックス「君がいた時間 ぼくのいく時間」を見た感想

   

NHKBSで放送されていたのをようやく見ました。

 

完璧。
超完璧。
5点満点中の5点。
すばらしい。

 

キャラメルボックスは、君の心臓の鼓動が聞こえる場所を始めとして、
「嵐になるまで待って」「あなたが地球にいた頃 」「また逢おうと竜馬は言った」
「サンタクロースが歌ってくれた」等、けっこうテレビ放映や舞台で見ています。

 

基本、タイムマシンで過去を・・・という話しで、
途中から「なんとなくそうかな~」と予想できるし、そのとおりなのですが、
それでもそこに至るまでの過程が面白いし、深みがある。
特に、彼氏と彼女、夫婦、
一緒に観劇したら最高でしょう。

 

エンターテイメント性や、時事批判はなく、おとぎ話。
おとぎ話なのですが、ものすごく愛にあふれている作品。
私は感情的にならない、物事に希薄な人間。
どんなドラマ、映画、作品を見ても泣かないタイプなのですが、
この舞台は泣きそうになりました(泣きませんが)
おそらく、舞台の観客席では泣いている人がたくさんいるでしょうね。
何度も観たくなる作品。
この作品だけで、ご飯を何杯もおかわりできるぐらい。

 

主演は上川隆也。
久々に復帰したんですね。
この原作自体が、上川隆也をモデルとして書いているようで、
そのオフォーもあって抜擢。
いままでの上川隆也出演作品の中でも一番に近いぐらい、
彼にあっているし、演技も熱い。

 

彼女役となる西山繭子が清楚な美人役を好演。
これはハマリますよ。
派手な演技はしませんが、その雰囲気自体がこの役にあっています。

 

そして、ずっと支え続ける坂口理恵。
かなりいいです。
切な過ぎる献身的な愛情。
ある意味、泣けます。

 

これが再演したら、観劇しよう。
そう思える、素晴らしい作品でした。


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