◆  『GANg』
◆公演時期   2002年4月1日〜3日
◆会場 セシオン杉並ホール
◆脚本 福田 陽一郎
◆原案・脚色・演出・振付 郡司 行雄
◆作詞・作曲 玉麻 尚一
◆美術 孫福 剛久
◆照明 山田 茂
◆音響 柴田 道幸

あらすじ

1933年シカゴ。
ギャング同士の争いに巻き込まれて父を失ったビル。
クラブに集まった仲間たちは、なんとかビルを慰めようとします。
『新しく、自分たちの手でクラブを経営しよう!』
みんなの意見が一致します。
しかし、そう考えたのも束の間、
クラブ経営を狙うギャングのボス、ドン・ワルサーが現れ、
仲間たちは落胆の色を隠せません。

そして、ビルたちは大人たちとの対決を決意することになります。


観劇感想

『GANG』がどういう舞台であるかは、
2001年(春)の『GANG』を参考にしてください。

今回の注目は、やはりリリー役の冨田麻帆ちゃんでしょう。
元アニー。元ココ。その実力は誰もが知っている・・・そんな感じですよね。

それと、今回、もうちょっと照明さんにしっかりしてほしかったです。
たまにスポットライト消えた時もありましたから・・・

気になった役者さんは・・・

リリー役の冨田麻帆ちゃん。

おそらく、彼女を見るために『GANg』を観に行った人が多いと思います。
私もそのひとりですが・・・

・・・で、です。私的に残念ながらイマイチでした。
先入観というか、アニーのイメージが強いためかわかりませんが、
自分の思っていた冨田麻帆ちゃん像がちょっと崩れちゃいましたね。

表情の付け方は最高です。これは問題ないでしょう。
単なる笑顔だけではなく、厳しい表情とかもうまいですし・・・・・
ただ、その笑顔が、計算された笑顔なのかも?と、
ちょっと偏見持ってしまうんですけど。

ダンスも素晴らしい。これは全キャスト中ナンバーワンだと思います。
足を上げる高さも高いし、俊敏な動きとかも他のキャストとは明らかに違います。

ただ、ちょっと残念だったのは歌です。
大きな声だし、他のキャストが歌っていない場面でも客席まで伝わってはきます。
そこは素晴らしいです。
ただ、ソロの曲。私的にはイマイチでした。
もっと伸びやかで声量のある歌声だと思ってたんですけど・・・すごく残念です。
さらには、いまいちカツゼツが悪かったです。
聞こえにくい、というほどではないのだけれど、微妙に聞き取りにくかったです。
これも残念でした。

さらにはリリーの性格。気の強い部分もあれば、おちゃらけた部分もある。
優しいところもあれば、悪女の雰囲気も漂う。ハッキリ言って性格バラバラ・・・
『女は性格コロコロ変わるのよ』と言われれば、それまでなんですけど。

そうそう、ガンマンズを食器で叩くところは良かったですね!
あかぬけた表情で叩くなんて、今までなかったです。そこは評価します。
麻帆ちゃんの表情を見てるだけで楽しいです。

蛇足だけど、麻帆ちゃんすごい色白ですね。けっこう目立ってました。

主役、ビル役の穴井隆文くん。

正直、かなりイマイチ・・・・・
歌もダメだし、演技もダメ・・・
まったく印象に残っていないですね。影薄すぎです。
まぁ、リリーの冨田麻帆ちゃん見てるからいいですけど。

ランラン役の松久亜以さん。

う〜ん、イマイチ。頑張ってはいるんですけど。ちょっと華がないんですよね。
ある意味、怖かった・・・。
歌は、まずまず頑張ってましたけど・・・歌い方は好き嫌いわかれます。
私的には、あまり好きではありません。

もうひとりのランラン役、直林真里奈さん。

これはまずいでしょ?
ルックス的には、乾貴美子に似ていてすごく凛々しいのですが・・・・・
顔に力が入りすぎて、悲壮感漂いすぎです。
最初の登場シーンから、その表情ですから・・・思いつめすぎですよ。
演技はダメダメだし、なにより歌・・・・・
ランランなんだから、歌がうまくなくてどうするんでしょうか?
閉口せざるをえません。

チータ役の菅谷英一くん。

まぁ〜たしかに芝居くさい部分はあるけど(笑)
私はそれはそれで良かったと思います。
年配の人とかは、そういう演技で涙するかもしれないし・・・

歌は、やっぱりもうすこし頑張ってほしい。
ダンスはいいですね。ここは評価したいです。

ローズ役の坂越由美子ちゃん。

見た目はコケティッシュな感じで、可愛い女の子です。
表情はちょっと固いです。でもまずまずかな?
ただ、性格があんなのだとは思わなかった(笑)
まぁ、舞台にその性格は出ないから、問題はないんですけど。
演技的にはまぁまぁ。ダンスはまだまだですね。
歌は、頑張ったほうでしょう。
麻帆ちゃんとのかけあいのところは、高音で厳しいところもあったけど、
無難にこなしていました。

体が細いですね。それに小顔。この印象強いです。

今回、印象的に、女子の男役、良かったです。
すごく男のイメージを強く感じました。

特にボニー役の、藤本華穂さん。

ある意味、今までのボニー役で最強か?(笑)
たしかにおいしい役です。
でも、それをすごくうまいこなしていました。
かなり好感もちました。
流れるような喋り方も、耳に心地良かったです。
ソロのポーカーのところもいいですよ。
観客にその感情がビシバシ伝わってきます。迫力ありました。

プラム役の工藤絵理香さん。

Wキャストですが、彼女のほうが印象強いです。
落ち着いた演技だし、歌もうまい。
姐御って感じの雰囲気も出ていました。
プラムは重要な役なので、このぐらいはやってもらわないとね。

アマリス役の沓掛ゆりなちゃん。

とりあえず、歌とセリフが良かったです。
特に歌、うまかったですよ。地味な役柄だけど、印象に残りました。
セリフもかつぜつ良くて、聞き取りやすかったです。

ピーチ役の水谷なつ美ちゃん。

ルックスは今回のメンバーの中でも1、2を争います。
ただ、それだけ。
演技はダメダメでした。残念。

パンジー役の瀬良有里奈ちゃん、ポピー役の佐藤夏帆ちゃん。

ふたりとも、最近のパンジー、ポピーに比べるとかなりいいです。
まぁ〜たまに、足かいたり髪いじったりするけど、それはしょうがないです。
全体的なレベルとして良かったですね。
もしかしたら、数年後、大化けする可能性大です。

総括

楽しかったです。
ただ、それは白組だけですね。赤組は厳しいでしょう・・・・・

冨田麻帆ちゃん・・・正直、自分の中で、評価が下がってしまいました。残念です。
ぜひとも次の舞台での麻帆ちゃんの活躍に期待します。



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