エルダ・アルゴ・ミュージカル 『スタート!』(戸田公演)

◆公演時期   2001年7月〜9月
◆会場 アートスフィア・世田谷パブリックシアター・他
◆企画・監修 小椋佳
◆演出 小川 美也子・宮崎渥巳
◆振付 宮崎渥巳
◆脚本・作詞 高橋亜子
◆音楽監督 甲斐正人
◆歌唱指導 長田明子
◆美術 斎木信太朗
◆照明 高見和義
◆衣装 木鋪ミヤコ
◆音響 清水吉郎
◆舞台監督 岡林真央

あらすじ

歌手になるために、レッスンを続ける少年少女たち。
オーディションによって、三人の少女たちが選ばれました。
それを尻目に、落ちてしまってガックリする五人の少女がいます。
『デビューできない・・・』そう思っていた彼女たちですが、
思わぬところから、五人のユニットによるデビュー話が持ち上がります。
歓喜をあげる少女たち。
しかし、それは彼女たちの試練の始まりとなり、
異世界への扉が開かれる『きっかけ』となるのでした・・・

観劇感想

とにかく、待ちに待っていたアルゴ・ミュージカルの舞台です!
もう、自分は楽しみで楽しみで、しかたありませんでした!
これが観たいがために、他の舞台も行きませんでしたから(笑)

率直な感想として、僕はこういう舞台大好きですね!
三宅裕司さん座長の『SET』や、
南青山少女歌劇団のようなエンターテイメントが、
今回は強く出ていたと思います。

エンターテイメント
って必要ですよね〜
わかりやすいのが一番だし、
子供たちを飽きさせない演出も、子供ミュージカルでは重要です。
ただ、ずっとそれでいく場合は、
『ダッシュ』と『ど根性娘』の対決というシナリオになってしまいます。

基本的にはエルダ・アルゴなので、後半、童話の話が出てきます。
ハッキリ言って、かなり唐突です・・・・・
違和感アリアリです。

異世界に行くっていうのは、まぁ〜お約束だから、
目をつぶるしかないのかな?
これが出ると・・・『やっばりアルゴなんだなぁ〜』と、一歩引いてしまいますね。
前半、後半とかなり色が違います。
単純に好き嫌いでいうのなら、前半が良いですけど(;^_^ A

歌のナンバーは、個人的に『夢でゴザンス華舞台』がいいですね〜
このためだけにCDを買いました(笑)
『スタート!』もいい!
これはCDに入ってないです、残念!

今回はダンスシーンが多いですね。
しかも子役さんたちのレベルが凄く高い!
これはオーディションが相当たいへんだったことを感じさせますね。

それから、一幕でのセリフ回しが長いことも感じとれました。
とくに『ど根性娘』の五人が話しているところは、けっこう長かったと思います。
間のとり方とか難しいとおもうけど、けっこう頑張ってました!

気になった役者さんは・・・・・

今回はかなりレベルが高いので、多いです(笑)

主役、あすか役の本田有花ちゃん。

アルゴ初の主役ということで、すごく気合が入っているのを感じ取れました。
ただ、初日はちょっとセリフ回しが失敗したところもありましたけど・・・
まだまだこれからですからね。

性格的に、今回の『あすか』という役は、
すこし強情っぱりで意志の強い女の子だったので、
有花ちゃん独特の柔らかい表情はありませんでした。かなりきつめかも!

歌は無難に、こなしています!
ただ、個人的に清水彩花ちゃんの美声が頭にあるので、
それをイメージしながら聞いちゃうんですよね〜
だから、すごくうまい!という発言はできません・・・
でも、しっかり音程はとってましたよ。さすがベテランです!

可南子役の土田あいちゃん。

彼女もアルゴでは大ベテランです。
落ち着いていて、抱擁感があって本当に安心できる存在です。
いままでは、けっこうサブキャスト的な役割が多かったですけど、
今回はしっかりメインキャラ。
存在感、バッチリですね。なんとなく、穏やかな性格が可南子役とピッタシかも!

映子役の渡部瑞貴ちゃん。

おめめパッチリの瑞貴ちゃんは、おいしい役でした!
本当の性格はああではないと思いますけど(笑)すごく良かったですね〜!
表情の付けかたもうまいし、ダンスも流れるようでとてもすてきでした。

初代役の飯田美心ちゃん。

彼女は、ココスマイルで初めて観たのですが、
ココ役以外では初めて拝見しました。
前回『ココだよ〜!』という独特な音程のセリフだったので、
今回ど〜なるかなぁと思いましたが、
ココの声質とはまっくた別物でした。良かった・・・(;^_^ A

小5で、ど根性娘の中では一番若いのに、
本田有花ちゃんに次ぐナンバー2の位置にありますね。
特にダンスシーンではそれが顕著にあらわれます
(有花ちゃんと美心ちゃんがセンターって感じ)

表情の付け方もよいし、なによりルックスがいい。これって重要なことですよ。
観客の目が引きつけられますね。

ただ、難を言えば、歌かな?
歌のほうはマダマダという感じでした。
特にソロでガンガン歌うところがあるというわけではないけど、
これからそこは頑張ってほしいです。
美心ちゃんに惚れる人、今回かなりいるでしょう(笑)

奈津美役の篠原美紀ちゃん。

個人的に今回で一番の発見は彼女です!
どういった舞台で活躍していた子かはわかりませんが、すごく良いです!
表情もいいし、なによりも存在感があります。
本人の性格とマッチしているのか、奈津美役は本当に当たり役で、
違和感なく、自然に演技ができてましたね。
今後、この子は注目かもしれないです!

ロッシー役の小林一徳くん。

う〜ん、正直まだまだという感じ。
中2で、かなり高い声ですよね。これから変声期なのかな?
それともそれが終わってあの声なのかな?ちょっとそれが心配になりました。

マボ役の塚田唯依ちゃんとのナンバーがあるんですけど、
何を歌っているのかよく聞き取れませんでした。
演技もまだオドオドしているかんじで、かなり違和感ありましたね。
もうすこし、なんとか頑張ってほしい。
落ち着いた演技を見せてほしいです。

宮田玲子、ミミ役の船越真美子ちゃん。

かわいいルックスは相変わらずですが(笑)
意外に今回はその表情の固さが目立ちました。

他の役者さんの表情がいきいきとしているぶん、
あまり表情を変えない彼女には違和感を覚えました。
ハッキリ言って、彼女に対してこんなことを思うのは初めてです。
今まで気付かなかったんですね・・・・・
あれだけ表情がないと、ちょっと目立ってしまうかもしれません。
頑張ってほしいです!

増田加代、あやの役の川田志織ちゃん。

まず第一の感想、『ダッシュ、もっと観たい〜〜〜!!』
これはみんな思っていることでしょう。
志織ちゃんの笑顔は本当にいつ見てても最高です!

今まで良く観てなかったけど、脚長いですね。
ダッシュの歌の際、台の上に乗って歌ったり踊ったりするのですが、
まだ慣れていないせいか足場をかなり気にしていました。

ユキミ役の赤松由貴ちゃん。

某テレビで、注目する少女として活躍されていました(笑)
ココスマ2にも出ていて、実力はとてもある女の子です。
笑顔も上手ですし、困った表情もいいですよね。

かずき役の内藤大希君。

歌の実力は、やはりすごい。これは文句無しでしょう。
できうるなら、もっと活躍する役を与えて欲しかった。
後半部分で活躍はしますが、もうすこし演技とかを観たかったです。

ユイコ役の長谷川桃ちゃん。

ダンスの動きは流石にピカ一ですね。
私的に言わせてもらえば、
長谷川桃ちゃんと刑部飛鳥ちゃんの2本の柱がしっかりしているからこそ、
ダンスシーンは見栄えがとてもいいと思います(ちょっと過大評価かな?)

後ろを向いて、背中の演技もありました。
ここから、『何かするかも!』と期待していたのですが、
別に何もありませんでした(笑)

まだ初日ということもあり、ちょっとセリフが固かったかなぁ〜
間違えないように間違えないように・・・という、
心の声が聞こえてしまうような喋り方でした。
これから頑張ってほしいです!

あかり役の刑部飛鳥ちゃん。

うぅ、ココスマで注目していた彼女をアルゴで見ることができるなんて・・・
本当に幸せです!嬉しいです!
舞台の幕があがって最初に登場!
う〜ん!いい!

ココスマでは、飛鳥ちゃんだけを注目するわけにもいかなかったので、
ダンスシーンとかは未確認でした。
ですが、今回はバッチリチェックしました!
いやぁ〜、すごいですね。本当にうまいです!
彼女のダンスは伊達じゃないです!

それと!演技!
前回のココは、お世辞にもうまいとは言えませんでした。
今回は・・・・前よりは上手になっています!
もちろん、すごくうまいというわけではありませんけど、
努力した成果はきちんとでています!
これだけ成長してくれると、僕も嬉しい!

これから地方公演もあるので、
いろいろなことを経験して、もっともっと成長してほしいです!

番外として三波、バクラーダ役の大森うたえもんさん。

こんなものじゃないかな?
もともと過大評価はしていなかったので、それほど幻滅はしませんでした。
ただ、新しく買ったアルゴCDの最初の曲に、
大森うたえもんさんが出るのだけは勘弁してほしかった(;^_^ A

総括

エンターテイメント性、突然のアルゴへのいざない・・・・・
かなり強引な展開なので、細かいことを言う人はそこをつっつくでしょうねぇ〜
去年がかなり暗めの設定でもあり、
その反動で明るい舞台にしたのかもしれません。

楽しめるという点においては、僕はこの舞台大好きです。
何回も観たくなる舞台って、大切ですよ〜!
夢をテーマにしていましたけど、そんなことハッキリ言って忘れてました。
あまりそれほど重要でもないって感じ。

だから、感動をお客さんに与える・・・という舞台ではないかもしれませんね。
主旨とは、ずれてしまいますが・・・・・

自分の本当の夢を見つける・・・それでいいんじゃないでしょうか?
見ているお子様も、それほど注意深くみてないでしょう。
派手さに目が眩んでいるはずです(^^ゞ
なんとなく、頭の片隅でそのことを感じ取ればいいと思います。
強く訴える必要性はないですね。

何度見ても楽しい。それが今回のアルゴではないでしょうか?
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