公演時期 | 2002年2月1日~3日 5回公演 |
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会場 | 東京芸術劇場 |
企画・監修 | 小椋佳 |
演出 | 小川美也子・宮崎渥巳 |
振付 | 宮崎渥巳 |
脚本・作詞 | 高橋亜子 |
音楽監督 | 甲斐正人 |
歌唱指導 | 長田明子 |
美術 | 斎木信太朗 |
照明 | 高見和義 |
衣装 | 木鋪ミヤコ |
音響 | 清水吉郎 |
舞台監督 | 岡林真央 |
あらすじ歌手になるために、レッスンを続ける少年少女たち。オーディションによって、三人の少女たちが選ばれました。それを尻目に、落ちてしまってガックリする五人の少女がいます。「デビューできない」そう思っていた彼女たちですが、思わぬところから、五人のユニットによるデビュー話が持ち上がります。歓喜をあげる少女たち。 しかし、それは彼女たちの試練の始まりとなり、異世界への扉が開かれる『きっかけ』となるのでした。 観劇感想アルゴの公演が、一時休止となるため、実質的にこれが最後の公演となりました。本当に好きな舞台なので、休止してしまうことが残念でたまりません。 では、内容です。話のあらすじや流れはほとんど変わっていません。変わったところは、微妙に服装が変わっていたり、髪形が変わっていたり、曲の高音低音、さらには小さなセリフ回しでしょうか?大きく変わったことろは皆無だと思います。 本田有花の髪形まずやはり一番に感じたことは、本田有花ちゃんの髪形でしょう!前の髪形は、個人的に好きではありません。気の強いイメージを引きずってしまいそうで。でもって、今回の髪形は抜群です!髪を左右に束ねて可愛らしさがでていました。あすかという役が本当に気が強い役なので、多少は可愛らしさを見せないと、なんか悪いイメージがついちゃうんですよね。この髪形なら、全く問題無しです! それに歌!これは相当練習したでしょう。素人目にもわかります。すっっっごく、うまくなっています。ただ伸びがあるだけではなく、微妙な言葉尻や、表情の付けかたも加わって、役者として大きく成長しましたね。本当に言うことないです。 前回は髪形(?)のせいもあり、有花ちゃんを集中して見ることができませんでしたが、今回は安心して見ることができたため、そういう印象があったのかもしれません。でも、それを差し引いても、本当にうまくなっていました。 塚田唯依の成長二番目に驚いたのは、塚田唯依ちゃんの成長ぶりです。男の子の役者さんが、変声期をむかえ、高音が厳しくなっていました。そこで今回は男の子の歌う部分を低音にして解消していました。やもえない処置でしょうね。たしかに耳障りな部分もあるけれど、許容範囲だと思います。私的にはほとんど問題ないです。 で、です。唯依ちゃんが活躍する部分は、M8(あっという間の国へ)の小林君と一緒に歌うところなのですが、めちゃくちゃいい!基本となる高音部分を唯依ちゃんひとりで歌っているのですが、声量が大きく、しっかりした歌声。これほどまでとは思いませんでした。これはこれからそうとう伸びますね。マジ驚きました。 篠原美紀のコメディ力今回も笑いのパワーアップ化を図り、会場の笑いを誘いました。本当うまいです、美紀ちゃんは。じつはのどの調子があまり良くなかったのですが、それをまったく感じさせませんでした。さすがです!もう、彼女の演技については頭がさがりますね。過大評価はしたくないのだけれど、本当にうまいんだもの。 ピックアップ渡部瑞貴ちゃんも、自己紹介部分のシーンが変わっていました。いやぁ~、この子もうまいです。演技はもちろんですが、ダンスにも磨きがかかって、さらに良くなりました。 飯田美心ちゃんは、ルックスの可愛らしさはあいかわらずです(笑)どちらかというと、ダンスが良くなったと思います。前はワンテンポ遅れることもあったけれど、今回は無難にこなしていました。 土田あいちゃんは、後半部分、かなり感情を表に出していました。たぶん、前回はそれまで感情移入していなかったと思います。あすかに言葉をかけるところは、本当に涙ぐんでいましたから。長年アルゴに関わって来た彼女ですから、今回の公演には、よりいっそう力が入っているのかもしれません。 それとあんまり関係ないですけど、岡田茜ちゃんが、かなりやせてました!一見してやせているのが、すぐわかります。別にそんなに太ってなかったけどな~無理してほしくはなかったんですけど。 千秋楽は、アンコール後に観客席から大拍手があったのですが、幕が開きませんでした。最後なので、あけて欲しかったな~ 刑部飛鳥ちゃんや篠原美紀ちゃんなど、みなさん感極まって泣いていました。また、大森うたえもんさん、美月ノアさんのアドリブも良かったです。かなり意外なセリフで笑えました。 総括特に気付いた点は以上です。本当に、これでアルゴが終わってしまうのか?心配です。夏=アルゴって感じでしたからね。アルゴを目指していた子役さんたちがたくさんいましたから、その目標が無くなり、空虚な感じが漂っています。ぜひとも早期の復活をお願いしたいです。 ※敬称略 |