◆  『憑いてますか』 (南青山少女歌劇団)

◆公演時期   1994年8月1日〜14日 
◆会場 銀座 博品館劇場
◆プロデューサー 浅野 啓兒 伊藤 功
◆原作 池沢 理美
◆脚本 水野 麻理
◆構成演出 知念 正文
◆ダンス構成演出 TONY TEE
◆音楽監督 杉山 卓夫
◆作曲・歌唱指導 マーク
◆作詞 松本 一起
◆舞台美術 島川 とおる
◆舞台照明 湯浅 康正・渡辺 和泉
◆音楽制作 森 康哲
◆音響 大沢 勝・二見 政人
◆衣装プラン 岩倉 めぐみ
◆エグゼクティブ・アドヴァイザー 石ノ森 章太郎

あらすじ

幼なじみの『よーにーちゃん』を人気俳優、広田陽一だと信じている、
どこにでもいる普通の少女、桃子。
彼を生で見たいというただそれだけのために、タレントオーディションを受けます。
落ちるはずでしたが、食中毒で死んだスーパー女優『河島アンナ』の霊にとりつかれ、
なんと合格。芸能界デビューとなりました。

ところがアンナがとりつく時と、とりつかない時では桃子の演技力が二転三転。
周囲を困らせます。
桃子はそのことで傷つき落ち込み、ついにアンナと対立。
自分自身の力でやると意気込みますが・・・・・、

観劇感想

銀座博品館劇場で、2週間に渡って公演された、南青山少女歌劇団の舞台です。
南少初の漫画原作のミュージカル。
原作読んでないのでなんともいえませんが、舞台は素直に言って面白かったです。

コンビニのような学校帰りのシーンあり、『キャッツ』のようなシーンあり、
ラジオの公開録画っぽいシーンもありで、内容的にはとても楽しめました。
毎回ゲストが来るのも良かったですね。
ちなみに、ニッポン放送40周年記念という意味合いも含まれているようです。

博品館は舞台と客席との距離が近いので、ありがたいですね。
出演者の表情が本当にハッキリ見えます。

曲としては『Get up soul 憑いてますか』が一番好きですね。
明るく元気になる曲だし、南少メンバーが一同に集まり、
舞台いっぱいにダンスを魅せられる・・・これですよ!

『大人になるって』『スター誕生』もいいですね。
大越さんの微妙な表情変化が冴えわたります。
『大人になるって』の方は作詞自体も好きですね。

気になった役者さんは・・・

主役、山下桃子役の大越史歩さん。

もぉ〜最高にすばらしい!
桃子の性格をバッチリつかんでいて、すごすぎですよ〜!
そして得意の表情の変化。七変化以上の多種多様に渡る表情でした。
ハッキリ言って惚れた(笑)

やるやるとは思っていたけど、
ここまで自然な演技ができると文句のつけようがないですね。
桃子という役は、ある意味普通の女の子。

その普通さを出すのが難しいはずなのですが、大越さんの研究の成果でしょうか、
まったくもって自然な演技。感服いたしました。

歌はちょっと厳しかったけど、なんとか頑張りました。
初めての長丁場でしたし、どうセーブするとか、わからないですよね。
個人的には、大満足でした。
彼女の演技を観るためだけに何回も足を運んだと言っても、過言ではないです!

河島アンナ役の駒崎香織さん。

スーパー女優役、ある意味お嬢様役なので、
またしても彼女の実力を発揮できる役です!
期待を裏切らず、とても良い演技でした。

霊なので、あまりダンスシーンに登場することは少なかったですね。
でも、演技は前回に比べると本当に自然な演技になったと思います。
やはり前回は主役のプレッシャーがあったのかな?

紺野良太役の菊沢良太役の菊沢美和さん。

う〜ん、少年役バッチリです!
残念ながら得意のダンスシーンを見せる場面が多くはなかったけど、
演技、そして歌で観客を魅了していました。

少年役があそこまでハマルとは正直思わなかったですね。
あるていどの出来は期待していたけど予想以上でした。
桃子(史歩)とのかけあいの歌は、とても印象に残りました。

大西玲香役の世永亜美さん。

前回に続いてのお嬢様役ですが、前回の役とともにまたあらたに研究したのか、
さらに磨きがかかり、とても素晴らしい玲香役となってました(笑)
そうとう努力したことは疑いないですね。

ダンスも良くなりましたが、もっとも良くなったのが歌唱力です。
今回ソロの部分もあるので、どうかな〜と思っていたのですが、
すごく上手になっていたのでビックリです!
そうそう、重要なこと!
色っぽさも倍増でした(爆)

ハチロー役の坂爪加奈さんと堀川由理さん。

どっちが良かったと言われても・・・・・う〜ん甲乙つけがたい。
それほど、どちらかが秀でていたという場面は無かったと思うけど。

自然な演技としては、やや坂爪さんの方かな?
やっぱりそれほど差はないですね。
ダンスシーンなんて、二人とも同じくらいステキでした。

広田陽一役の西條由利香さん。

ムチャありすぎでした・・・・・
背が低いし、無理して高いシューズ履いてるし、
全然男子に見えないし、歌もいまいちだし・・・・・

不平不満とか、本当は言いたくないのだけれど、
この人選だけはちょっと納得いかないです。
もちろん、本人頑張ってるのはわかります。でも、ただ頑張るだけでは・・・・・
ここだけなんか学芸会のノリって感じになってしまうんですよ。
少なくとも菊沢さんがあれだけかっこいい男子演じてるんだから、
そのくらいはやってもらわないと。

アンサンブルではありますが、湯田美央さん。

『放課後のトワイライト・シュート』から注目していました。
彼女も表情の付けかたがうまいんですよね。

掃除のオバサン役として、
『Get up soul 憑いてますか』のナンバーの前で出てきます。
ただ、不評だったのか、日程の後半ではその出番が無くなってしまいました。残念。
じつは彼女、『放課後』以外ではこれが最後の舞台だったんですよね〜

役名があったかどうか忘れたけど、ネズミ役の久積絵夢さん。

最近ダンスを見せる魅せる舞台が少なかったので、
ようやくにしてその本領が発揮されましたね。
ハチローとのダンスとか、とってもよかったです!

総括

舞台自体はとても楽しめる内容で、大満足です。
特に平日は人が少なかったので、けっこう最前列で観れました(笑)
大越史歩ちゃんの大活躍と言っていいでしょう。



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