「プリンプリン物語」49話50話の感想

   

49話

プリンプリン、ボンボン、カセイジンの元にオサゲが花束を持ってやってきた。
ボンボンたちは、その花束をピコピコに渡すつもりでは?とからかうが、
オサゲはお見舞いの花束だと言う。
「ピコピコのひいお婆さんのお見舞いね」とプリンプリンはすぐに理解する。

そのころピコピコの家では、彼女とひいおばあさんが。
ひいおばあさんは99歳。
自分の寿命を考えると十分満足した人生であった。
そしてピコピコの踊りも見ることができたと、今にも天国へ召されるかのような発言。
「もっと長生きして」と元気づけるピコピコ。
「これだけは覚えておいて。火祭の踊りは、神様に捧げる踊る。決して人のために踊ったり、お金のために踊ってはいけないよ。もしそんなことをしたら、恐ろしい罰を受けることになるの」
そんな矢先に尋ね人の呼び鈴が。
ピコピコが出てみると、そこにヘドロの姿が。
ヘドロはすでにピコピコのひいお婆さんの具合が悪いことを承知していた。
99歳でも良い薬と医者があれば、後50年、100年でも生きられる、とピコピコの機嫌をとる。
「ランカー様の前で踊れば、世界一の医者も、世界一の薬屋さんが家にくるだろうね。しかも無料で」
その言葉に悩むピコピコ。だが決心する。
「私、踊ります」
その言葉を聞き、喜び勇んで帰るヘドロ。
ピコピコは神様に祈った。
「神様、お許しください。私、神様に背きます。どんな罰でもお受けします。だからどうか、ひいおばあちゃんの命をお守りください」

ランカーのことの顛末を報告し、再びピコピコの家を訪問するヘドロ。
ピコピコはランカーの元へ。
そして、世界一の医者と、世界一の薬屋もヘドロはすでに手配していた。
その姿はシドロ、モドロ・・・

49話の考察

今回はけっこう悲しい雰囲気が漂う。
神様にそむくとか、やっぱり悪い方向にいきそうだ。

ヘドロのダンスでの衣装の早着替えがあったが、ここは素晴らしい。
地味な部分だけれど、細かい演出がいいね。

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50話

世界一の医者と世界一の薬屋がピコピコの家に入り、
変わってピコピコはランカーの元へ。
ピコピコは動揺する。
「人のために踊ったら神様から罰を受けます。私、どうなるんでしょう?」
「迷信だよ、迷信。何も起こりゃしないってば」
と、いっこうに相手をしないヘドロ。

ついにランカーの別荘に到着するピコピコ。
準備を整え、火祭の踊りへ・・・

いっぽうプリンプリンたちはピコピコ家へ。
その最中に怪しい人影、シドロ、モドロを見つける。
医者と薬屋の格好。
ランカーの指示であることがすぐにわかるプリンプリンたち。
自分たちの側についたかと思いきや、今度はランカーの手先になるシドロ、モドロ。
「ふたまたこうやくめ!こうもりめ!」
と二人を非難するボンボン。
ピコピコが心配なオサゲはランカーの別荘へ。
ボンボンとモンキーもついていくことに。
ピコピコの家にいるひいおばあさんの元へはプリンプリンとカセイジンが。
プリンプリンはひいおばあさんに、15年前、オサラームームーでプリンセスがいなくなったかどうか尋ねるが、
どうやらわからないらしい。

ランカーの別荘ではピコピコが火祭の踊りを熱心に踊っていた。
そこへピコピコを助けにきたポンポンたちが登場。
モンキーの出現に恐れをなすランカー。
ボンボンもヘドロを懲らしめる。
オサゲはサッとピコピコを介抱しながら脱出へ・・・

海を見つめるプリンプリン。
そこへピコピコが現れ、罰を受けた・・・と悲しげに話しだした。
「私、ひとりぽっちになったんです。ひいおばあさんが今朝、神様のところにいきました。私はひとりぽっち。これが私に与えられた罰」
「いいえ違うわ」
その言葉に反論するプリンプリン。
「私には親がどこにいるかそれもわからない。兄弟も親戚も、生まれた国さえ。祖国さえわからない。でも、私はひとりぽっちじゃないわ。友達がいる。ボンボン、オサゲ、カセイジン、モンキー、そしてピコピコ、あなただってそうよ。ひいおばあさんだって、こっちからは見えないところにいて、いつもあなたを見ているのよ。それなのに罰なんて、そんなの間違ってるわ。そうでしょ?」

エンディングは「ハッピーアドベンチャー」のナンバー。
ピコピコの家に、ひいおばあさんが座っていた揺り椅子(ロッキングチェア)ポツンと。
夜そこに月明かりのスポットライトが当たる。
ここの演出が渋い。
海ではボンボンがギターを弾き、オサゲが花束をピコピコに手渡す。
オサラムームーの人たちも今回は珍しくはしゃいでいる。
そんな仲間見て何かを悟るピコピコ。

50話の考察

残念ながらひいおばあさんは亡くなってしまった。
プリンプリン物語としては、けっこう珍しく悲しいシーン。
生きていた人が亡くなるという場面はあまり無かった気がします。

ひとりぽっちになったピコピコを慰めるプリンプリンの言葉は秀逸。
脚本家、演出家の方も、これが言いたかったのだと思う。

今後の放送は未定のようですが、

決まり次第、ご案内いたします。

と書かれていることから、放送予定がきまりしだいやるでしょうね。
一番人気のアクタ共和国に行ってないんですから。
番組編成待ち。
これが1月なのか、4月なのか気になるところ。
その間、しばらくおやすみだ。
プリンプリン物語 - NHK

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