私の場合は「銀河英雄伝説」マニアで、
小説も少なくとも30回ぐらいは読み返しています。
文章を見るとわかりますが、ものすごく細かく、空白なんてありません。
最初は読むのがつらいですが、慣れるとスラスラといきます。
ただ、今回の舞台、初めて観る方も多いことと思います。
話も本当に難しいですし、この舞台の時系列、時代背景を念頭におかないと、
意味がわからないでしょう。
とのことで、公式サイトで簡単ながら説明をされています。
せっかくなので、私も簡単に説明。
地球は戦争や資源開発で衰退していた。
人類は宇宙を目指し、すでに太陽系を遥かに越えて、
たくさんの星々に移住。
月日が流れ、とある政党の党首が皇帝を名乗り、
独裁政治を開始。
その名を、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウム。
当初国民は、新しい改革をどんどんしてくいく彼をいぶかしながらも、
応援していた。
しかし、「劣悪遺伝子排除法」を制定する運びとなった時、
さすがの国民も鼻白んだ。
誰であれ自分だけが、立派な人間だなんて思いませんから。
しかし、すでに時は遅し。
それに反対する勢力を、
ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムは力で押さえ込んでいきました。
そしてついには、西暦から宇宙歴に変わっていた暦をも変え、
帝国歴が始まり、そこから銀河帝国樹立しました。
ルドルフが望んだ銀河帝国は、
まさに古代ヨーロッパの貴族社会そのものでした。
時は過ぎ、民主主義という危険な思想を持った人々を強制的に働かせる惑星に、
アーレ・ハイネセンとい若者が現われ、仲間をつどい、
惑星からの脱出に成功する。
「長征1万光年」と言われる、遥かに長い旅の末、ようやく人の住める惑星を見つけ、
その惑星を拠点として、民主共和制である「自由惑星同盟」を建国します。
「銀河帝国」と「自由惑星同盟)
ここから、200年にもおよぶ戦争が始まることになります。
時はさらに経て、舞台の時系列へ。
「帝国」はいまだに貴族社会を堅持しており、皇帝が全てを取り仕切っています。
ただ、今の皇帝は凡庸で、とりたてて善政でもなく、悪政でもありませんでした。
しかし、事態はとある女性が後宮に仕えることになってから全ての歯車が動くだします。
名を、アンネローゼ・フォン・ミューゼル。
皇帝の命令は絶対。
拒否をすれば家族ごと命はありません。
その運命を受け入れ、
アンネローゼは後宮に向かう車へと向かいます。
しかし、その理不尽な運命を受け入れようとしない人物がいました。
彼女の弟、ラインハルト・フォン・ミューゼル。
まだ小さなラインハルトにとって、この出来事は衝撃的でした。
姉を連れ戻そうにも、自分はあまりにも非力。
それを悟ったラインハルトは、軍人になって成長し、階級を上げ、姉を取り戻す。
そう心に誓うのでした。
そして、その彼の野心を知るものは、となりに住んでいた赤毛の少年、
ジークフリード・キルヒアイス、ただひとり。
アンネローゼに淡い恋心を抱き、ラインハルトを支える、
最高にして最大のパートナーとなる少年でした。
変わって、自由惑星同盟。
建国の意志はどこへやら。
政治家の汚職がはびこる、腐敗した国家となりつつありました。
母親とは死別、父親も事故で失ったため、
学費が払えなくなった青年ヤン・ウェンリーは、
無料で歴史の勉強ができるところ・・・
つまりは政府の援助がある軍学校に進むことになります。
卒業後、軍人に。
閑職につくと思いきや、
とある惑星で敵の宇宙艦隊に攻め入られ、
民間人を残したまま上官たちがこっそり脱出。
残った軍人の中で階級が一番上なのがヤン。
非難轟々の最中で、ヤンはあるアイデアをだし、惑星にいる民間人たちを救出。
そこから彼の英雄物語が始まりました。
ラインハルト・フォン・ミューゼル(後にローエングラム)
ヤン・ウェンリー
後に、かたや常勝の天才、
かたや不敗の魔術師と言われる二人。
二人の戦いが銀河の歴史のページを刻むことになります。
※書いていたら長くなってしまった。
今回はヤン・ウェンリーは出ないようですね。
あくまで銀河帝国のお話しのようです。
舞台『銀河英雄伝説』 -第一章 銀河帝国編-