「プリンプリン物語」13話14話の感想

   

13話

保健所の役人に化けたシドロ、モドロは、モンキーを捕まえようとプリンプリンの元へ。
そこへシャーレッケ・マイホームがプリンプリンの素性について考え事をして歩いているところに遭遇。
その後ろには、シャーレッケ・マイホームが迷子にならないよう後をつけて、とプリンプリンに頼まれたモンキーも。

タイミングよく、モンキーを網で確保するシドロ、モドロ。
シャーレッケ・マイホームがモンキーはノラ猿ではなく飼い猿だと言い張るが、
「文句があるなら保健所へ」と、シドロ、モドロはモンキーを捕まえたままその場を去る。

モンキーが保健所に捕まったことをシャーレッケ・マイホームから聞くと、
プリンプリンたちは早速アルトコ中央保健所へ。
保健所の役人は忙しく、猿は知らないとのこと。
ボンボンは考える。
モンキーを連れていったのは、ニセの保健所の役人。
ということは、ランカーの手先では?

シャーレッケ・マイホームにそのことを伝えると、ランカーの顔を見てみたいとのこと。
新聞に載ったランカーの写真を見せるプリンプリンたち。
シャーレッケ・マイホームは思い出す。
ランカーはチェスの名人であると。
5年前、全世界チェス選手権大会の決勝で、自分は負けてランカーが優勝したとのこと。
悔しさを思い出したシャーレッケ・マイホームはランカーに再戦を求めるために、別荘へ向かうことに。
そこへプリンプリンたちも同行。

13話の考察

ミュージカルナンバーがない珍しい回。
シャーレッケ・マイホームは、プリンプリンのことを結局何もわからずじまい。
モンキーが捕らわれてもすっとぼけ。
そんな天然な迷探偵ではあるものの、チェスの実力あり、
ランカーと対抗できるすべをもつというのは、プリンプリンたちにとって強力な駒と言える。
ま~頼りないところが多いんですけど。

14話

シャーレッケ・マイホームとプリンプリンの二人がランカーの別荘へ。
ボンボン、オサゲ、カセイジンは、別荘の外で待機。
モンキーを返してほしいと伝えるプリンプリン。
ランカーは、チェスでシャーレッケ・マイホームが勝てば返してやるとのこと。

ダマスクセのチンタムから緊急連絡。
戦争が終わりそうとのこと。
ランカーがチェスに夢中で対応できないためヘドロが対応。
戦争を起こして、武器を売りつけろとの指示。
それを隠れて見ていたプリンプリン。
「貿易の仕事というよりも、死の商人だ」とヘドロに言い放つ。
そんてプリンプリンにヘドロは言い返す。

「あなたはどこかの国のプリンセス。それがわかったら、あんたの国にも武器をどんどん売りつけるだろう」
「武器なんて、そんなものはいらないわ」
「まさか!どこの国だって欲しがって欲しがって」
「どうしてそんなものがいるの?」
「戦争があるからだろ?」
「どうして戦争なんかするの?私の国、それがどこにあるのか私にはまだわかんないけど、武器を買ったり、戦争をしたり、そんなところじゃないわ、私の祖国」
「そんなところがあると思っているのかね?」
(ここの会話はなかなか深くて面白い)

さて、ランカーとシャーレッケ・マイホームのチェス勝負はマイホームの負けが確定。
残念がるプリンプリン。
だが、シャーレッケ・マイホームもただでは負けない。
チェスでの対戦の最中、ランカーに探りをいれていたのだ。
「飼育係がエサをやっている」
その情報を聞き出していたシャーレッケ・マイホーム。
ようやくにして世界的私立探偵の実力を発揮する。
飼育係がいるところ・・・それは・・・
動物園!!
(正直、私はわかりませんでした。別荘にも飼育係が働いていてエサを与えたりする可能性も)

かくして、動物園にいるモンキーを発見するプリンプリンたち。
だが、そこに動物園の関係者が現れ、閉園時間だから帰れと言われる始末。
困惑するプリンプリンたち。

14話の考察

プリンプリンとヘドロの会話がなかなか面白い。
「武器を持たない国があるのか?」
この質問に答えられる人がいるのか、たしかに疑問ではある。
プリンプリンの気持ちはわかるけれど、あくまで理想だもの。
永世中立国と呼ばれるスイスでさえ、兵役がある。女性にも。
理想と現実。
プリンプリン物語 - NHK

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