トランプとヒトラー

   

どう考えても、民衆を高揚させ支持を受けている部分は同じでしょ。

あれだけの罵詈雑言、差別的発言をしても支持を受ける。
おそらく明日のスーパーチューズデーも多くの州で勝つと思います。

ヒトラーは民主主義のドイツの国民から支持され、選挙で首相になった。
この話しはいつも「あの当時」という過去の出来事だから、仕方なかったといういいわけがいつもつく。
ところが、現実問題、トランプも全く一緒。
差別的発言し、アメリカだけ良ければいいというトランプを支持する。
民主主義先駆者であるアメリカで。

私の大好きな「銀河英雄伝説」でいうところの、
ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムとなんら変わらない。
そのうち「劣悪遺伝子排除法」すらしそう。

結局はいつの時代も変わらない。
ヤン・ウェンリーはいつも言っている。
「もし、国民の大多数が民主主義ではなく独裁を望んだとしたら、
その時のパラドックスはいかに整合するのかと」
「銀河英雄伝説」の世界だと、大多数が独裁専制国家を受け入れており、
ヤンたち極々少数の民主主義者が寄り集まって、圧政の打破を唱えたとしても、
じつは自分たちが悪ではないかと錯覚すらしてしまう。

今回はまだまだ予備選。
じつは予備選はなんでも言っていいらしい。
だから、ヒラリーもTPP反対と言って、サンダースを牽制している。
おそらく、大統領になったら手のひら返すでしょう。
トランプも同じ。
トランプの場合は、特に問題なのは本選。
ヒラリーと争うことになった場合、政策をきちんと説明しなければならない。
今までは適当な政策を述べていたけれど、今度は本物でないといけない。
これがきちんと明文化されると、
「私はそんなことは言っていない」といういつものトランプのスタイルは通用しない。
ここが山場。
しかも共和党の議員だって、全員トランプ支持というわけではない。
そこで一番まともなルビオ氏も可能性がないわけでもない。
(クルーズ氏はじつのところトランプより、さらにとんでもない。全米ライフル協会の支援も受けており、自分のライフル銃の先にベーコンを巻き、銃を撃ってこんがり焼き上がりました。なんてPRビデオを流すほど。宗教的意味合いも強いので、それが嫌いな人は支持しない)

ヒラリー対トランプになれば、噂にのぼっている、元ニューヨーク市長、
トランプさんよりさらにお金持ちのブルームバーグ氏がいよいよ登場するかもしれない。
WEDGE Infinity(ウェッジ)

日本にも大きく影響することですから、
大きく流れが決まるスーパーチューズデーは注目。
NHKニュース

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