公演時期 | 2001年9月15日~16日3回公演 |
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会場 | かめあり リリオホール |
作・演出 | 空矢庵 |
音楽 | 水野修孝 |
総監督 | 金井誠 |
振付 | 飛鳥アキ/村田千穂 |
合唱指導 | 大原一姫 |
音楽指導 | 庄子和佳子/吉田桂子 |
舞台監督 | 浦壁さち恵 |
照明 | 新藤浩 |
音響 | 斎藤亮一 |
あらすじ
観劇感想今回の舞台は、ミュージカルシアター ヒラソル制作、 コレギウム・ムジクムが共催されています。 どんな舞台になるのか、非常に興味を持って観劇していました。 まず何より印象的なのは、音響設備です。 通常の音響より、良い機械を使っているのでしょうか? 音楽も、そして歌も、いつもの観劇以上に心に浸透してきました。 ダンスは少なく、歌がメインのミュージカルです。 M(音楽)を流しながら、 それにそってセリフをなぞって歌う、という手法が多用されていました。 これはなかなか新鮮で、心地良いですね。 個人的に好きなナンバーは、 ババとルナの組み合わせと唯とルナの組み合わせです。 ババ、ルナ、唯、三人とも表情、歌い方がとても上手で、 本当に引き込まれます。 気になった役者主役、ルナ役の石神唯キャストBしか見ていないのですが、ルナ役の石神唯はとても素晴らしい。 ハッキリ言って、彼女の演技と表情がなかったら、 この舞台が成り立たないほど強い印象を持つ女の子です。 歌は上手いのですが、オペラ調なので好き嫌いがわかれるかな? ただ、演技と表情の作り方はとてもいい。 純粋で清らかな心を持ったルナ役は、まさにピッタリ! 子供のように、はしゃぐ姿も最高でした。 彼女だけ見てても楽しめる舞台です。 ちょっと浅川千裕、入ってるかも(笑) 片桐唯役の村田千穂ロック歌手で、ちょっとヤンキー風という性格の役を、 とてもうまくこなしていました。 最初の方の嫌な部分性格と、後半のルナの癒されて変わった性格、 とても上手に表現できていたと思います。 歌もうまいし、安心して見ることができました。 徳大寺剛役の細谷すぐるこの人も、とても演技がうまいです。かなりのベテラン。 なによりも歌がいい。 男の人で、これだけしっかり歌ってくれると本当に嬉しい! ど~してもミュージカルは男の人が弱くなりがちですから。 この人がいるといないとでは、印象が大きく変わってしまうと思います。 私的には大満足! アスカ役の成瀬麻紗美いなかっぺの演技はなかなかです。 ただ、もう少し歌の伸びが欲しかったかな? 細谷すぐるさんとの掛け合いの歌も、ちょっと印象が薄かった感じ。 ババ役の押尾絢子うまい! ババ様役をほぼ完璧に演じていました。 あれが地だと思ってしまうほどです(笑) あれだけうまくやられると、批評できないですよ。 歌はとても上手で、前にも述べましたが、 ルナとの掛け合いはすごく絶妙でした。 真壁役の沢田一美演技も上手だし、なにより歌がいいですね。 スター時代を思い出した時のところは、とても素晴らしかったです。 アルゴ初期の小林登美子を思い出してしまった(←知ってるかな~) ゴン役の遠藤由美男の子の役ですが、なかなか頑張っていました。 ポーイッシュなところが、なかなかキュート! これは好みなんですけどね(笑) 演技も、なかなかしっかりしてました。 ダンスの部分は、ちょっと恥ずかしさがまだあるかな? 歌の部分も、まずまず頑張ってはいますが、 他の人たちと比べると、やはり声に伸びがありません。 中学3年生ということですので、これから頑張ってほしいと思います。 総括ハッキリ言って、感動しました! 最後のシーンでは、涙こそ流さなかったものの涙目になるほど感動!! めちゃくちゃ楽しかったです! 1にも2にも、唯ちゃんなんですけど(笑) 音響のせいなのかな~、本当に胸がジ~ンときましたね。 ただ難を言わせていただければ、ナレーションがいまいちかな。 なんか変。おじさんベースではなく、女性の方が良かったかも。 それとアンコール。 曲的に、手拍子を送りづらいので盛り上がりにはかけるんですよね~ そこを、なんとかしてほしんですけど。 歌がメインなのはわかるんですけど、最後ですからね。 手拍子で盛り上がって終わりたかったです。 ※敬称略 |