公演時期 | 2001年8月20日~22日 |
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会場 | セシオン杉並ホール |
脚本 | 福田陽一郎 |
原案・脚色・演出・振付 | 郡司行雄 |
作詞・作曲 | 玉麻尚一 |
装置 | 結城栄治 |
作詞 | PAORA |
美術 | 孫福剛久 |
照明 | 山田茂 |
音響 | 柴田道幸 |
衣装 | 前野敦子 |
舞台監督 | 今村聰 |
あらすじ
観劇感想「GANG」がどういう舞台であるかは、 「GANG」2001年(春)のを参考にしてください。 今回も、前回同様に主人公のビルやチータに男子が配役されています。 やはり、キーを低くして歌っているのだけど、 やっぱり違和感があります。 途中から元のキーに戻したりするものだから、 さらに違和感が増す。 元々が女子の声域の曲ですからね。 しょうがないと言えばしょうがないんですけど。 でも、男子だからといって、悪いことばかりではありません。 チータが他の仲間とケンカしているシーンは、とても迫力がありました! あれは今までの「GANG」では、見られなかった光景です! 力強さというところでは、男子の配役良いですよ。 どうしても女子では、なよっとした印象がありますから。 全体的なまとまりとしても、 男子が入っていた赤組の方が良かったと思います。 こちらのチームの方が、歌とかセリフがきちんとしていました。 気になった役者ランラン役の河野早希子う~ん、ちょっと声が出ていないかな? 「ジャイオ・ラオフー!」の場面もいまいち。 ダンス自体がピシッとしていないのかな~ 凛としたところがないんですよ。 ランランなんだから、そのへんはきっちりしてほしかったです。 もうひとりのランラン、植村由香かなりいい演技をしていました。 落ち着きもあり、みんなの姐御、ランランって感じ。 なにより、歌がうまい! どちらかとういと、のぶとい声なんですけど(笑) でも、すごくしっかりしていて、聞きごたえがありました。 「ジャイオ・ラオフー!」の場面も、 とってもカッコ良く立ち回りをしていました。 やっぱりランランは、こうでなくちゃっ!って感じです! リリー役、原口佳菜なかなかの美人。 でも、ダンスはまだまだですね。 他の人に比べるとかなり見劣りします。 頑張っているのはわかるんだけど、 ちょっと見ているのがつらいこともありました。 表情もいまいちかな~ さらには目が泳ぎすぎ。 舞台は初舞台なのかな?だったらしかたないんですけど。 けっこうそれが目立っていました。 でも、歌はうまいです! ソロのところもしっかりしていたし、声重視のリリーかな? それから、途中で感極まったのか、涙があふれ出てしまいました。 たしかに舞台上でそういった感情を表に出してはいけないんですけど、 僕はこの涙、本当にすがすがしく感じられました。 本当に心の底からの涙だったと思います。 しかも!この涙を流してから、 目は泳がなくなるし、演技に、はばがでてきました! これにはビックリ! 涙のせいで肩の力が抜け、柔軟的に演技ができるようになったのかな? 後半のリリーは本当に良かったです! もうひとりのリリー、加戸佑香利たぶん、リリーで初の茶髪だったと思います。 人を外見で判断するなと良く言われますが、 茶髪リリーを見た時、やはり最初は引きました。 やっぱりリリーは黒髪で、清純なイメージがありますから。 茶髪リリーはやだなぁ~と思ったのは率直な感想。 でも、なかなか茶髪リリーもいいです(笑) 演技も歌もしっかりしているし、 これはこれでアリかな~と納得がいく内容でした。 「まだ子供ね~」というところでは、 いかにも姐御らしさをかもし出しています。 ローズ役の 大橋明日香まず、表情がいい。 なんか本当にローズっぽい感じがします。 歌も上手で、リリーとの「あなたが見つけてくれたから」では、 なかなか光っていました。 もうひとりのローズ、柏木さおり大橋明日香ちゃんも良かったのですが、彼女のローズもいい! 歌がめっちゃうまい! ローズでこんなにうまいのは、 僕の記憶では加藤あすかちゃん以来かも! ただ、演技はもうひとつかな? チェリーの村本はるかおめめパッチリのかわいしらいルックスなのですが、 声は意外に低くてビックリ(笑) でもセリフも綺麗だし、表情も多彩で、じつに清々しいですね! ピーチの内田藍鼻すじがスッととおった典型的な美人さんです。 なかなか表情が良かったです! マーガレットの堀田果那ルックスだけでいえば、今回の舞台でナンバー1でしょう(笑) これからの活躍に期待かな? パンジー役の村上郁海この子は、言うまでもなく、うまいです! 同じくらいの子が一緒に共演していましたが、 郁海ちゃんがあまりにもうますぎて、 となりの子が可哀相なくらいでした。 演技もうまいし、セリフの発音がしっかりしていて、 とても聞き取りやすいです! そして、ダンスは抜群! 彼女自身に激しいダンスシーンは無かったのですが、 その片鱗は随所に発揮されていました。 この子は確実に伸びるでしょう。 総括全体的に、特に可も不可もなく、安心して見られる舞台でした。 これって重要ですよね。 毎回キャストが、ほとんど変わっているのに、質を保つのですから。 ただ、正直チケットの代金は高いんですけど。 ※敬称略 |