キャタック・ダンス・プラザ公演vol13「ミュージカル ぼくのグリーンペッパー」簡易感想

      2015/02/20

集中して書くと全文書きそうな勢いなので、
少しだけ。


キャタックの公演は本当に久々。
オリジナル作品 ミュージカル「ぼくのグリーンペッパー」
正直いろいろ突っ込みはあるものの、
まず思ったことは、アルゴ・ミュージカル 『パパ・アイ・ラブ・ユー!』
この雰囲気。
まだアルゴミュージカルとして試行錯誤、発展途上していた感じ。
あれを思い出しました。
(ちなみにこれはビデオの感想)
時間制限もあり未完成・・・と恐縮しつつも、
「オーバーチェア」はきっちり作り込んでいます。
ミュージカルナンバーも多数あり、
私的に素晴らしいのが「七色のくにへ」
前半の長いナンバーではあるけれど、
率直に言って楽しいナンバー。
アルゴ的な感覚もフツフツと沸き起こり、
ちょっとノスタルジックな気持ちにもなります。
主役、グリンーペッパー役の井上詩菜は、檜山恵理子。
シローの山内瑞葵は木内麻理。
演出家が同じですと、なんとなく、
知らず知らずのうちに似たルックスを起用してしまうのは性なのか。
しかもネタバレになっちゃいますけど、王子なんて、そのまんまだし(笑)
雰囲気も井上詩菜は良く似ていた。
「たもれ」なんて言葉遣いはしませんけどね。
わからない人はビデオを見てください。
セリフ膨大でしたが、主役として頑張ったと思います。
カツゼツとか、セリフまわしとか、歌唱力も、違和感なし。
そして、もうひとり、シロー役の山内瑞葵
この子は強力すぎる。
キャタック・ダンス・プラザ「DANCE・GA・GAⅡ」でもかなり印象に残り、
ミュージカル プリンセス・バレンタイン2 ROCK! PRINCESSなんて、
ドロシー役ではない、アンサンブルでも異常に目立つ。
今回のシローという役は、真っ直ぐで誠実な性格。
少年役・・・ですよね?
汚れのない、純粋さがにじみ出ている演技。
本当にすばらしい。
セリフまわし、演技もいいのだけれど、
彼女は歌唱力も素晴らしい。
うまい、という言い方ではなく、
澄んで透き通ったような歌声。
現時点でこれですからね。
どこまで伸びるのか、予想すらつかない。
それプラス、アイドル的ルックスも兼ね備えている。
間違いなくさらに人気は出るでしょう。
「葉っぱのフレディ ―いのちの旅―」2014ではメアリー役なので、ぜひ注目してください。
2部は「ダンスショー」
プロの方、お姉さん方もいる中、
中2の石井千夏が目立ちに目立ちます。
背丈があのメンバーからすると高いので、
同年齢に見えるかもしれませんが、ひとりで平均年齢下げてますからね。
えこひいきなく言って、ダンスは素晴らしいと思う。
他のメンバーに比べて細かいことを言えば、
色気なり、柔らかな部分なり、表情なり、女性らしさのダンスはまだまだ。
ただ彼女の華やかさ、笑顔は天下一品でしょ。
それにプラスして、あのスタイル。
体の線の細さ、そして両腕も両足も凄く細い。
それでいて、あのダンス力。
いずれは成長期とともに、ややふっくらしたり、
筋肉もついてくるとは思うけれど、
現時点でのあの細さとダンス力は彼女の武器だと思う。
センターに多々起用されたこともうなずけます。
目の肥えた観客ならば、すぐに気づくレベル。
「華」があると見方が全然違うもの。
あのスタイルなら、モデルでもいけるし、
もちろんダンサー、ミュージカル女優と、多様に選択肢は広がる・・・
と、私は思うのだけれど、さて、こればっかりは運ですから。
いろいろと頑張ってほしいものです。
詳細な観劇感想は後日。

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