三國連太郎と日野原重明の対談を見た

   

たまたまNHKで放送されていました。
リクエストが多かったことによる、再放送のようです。

 

なんと言っても、三國連太郎氏が日野原先生の本に感銘し対談を申し出たということ。
これもすごい話です。

 

とにかく一番の驚きは喋りの長さ。
本当によくお話されますね。
96歳でここまでたくさんお話する人、いるのでしょうか?

 

過去のたくさんの患者さんとの会話から、
相手によっていろいろな受け答えができるのでしょうね。
穏やかな喋り口調は年齢差を全く感じさせず、
患者さんも友達のような感覚で日野原先生とお話できるようです。

 

日野原先生の言葉
人との出会いを大切にする
なるほど~
これは私にも当てはまります。
人との出会いによって、新しい知己を得たり、友人ができたり、
人生観が変わったりしますから。

 

さらに日野原先生は、
人口呼吸器をつけての死より、
できるだけ自然死に持っていくことが大切とおっしゃっていました。

 

つまりは、その人の今やりたいこと。
簡単に言うと、絵を描くとか、本を読むとか、詩を書くとか、
音楽を聞くとか、それをやりながらポッと亡くなることが、
一番痛みもなく、自然な流れだそうです。
このあたりはじつに奥深い。

 

毎日4つの新聞をチェック、印をつける。

それらを自分なりに振り分け、書斎で整理をする。
これはすごい。
いまだに行っていることがさらにすごい。

 

医学を追及していると哲学になる・・・この発想もすごいです。
そうだとはなんとなくわかるのですが、日野原先生がいうとさらに重みがあります。

 

老人の見方についても言及しています。
90歳以上の人が元気よく動いていれば、小学生たちも老人の見方が90歳になり、
それまで生きようとする。
60歳ぐらいでは老人ではないということになるそうです。
これもなかなかうんちくのある言葉。
たしかに60歳でよぼよぼなのと、90歳で元気なのとでは、見た目の印象がまるで違います。
これも奥深い言葉。

 

私にとって、この番組は本当にためになる番組でした。
あくまで、私にとっての「きっかけ」のひとつにすぎませんが、
心のどこかに受け止めることはできます。

 

ただまぁ~一番思ったのは、
日野原先生に会うことのできる患者さんは限られているな~なんて思いました(汗)
それが本当の医療現場ですからね。

 

ちなみに超ウルトラスーパー余談ですが、
私も聖路加国際病院で生まれました。

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