◆  『GANg』
◆公演時期   2002年4月6日〜7日
◆会場 銀座 博品館劇場
◆脚本 福田 陽一郎
◆原案・脚色・演出・振付 郡司 行雄
◆作詞・作曲 玉麻 尚一
◆美術 孫福 剛久
◆照明 山田 茂
◆音響 柴田 道幸

あらすじ

1933年シカゴ。
ギャング同士の争いに巻き込まれて父を失ったビル。
クラブに集まった仲間たちは、なんとかビルを慰めようとします。
『新しく、自分たちの手でクラブを経営しよう!』
みんなの意見が一致します。
しかし、そう考えたのも束の間、
クラブ経営を狙うギャングのボス、ドン・ワルサーが現れ、
仲間たちは落胆の色を隠せません。

そして、ビルたちは大人たちとの対決を決意することになります。


観劇感想

『GANG』がどういう舞台であるかは、
2001年(春)の『GANG』を参考にしてください。

今回の注目は、やはりローズ役の沼田久美子ちゃんでしょう。
前回自分がやったローズが、あまりにも出来が悪かったので、
力を入れてくるだろう・・・そう思って観劇してました。
そして、その予想どおり、素晴らしいローズを見せてくれて、
とても嬉しかったです。

同時期に行われたセシオンと比べると、
やはり、ランラン、ビルは、明らかにこちらの方が上ですね。
安心してゆっくり観ることができましたから・・・

そういえば、
『お世辞でほめあげ・・・・・』のところのテンポが変わっていて、
けっこう新鮮でした。

気になった役者さんは・・・・・

ランラン役の植村由桂さん。

いいですね〜!
すこし声質が、の太い感じだけど、歌はうまいし、
ランランって感じがでてました。
ランラン役は、このぐらいやってもらわないと。

落ち着いているし、いかにもみんなを引っ張って行くって感じで、
とても好感もてしまた。
ちょっと高飛車っぽい感じもしたけど、そのくらいはOKです。

ビル役の森下紗奈さん。

このビルもいいですね〜!
歌も及第点をあげられるくらい、とても良かったです。
安心して観ていられますね。
なによりも凛々しいビル。やはり、男役はこうでなくちゃ。

リリー役の原口佳菜ちゃん。

前回も彼女のリリーを見たのですが・・・・・
えっ!
ちょ、ちょっと、ふくよかな感じになってる・・・・・
ルックスは可愛らしいんですけど・・・

演技はマズマズ、ただ、あいかわらず目が泳ぎますね。
ビルの仲間の3人がタップダンスをしている時も、
他の役者さんたちは、そっちの方に目を向けて喜んでいるのに、
彼女は意味もなく、観客席に視線を向けている。
ど、どうしたんでしょうか?
ちょっと残念。

歌は、前よりかは良くなってます。
リリーとのかけあいも頑張ってました。
ちょっと微妙な歌い方なので、好き嫌い別れるかもしれないけど。

ダンスはまだまだですね。
特にダンスの時の表情がなく、
他の子と比べると、明らかに見劣りします。
次回は、そのあたりを改善してしほしいです。

ローズ役の沼田久美子ちゃん。

彼女の前回のローズは体調や喉の調子が悪く、
最悪のローズでした。

おそらく、それを払拭するために、この舞台にかけたのでしょう。
その気迫は、すごいものがありました!

まずは表情。
冨田麻帆ちゃんに匹敵するほどの千変万化の表情作り。
すばらしいです。ちょっと力入りすぎる面もあったけど、
その気迫、伝わってきましたね。
ダンスもいいし、ダンスをしてる時の表情も楽しくていい!
こんなに実力ある子とは思いませんでした!
やってくれます!

歌も、かなり頑張ってました。
リリーとのかけあいは秀逸!
完璧とは言わないけど、レベルとしてかなり高いものがありました。
感動とまではいかないまでも、穏やかな心で、
二人のソロを楽しむことができました。

おそらく、本来リリーが喋るべきセリフ、彼女が喋ってましたね。
やはり、彼女の方が安心して観られるということでしょう。

今回の男子役も、美形ぞろいで、しかも実力者ぞろいでした。

ラビット役の宮下弥枝ちゃん。

体が大きいし、男役、かなりハマッテました。
なにより声質が良く、とても聞き取りやすかったです。
歌もいいですね。大きな声が客席までビンビン伝わってきました。

また、レオン役の高崎留美ちゃんや、
ベアー役の佐藤明子ちゃんの表情も印象に残ってます。

チェリー役の中野璃奈ちゃん。

久々に彼女の演技を観ましたけど・・・ちょっと残念かな。
歌もイマイチだし、ダンスもイマイチだし、演技もイマイチ・・・
なにより顔の表情に覇気が感じられませんでした。
口が開かないのかな?
小さな子の方が大きな口を開けて歌っていたし・・・・・
そういう子と比べられてしまうほど、見分けがつきました。

前も、こんなんだったかな?
期待していただけに、すごく残念です。

アマリス役の秋元麻衣ちゃん。

体の線が細いですね。
もちろんそれだけではなく、ダンスも、まずまずいい。
喋り方もハッキリしていて、耳に心地良かったです。

ピーチ役の内田藍ちゃん。

前回からけっこう注目していた女の子なんですけど、
まずまず頑張ってくれました。
ただ、顔を斜めに向けて歌う癖がついているみたいなので、
次回以降、頑張ってその癖を治してほしいです。
ルックスはキリッ!としていて、男装とかも似合いそうですね。

マーガレット役の堀田果那ちゃん。

表情の付け方、ひじょうにうまい子です。
他の役者さんより、ある意味良かったです。
ルックスも良く見栄えがいいし、声も出ているし、
これから注目したい女の子ですね。
もしかしたら、化ける可能性大。

パンジー役の村上郁海ちゃん。

う〜ん、とにかくダンスのところは素晴らしいの一言。
大人キャストにも負けないくらいの実力。凄いですよ。
発音がしっかりしていて聞き取りやすいし、
演技も、しっかりしている。
ハッキリ言って、パンジー役はもったいないですね。
もっと上の役をやらせてあげても良かったと思います。

前回の時よりも明らかに背が伸びてました。
これは、これから身長伸びていくでしょうね。
かなり期待の女の子です。

総括

やはり、なんといっても沼田久美子ちゃんでしょう。
自分の中で、かなり評価高くなりました。
ちょっと力の入れすぎのような気もしなくはないけど、
素晴らしいローズ役でした。大満足です!



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