「プリンプリン物語」43話44話の感想

      2017/12/07

43話

洞窟の中でガイコツを発見したプリンプリンとボンボン。
しかもそのガイコツは合体して立ち上がった。
(モンキーも驚くんだな)

近づくガイコツに、ボンボンがプリンプリンの前に立ちふさがる。
そしてさらにガイコツに攻撃。
(やるじゃんボンボン。私だったらガイコツ相手だから、少し様子を見る)
ガイコツを倒したボンボンであったが、今度はそこから海賊の衣装を着た人間が現れる。
「わしは海賊キャプテン・チック」
とうの昔に死んだはず?と尋ねるボンボンに、キャプテン・チックは自分は亡霊であることを告げる。
幽霊であることを信じないボンボンであったが、キャプテンチックには脚が無く、浮いている状態であった。

「こんなところで何をしているんだ?」
「宝物の番をしている。わしが一生をかかって集めた宝物だ」
「どこにあるんだ?」
「この奥にある」
「本当か?」
「俺と政治家は嘘をつかない」(また痛いネタフリだ)
それでも信用しないボンボンたちに、チックが、
「見せてあげよう。ちょっとだけよ」と。
(私はこの世代ではありませんが「8時だよ全員集合」での加藤茶のネタですね。しかも宝物が出る音楽も似ている)
宝物を少し見せ、すぐに隠すチック。

一方、海岸で待つオサゲ。
(この時のカメラワークでの木のゴシショットはいいね)
カセイジンは海賊を百科を読んでいる。
海賊のことが全て載っており、キャプテンチックのことも。
何が書かれているか、カセイジンに聞くオサゲ。

今から200数十年前、南の海オサラムームー付近を荒らしまくった海賊キャプテン・チック。
貿易船とみれば、相手かまわず襲いかかれ、強盗、殺人、放火。
沈めた船は300艘(そう)
殺した人間800人。
悪逆非道、残忍極まる大悪党。
奪った宝は今なお不明。

洞窟内のキャプテンチックは言う。
「わしが奪い集めた宝の山。それを受け取るにふさわしい人間がここに来るまで、わしは亡霊となって宝を守る」
「それはどんな人間?」
「それを決めるために、試験をする。共通一次と二次試験とにわかれている」(また時事ネタか)
「共通一次試験の問題はこれだ!」
キャプテン・チックは剣を振り上げ、プリンプリンに襲いかかろうとする。
だがプリンプリンは逃げない。
「なぜ逃げん?」
「私はプリンセス。苦しくたって、怖くたって、私は逃げません」

今度はボンボンに襲いかかる。
「なぜ逃げん?」
「俺はプリンプリンのボーイフレンドだ」
「それがどうした?」
「俺はプリンプリンを守るんだ。どんなにおっかなくったって、逃げるもんか」
「よろしい」

次はモンキー。
だが、動物なのですぐに試験は合格。
2人と一匹は共通一次試験に合格した。
(安易で簡単すぎるが、これが残虐なキャプテン・チック?本物か?わざとか?)

「お化けが怖くて逃げ出すようなやつには、わしの宝はわたせないということだよ」
と、先に逃げた、シドロ、モドロのことを口にするチック。
砂浜にいたシドロ、モドロもそれを回想していて、再び怖くなりその場を去っていく。

一方、ワット博士とマイホームはシドロの両親、ジードロ、バードロの家にいた。
(子供番組でタバコは、今だと絶対に無理)
ここでも地震が発生。
「大地震の前触れ」
のようなことを呑気にかたりあう、シドロの両親。
それに驚くワット博士。
そしてラブラブモードヘ(熱いなこの二人は。でも、ある意味理由の夫婦とも言える。作者の家庭の願いなのだろうか?)

海岸で待つカセイジン。
空を見上げるとヘリコプターが。
ランカーのヘリコプター。
ついにランカーがオサラムームーへ来たと確信する、カセイジンとオサゲ。

洞窟内ではどこからともなく、花のアナウンサーが現れる。
キャプテン・チックの宝物までチェック(それできちゃうのか、アナウンサー)

続いて二次試験へ。
「二次試験に合格したら、いさぎよくあの宝の山を残らず全部君にあげる」
「ほんと?」
「亡霊と政治家は嘘をつかない」
「もしあれがみんな私のものになったら、どうしよう?」
「それ、それそれ。それが問題。もし莫大な宝が自分のものになったら、そして億万長者になったら、どうする?」
「考えてみる・・・」
ボンボン、オサゲ、そしてテレビの前の君も・・・
そしてそれをあおる、花のアナウンサー。

43話の考察

今日も物語の進行が早い。
すごく楽しい。

「8時だよ全員集合」での加藤茶のネタがあり、共通一次試験、タバコ、亡霊と政治家は嘘をつかない、
いろいろ時事ネタを入れている。

残虐非道なキャプテン・チックが明るいのなぜか?
わざとか?それとも百科事典が間違っているのか?

そしてそもそも重要な「地震」
これが私は一番気になる。

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44話

キャプテンチックからの共通2次試験。
「億万長者になったら、君はそのお金を何に使う?」
悩む、プリンプリン、ボンボン、モンキー。
「あの宝はもともとは奪ったもの。もとの持ち主に返してあげるのが本当じゃない?」
尋ねるプリンプリンに、ボンボンは、
「もう200何十年も前のことだから、元の持ち主を探すことはできないよ」
「だとしたら、この島の人たちのものじゃない?島の人たちにあげちゃうわ」
「キャプテン・チックはどうしてこの島のこんなところに隠したんだろう?」
再び亡霊が現れる。
「この島の人々はみんな怠け者。宝物が見つかってもそれを運びだそうと考えない。だから安心というわけさ」

そのころ、ついにオサラムームー島にヘリコプターで上陸したランカーとヘドロ。
砂浜で寝ている、かつての部下であったシドロとモドロを発見し、
ヘドロへ殺せとの命令をするランカー。
しかも、わざわざ起こし、十分苦しめ痛めてから殺せとの命令。

シドロとモドロを叩き起こするヘドロ。
二人は怯えきっている。
二人に銃を放つヘドロ。
一発目はわざと当てずに、二発目は・・・
「せっかくランカー親分様にいいことを教えてあげようと思ったのに・・・」
と捨てセリフをはくモドロ。
それに敏感に反応するランカー(ここは子ども向けだ)
「今いいことを教えると言ったな?なんだ?」
「キャプテン・チックの宝物の隠し場所」
「すぐそこへ案内しろ」

洞窟内で二次試験を受けているプリンプリン。
「さあ時間だ。答えを言いたまえ」
「もし私が宝物を手にいれて億万長者になったら、宝もお金もこの島の人たちにあげちゃうわ。それが一番いいと思うの」
「ブー。落第!残念でした。キャプテン・チックは海賊だ。悪逆非道、残忍極まる大悪党。良いことをするためにそれを使おうなんて奴に大事な宝を渡してなるものか。なるものか。プリンプリン、顔を洗って出直してこい」
(ここのセリフの振付がやたらかっこいい。)
「だったらどんな答えならよかったのさ?」
キャプテンチックに尋ねるボンボン。
そこへ花のアナウンサーが登場。
「UFOをとっつかまえて乗っている宇宙人は皆殺し、有り金残らず奪い取るその海賊宇宙船を作るために使うとか、木星の月を丸ごとひとつかっぱらってくるようなでかい宇宙船を作るために使うとか・・・」
と、再び地震が。

一方、ジードローとバードロの家にいるワット博士とマイホームにも地震が起こっていた。
「落ち着け、落ち着け、ガスは止めたか?火の元は?緊急避難の場所は?外へでないと。うちがつぶれたら下敷きになっちゃうぞ」
大きな地震で揺れているにもかかわらず、全く動揺しないジードロとバードロ。
「とにかくガスの元栓を止めろ」
「ガスも電気も水道も何もない。うちは軽いからつぶれない」

洞窟の前にいたカセイジンとオサゲが、近づいてくるランカーとヘドロを確認。
プリンプリンたちに知らせようと洞窟の中へ。

二次試験はまだ続いていた。
次はボンボン。
「二次試験はひとりひとり問題が違う」

ヘドロはすでに洞窟に入ったが、ランカーは巨体のため洞窟に入れず(洞窟小さいんだ)
ヘドロはシドロ、モドロとともに、洞窟の中へ。

「もっとも尊敬する人は誰だ?」
キャプテンチックの質問に悩むボンボン。
花のアナウンサーが登場し、テレビの前の君たちへの質問に・・・

44話の考察

なるほど。そもそも悪人だから、善人的な言葉をではダメということか。
というか、おそらく何を言っても間違いになる予感。
そして間違った場合は何かお仕置きとかあるのだろうか?
地震が関係するのかな?
カセイジンとオサゲも合流するので、次の回でいろいろ明らかになりそうだ。

しかし、いくらランカーが巨体とはいえ、
洞窟に入れないレベルとは驚きだ。

前回、今回と視聴者に問いかける質問が多い。
君ならどうする?的な。
ただテレビを見るだけでなく、子供たちに考えさせる意味合いがあるんだろうな~
プリンプリン物語 - NHK

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