公演時期 | 2004年7月3日~4日 |
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会場 | 銀座 博品館劇場 |
構成、演出、振付 | KUROYURI |
演出助手 | 室根有希子 |
美術 | 中村知子 |
照明 | 柏倉淳一 |
音響 | 増沢努 |
舞台監督 | 粟飯原和弘 |
観劇感想劇ではなく『東京メッツ』のような、歌とダンスがメインの舞台です。とにかく、どんな舞台になるのか楽しみで仕方ありませんでした。瑠璃亜ちゃん、麻帆ちゃん、さなえちゃん、桃ちゃん、4人のライブは観たことがありますが、『雅』では初めて。じっくり鑑賞させていただきました。一番思ったことは、チケット代5000円は安いでしょう!それだけ、すごく見応えのある内容でした。私としては、超!大満足です!!当日券も完売でした。 去年のサンズジュニアライブの感想でも述べていますが、イエローキャブの野田社長は自分の所属タレントだけで、舞台をつくりあげたいと考えていたと思います。その一端として『雅』が生まれたのでしょう。今回の内容に関しては、野田社長も、正直、大満足だと思います。素人の私から観ても、非のうちどころがないほどレベルが高い舞台でした。 ハッキリ言って、ダンスにかけては、みなさんプロのレベルなので、特にコメントありません(笑)すばらしいですよ!十分すぎるほどの見応えがあります。まだ観てない方がいらしたら、ぜひ観てほしいです!!『東京メッツ』よりも、やや年齢層低いので、お子さまも安心して観られると思います。(メッツは、ちょっと大人っぽい部分が多いので・・・) たしかに、『東京メッツ』っぽいところはあります。特に、赤坂さなえちゃんが、タップシューズを履いて独りで一人で出てくるところ。明らかに太田彩乃ちゃんのタップの場面に似ています。だからと言って、私はパクリとは思えませんね。これはこれで、すごく良い出来だし、舞台を観ている上では「『東京メッツ』のパクリだぁ~!」なんて、全然思いませんでした。まぁ、なんと言うか、舞台に熱気がありすぎて、そんな屁理屈、考えているひまもないです(汗) 『雅』では、ほとんどノンストップで歌とダンスが繰り広げられます。息つくひまもありません。出ている役者さんはたいへん・・・・・というより嬉しいでしょうね。出番が何回も回ってきますから。見ているこちらも『東京メッツ』より人数が少ないので、より集中して舞台を観ることができました。客層としては、プレス、マスコミ、各関係者が非常に多かったです。間違いなく、マスコミ向けの戦略であることは疑いありません。このイベントで『雅』の名を浸透させるためでしょう。前日、そして後日、スポーツ各紙に『雅』が取り上げられたのは、至極当然です。次回、関係者以外の一般の方がどれだけ入ってくれるか?そこに注目です。 では、少しずつ内容について感想を述べさせていただきます。最初のオープニングの場面。舞台上に薄い幕をおろして、映像を投影します。『雅』では決まり文句があるので、そのための演出です。(『疾風迅雷』・・・長谷川桃!ってな感じ)おそらく、こういう演出でいこうと考えたことは重々承知ですが、私はあまり好きではありません。「『疾風迅雷』・・・長谷川桃!」というセリフがあったとしても、薄い幕がかかっているため、顔がわからないんですよね。元々知ってる人はわかりますが、初見の人には誰が誰やら、わかりずらいです。かくいう私も、山咲あいさんや五十嵐結花さんは初見なので、この決まり文句の時に顔がわかるからいいや・・・と気軽に観ていたのですが、全然顔がわからず、パンフレットの写真で何度も再確認してました。ここは、スポットライトを浴びせるなどして、顔を見せてほしいと思います。単純明快で、わかりやすいと思うのですが。 ココスマ3の富田麻帆ちゃん、サンズジュニアライブでの仲村瑠璃亜ちゃん、今までは、個として力強く印象に残っていましたが、今回の『雅』では、他のメンバーもレベルが高いせいか、すごく印象度が高い・・・というものはありませんでした。誰が突出しているわけでもなく、全員が高いレベルでおこなった為だと思います。特定の女性だけを観るのではなく、じつにバランス良く、全員を観ることができました。 三人(桃ちゃん、さなえちゃん、瑠璃亜ちゃん)のユニットで登場の場面。ネクタイと手袋の色が、瑠璃亜ちゃんは青、桃ちゃんはピンク、さなえちゃんは黄色。う~ん、さなえちゃん黄色かぁ~!色の三原色、赤、青、黄色にしたかったのはわかりますけど、ちょっとイメージ違うかな~と思いました。もう少し濃い色、オレンジに近くても良かったと思います。あくまでイメージですけどね。ちなみに色の選択もクロユリさんです。 今回、構成、演出、振付はクロユリこと『東京メッツ』の黒田百合さん。ほとんど全てを、彼女がやったそうです。これ見ていたら・・・・・怒らないでね(汗)『東京メッツ』メンバーも何人か来ていましたが、舞台を見て、『私も演出、振付した~い!』と思っているかもしれません。 『雅』のメンバーだけでなく、今回はヴァイオリン、フルートを担当した女性も出演されました。みなさん美人でビックリ!意味合い的には、女子十二楽坊みたいな感じです。 私は、『雅』メンバー全員の性格を知っているわけではありませんが、たぶん、『雅』のメンバーには普通の人はいません。みなさん、かなり個性的な人たちばかりです(爆) 気になったメンバーは・・・赤坂さなえ前述しましたが、今回は、みなさんとりたてて目立つ部分もなく、目立たない部分もない、平均的に観ることができました。さなえちゃんは、表情、いいんですよね~!メンバーみんな個性的なんですけど(笑)さなえちゃんは、安心感を与えるタイプ。なんかホッとする感じ。ダンスもいいし、歌もなかなか良かったです。壇上で、白い服を着て歌う姿にうっとり・・・ただ、後方にいるのは残念(涙)演出上、前に麻帆ちゃんが登場するためなのですが・・・私としては納得いかない(笑)タップのところでも主役(?)クラスを与えられていました。ここの時のお茶目な雰囲気もいいです!さなえちゃん楽しそうだな~!というのが凄く伝わってくるんですよ!さなえちゃんファンは大満足でしょう。よくマイクが取れやすいみたいです。ここは、なんとか直してほしいです。 富田麻帆気になったのは、前述した、赤坂さなえちゃんとの二人の場面。ここは演出上、さなえちゃんが女性的イメージ。麻帆ちゃんが、男性的イメージを印象させる感じなのですが・・・正直、麻帆ちゃんは男役似合わないと思う(汗)私は、すごく違和感を持ちました。ただ、これを麻帆ちゃんの大ファンの知り合いに話しましたら、激怒されました(爆)麻帆ちゃんの男性役はカッコ良かったと!いろいろな見方があるってことですよね。 気になった点をもうひとつ!やっぱり、ちょっと髪の毛、多すぎると思います。髪の毛が多すぎで表情が見えなくなる時が多いです。瑠璃亜ちゃんぐらいに、もう少し切ってもいいかな~と思いました。ただ、髪の毛が、もともと多いのかもしれませんが。今回、あまり麻帆ちゃんからパワーを感じませんでした。柔軟性ある雰囲気作りのためだとは思います。歌唱力は、わざと音のメリハリをつけていたのでしょうか?伸びるところはすごく伸びるし、静かなところは小さくといった感じ。ぜいたくな意見かもしれないけど、彼女のパワーをもっとほしい。 仲村瑠璃亜表情付けは天下一品!はにかんだ表情、『イーッ!』とちょっと怒った表情、何をやらせても華があります。私が思うに、もはや麻帆ちゃんを越える表情付けでしょう。仮にそれが営業スマイルだとしても、それを出せること自体がすごいですよ。ダンスにも切れがあり、足も良く上がってました。後方へ蹴りあげる足の上げ方も良かったです。歌唱力に関しては、声量はまだまだだな~と思います。ただね。それを補うほどあまりある『華』を持っています。まだまだ、これからどんどんいろんなことを吸収していくでしょう。しかし、彼女を見ていると本当に楽しい。 長谷川桃スタイル抜群だし、ウエストもすごく細いです。ダンスにかけては、言うこと無し!素晴らしいです。今回ソロがありましたが、声量も抜群。歌唱力でも、麻帆ちゃんやさなえちゃんに勝るとも劣りません。ただ、彼女について一言。私的には、そろそろ色気を出してほしいです。『雅』では色気の部分を五十嵐りさちゃんなり、結花さんなりが、請け負って(?)ますが、やはり、17歳にもなったことだし、少しずつ色気を出してほしいと思います。そうすると、ダンスもまた魅力的になると思うのですが・・・どうかな? 五十嵐りささんかな?ちゃんでいいのかな?(笑)でも、ちゃんにします(爆)彼女は、本当にマイペースですね。舞台上でも常にマイペース。ひとりだけロングの髪なので、けっこう目立ちます。髪の毛の使い方も重要でしょう。そこはかとない、色っぽさがいいんですよね~!いがりんは、ずっとこの雰囲気でいてほしいな~!『雅』の中では一番年上ですが・・・全然見えない(笑)ダンスは、『雅』の中ではちょっと見劣りする部分があります。頑張ってほしいです。 五十嵐結花『雅』ではリーダーです。彼女は、イエローキャブで『 R.C.T』というユニットにも所属しています。『雅』もあるので、ダンスの練習とかたいへんでしょう。芸歴も、かなり長いらしいです。けっこう筋肉質ですね。相当鍛えているのだと思います。本人気にしていたら申し訳ないですが、大きな耳も印象的でした。で、私は初めて観たのですが、めちゃくちゃいいですね!美人というだけではなく、表情付けが本当に抜群!可愛い表情、セクシーな表情など、コロコロ変わる表情は、すっごく楽しい!ダンスに切れがあるし、歌唱力もあるし、すごくバランスが良かったです。今回、ソロが無かったのですが、ぜひとも次回はソロを入れてほしいです。見た目、ちょっと冷たそうかな~なんて思ったら、全然キャラは違いました(笑)すごく明るいキャラでした。なるほど、この性格だからこそ、人気があるんだな~と、つくづく納得します。 山咲あい外見が『東京メッツ』の池辺愛さんに似てます。スタイルは抜群で、身体の線がすごく細いです。バレエを主体にしているのでしょうか?すごく繊細な感じを受けました。そうそう、清宮愛結花ちゃんも出演する『森は生きている』に彼女は出演します。 鷹名は一字で鷹さんです。『雅』の中では一番背が高いです。背の高さを活かしたダイナミックなダンスが印象的です。瞳の力が強く、他のメンバーとは異質な光り方。男性的イメージも強いので、そこを活かす演出も良いのではないでしょうか? 本来、現時点(H.16.7.5)では、中島希さんも所属していますが、今回は残念ながら、体調不良で出演できませんでした。本人が一番悔しい思いをしていると思いますが、ぜひとも次回頑張ってほしいです。 ※敬称略 |