◆  『GANg』
◆公演時期   2003年8月4日〜5日
◆会場 かめあり リリオホール
◆脚本 福田 陽一郎
◆原案・脚色・演出・振付 郡司 行雄
◆作詞・作曲 玉麻 尚一
◆美術 孫福 剛久
◆照明 山田 茂
◆音響 柴田 道幸

あらすじ

1933年シカゴ。
ギャング同士の争いに巻き込まれて父を失ったビル。
クラブに集まった仲間たちは、なんとかビルを慰めようとします。
『新しく、自分たちの手でクラブを経営しよう!』
みんなの意見が一致します。
しかし、そう考えたのも束の間、
クラブ経営を狙うギャングのボス、ドン・ワルサーが現れ、
仲間たちは落胆の色を隠せません。

そして、ビルたちは大人たちとの対決を決意することになります。


観劇感想

『GANg』がどういう舞台であるかは、
2001年(春)の『GANG』を参考にしてください。

今回もダブルキャストです。
運良く、両方のキャストを見ることができました。
何度も観て、『GANg』の内容を知っているためか、
ほんと、ハズレはないですね。
素直に楽しめるファミリーミュージカルって感じ。

「ドンワルサー」のナンバーですが、
前はたしか、ガンマンズが女性を持ちあげていた時間が、
長かったような気がしたのですが、気のせいでしょうか?
ちょっとパワー不足な感があります。

ビルの時の阿川麻美ちゃん、ローズ役の佐々木未来ちゃん。
ふたりとも気になったのですが、歌う時に感情移入しているせいか、
涙声でソロを歌います・・・・ここは、なんか変な感じ。
(ビル→オーバーチェアの部分。
ローズ→「あなたが見つけてくれたから」のナンバー)
せっかくのソロなんだから、しっかり歌ってほしいです。
聞き取れないくらいないら、歌ってほしくないです。
すごく苦痛でした。
演出として、どういう意図なんでしょう?

気になった役者さんは・・・

当サイトで紹介していることもあるので、
アマリス役の児玉まりなちゃんから。
どうやら風邪をひいていたようですが、
のどがガラガラでした。セリフが聞き取りにくいです。
お金を払って観にきているお客さんがいる以上、
やはりプロとして、体調管理には気をつけてほしいです。

歌とセリフは残念でしたが、
ダンスレベルは、ひのうちどころがないほど素晴らしいです!
前に蹴り上げる打点も高いし、後方へ伸ばす脚力も高いです。
敏捷性が高く、切れもあります!
ダンスにかけては、おそらく今回ナンバー1でしょう。
内輪の話ですけど、3キロやせました!
観ている私自身、彼女に対して痩せた印象を受けていたので、
その話を聞いて納得しました。
がんばったよ、まりなちゃん。
ただ、これをキープしてほしいです(汗)

ジャンプ力、かなりあるんですよ、彼女。
もし見る機会がありましたら、要注目ポイントです。

ちょっと気になったのは、「困った」「どうしよう」という演技。
ガンンマンズに対しての恐怖心の演技なのですが、
片手をアゴというか頬に当てて、それを表現します。
見た目は、歯が痛いとしかも思えない(爆)
このへんは直してほしいです。

「GANg」のストーリーとはまったく関係ないですが、
彼女を観ているだけで、楽しいです。なぜか笑えます(汗)
まりなちゃんとセリフの掛け合いをする役者さん、
よく笑わなかったな〜と感心します。
次はコメディに挑戦してほしいですね〜!

ビル、ランラン役の森下紗奈さん。
今回は、一番彼女が安定していました。
MVPでしょう。
ビルとしては、すごく格好良かったです。
背は高いし、背筋もピシッとしています。
目もパッチリで、まさに美少年という感じ。
歌唱力もあります。なんというか、とても丁寧な歌い方。
ひとつひとつの単語を理解しながら歌っている・・・
という印象を受けました。
演技的にも、凛々しいビルを好演。
爽やかで、夏の青空のような晴々とした演技だったと思います。

変わってランラン役。
ビルとは別人(笑)
すごく美人さんです(爆)
歌い方は、落ち着いていて優しい歌声ですね。
重要な「ジャイオ・ラオフー」のナンバー。
歌唱力はマズマズとしても、殺陣は迫力不足。
もう少し切れがほしいです。

リリー役 秋元麻衣ちゃん。
過去にマーガレット役、アマリス役として出演しています。
その彼女がついにリリー役。時の流れを感じます。
背も、かなり高くなりました。
ルックスは可愛らしいですね。
笑うと目が無くなるところもいいです。
ロングの髪の毛はストレートで、見栄えが良かったです。
リリーとしてピッタリな髪形です!

リリー役としては、頑張ったほうでしょう。
歌唱力はマズマズだと思います。
決して、「うまい!」と言えるレベルではありませんが。
演技も、頑張ったほうと言えるでしょう。
気になったのは、怒った時の場面。ちょっと迫力ないですね。
さらに気になったのは、テンポ。
彼女、セリフのテンポが早いんですよ。
急ぎ急ぎやっている感じ。ここはかなり気になりました。

ダンスはお見事。
まりなちゃんの次くらいに良かった(笑)
足を上げる打点も高いし、後方へ上げる打点も高いです。
細身の体で踊るので、とても見応えがありました。

ローズ役の高崎美季子ちゃん。
意外にいい!(汗)
表情が豊かで、喋り方というか声質がカワイイですね。
ローズの歌は昔から難しいですが、彼女は頑張ったほうだと思いますよ。

同じくローズ役の佐々木未来さん。
どうやら、声優もやっているらしいですね。

とにかく一番驚いたのは、その身長。
かなり、ちっちゃいです。
自分の中でローズという役は、リリーよりやや高いイメージがありました。
おそらく「GANg」史上、一番小さいローズでしょう。
マーガレットと言っても差し支えない(笑)
じつは、舞台から降りるともっと小さいです(爆)

演技的には、かなり良かったです。
見た目の可愛らしいルックスは、表情の変化もすばらしく、
か弱そう〜なローズをうまく表現していました。
特にまゆげの表現がいいです。困った表情や怯えた表情は、かわいい(笑)
彼女、パンフレットより実物の方が100倍可愛いです(爆)
さらには、喋り方も、可愛いんですよ〜!

歌唱力はマズマズ頑張っていたと思います。
ただ、前述しましたが、涙声になりながらの歌い方はやめてほしい。
歌は歌として聞きたいです。
今まで、そんな歌い方したローズはいなかったのに・・・・ちょっと残念です。

ダンスは頑張ってはいますが、ちょっとイマイチでしょうね。
もちろん、だからこそ、前面に出てきませんけど。
特に足が上がらないのは致命的。

ランラン、ビル役の阿川麻美ちゃん。
まずはランラン役。
落ち着いて、すごく堂々としています。
どっしりとした重厚な雰囲気が感じられます。
ただ、歌は微妙だな〜
特に「ジャイオ・ラオフー」のナンバー
歌にパワーを感じられず、迫力不足の感は否めません。

ビル役、男の子の役ですが、たしかに頑張ってました。
表情付けとかも男の子っぽかったです。
ただ、正直言って、麻美ちゃんに男の子役は似合いませんでした。
厳しいでしょう・・・・・
ビルのソロも微妙な感じでした。頑張っていることは認めているのですが・・・
男の子役は初挑戦ですから、これからに期待します。

ピーチ役の吉岡ひろみさん。
パンフレットの写真より実物の方が断然可愛い(笑)
表情もコロコロ変わって楽しいし、意外にヒットです!

プラム役の井上あゆみさん。
プラムらしく、ハキハキとした演技は好感持てます。
雰囲気がしっかりしていて、声質も聞き取りやすいです。
歌唱力は、もう少し頑張ってほしいかな〜と思います。

同じくプラム役の山田光恵ちゃん。
彼女のプラムも良かったです。井上あゆみさん同様、
声質が良く、聞き取りやすい発声でした。
ジャンプ力もありますね(笑)

チータ役の久保川時帆ちゃん。
先日、「BEST DREAM」を観たのですが、
それに出ていた久保川真史ちゃんのお姉さんということで、
かなり期待していました。真史ちゃんの演技が素晴らしかったもので……

で、です。
正直、ガッカリでした。
とにかくチータの印象がすごく薄いです。
ストーリーに溶け込んで、消えていってしまう感じです。
次で述べますが、ダブルの堀江慎也くんのほうがダントツにいいです。
次回、頑張ってほしいな〜

チータ役の堀江慎也くん。
意外にヒットでした!
まだ声変わりしていないのかな?
歌の高音部分も頑張ってました。
チータのソロは、ほんと、高音でたいへんですから。
それをうまくこなしてましたよ、彼は。
ちょっと帽子を深くかぶりすぎなのが、たまに傷ですけど・・・

チェリー役の前野ちひろちゃん。
毎回出演、ご苦労さまです。
今回はタップの場面に出演。
初めてじゃないかな?
ちょっと失敗してしまったところもあるけど、
華麗なステップを見せてくれました。

パンジー役の朝比奈琴音ちゃん。
超・小さい子のメンバーの中ではダントツに演技が上手でした。
顔の表情付けがいいですね。玄人好みかも(笑)

同じくパンジー役の澤登ひほりちゃん。
ルックスは最強に近いです(笑)
表情付けもいいし、歌唱力もあります。
前の方の席でしたが、彼女の大きな声が聞こえてきました。
有望株になる・・・かもしれません。

ポピー役の小山侑紀ちゃん。
可愛らしいルックスですね。

同じくポピー役の長沼ジュリアちゃん。
意外と表情いいです。頑張ってました。

マーガレット役の島田菜摘ちゃん。
演技的にはそれほど悪くないです。ただ、ちょっと目が泳ぐことがあるので、
これからそこを頑張ってほしいです。

同じくマーガレット役の地村彩乃ちゃん。
う〜ん、表情無いですね・・・ちょっと残念です。
まだまだこれからの子なので、頑張ってほしいです。

総括

良い点、悪い点、いろいろありますが、
「GANg」は目新しい部分が無い分、逆に安心して見ることができました。
来年は新作が登場予定なので、一時休止でしょうか?
とにかくも、観にいって良かったです!


トップ     観劇一覧     キャスト     女優    空想キャスティング