◆  『東京メッツ』

◆公演時期   2004年10月16日
◆会場 原宿 アストロホール
◆構成、演出、振付 中村 龍史
◆制作 ケイダッシュステージ

観劇感想

東京メッツを初めて御覧になる方に一言。
「演劇ミュージカルではなく、レビューに近い舞台です」

今回は「東京メッツ」初のライヴ公演。
いろいろと仕掛けがあって楽しかったです。
ライヴが始まる前に、まずは映像を使っての自己紹介。
これって、けっこう重要なんですよね。
初めて見る人もいるので、その人たちに短い時間でいかに自分をアピールできるか、
彼女たちのひらめきが試されるわけです・・・・・
これもオーディションの一端として入ってるのかも?

ライヴ公演の内容です。
ライブの舞台なので、ステージはあまり広くありません。
総勢20名のメンバーが集まるため、ステージ上はたいへん。
そこで考えられた演出が、ステージ上の舞台の回りにイスを置き、
そこに全員が座るという方法。
他のメンバーが歌っている時でも、舞台から消えるわけでもなく、イスに座ったまま、
メンバーが歌い踊る姿を直視するという形でした。
この、直視している時も表情は演技をしています。
地味ながら、意外とたいへんだと思います。
この待っている時の表情ですが、一番印象深かったのが、富取祐香ちゃん。
すごく色っぽい表情にびっくりしました!
あまり色気を出さない(失礼!)彼女だからこそ、ドキッ!として印象に強く残ります。

さて、全員が舞台上にいるということで、通常の「東京メッツ」でおこなわれる、
早着替えが今回はありません。
上下ともに、ライブ中はずっとボンテージ姿です。
最初は恥ずかしいと思う人もたくさんいるらしいのですが、
けっこう慣れるらしい(笑)
髪形も、ロックというかパンクというか、かなり奇抜な感じです。
また、汗をかくという生理現象を極力おさえるために、
室内の温度をかなり低く設定しているように私は思えました。
たぶん、タオル等で汗をふいている人はいませんでしたから。

気になった方は……

安藤亜実
ちゃん。
今回、見た中では一番印象に残りました。
表情もすごくいいし、歌にダンスに、すべてにおいてバランスがとれていました。
私的にはかなり良かったです!
う〜ん、これから先、重要なポジションを受け持つ気がします!

三田真央ちゃん。
彼女を見るのは久々です。
マッスルミュージカルの参加等で、出られないこともありましたから。
で、です。
かなり良かったです!
ダンスは、元々うまくて言うことないのですが、歌が確実に良くなってます。
特に、佐達ちはるちゃんとの「恋の魔法」のナンバーは秀逸でした。
さらに一番驚いたのは表情。
すっごく明るい表情をするんですよ。
私の記憶の中では、けっこう淡々とダンスを踊る姿がイメージとして残っているのですが、
今回は表情がものすっごく豊かでした!
おそらく、マッスルミュージカル等で鍛えあげれた成果でしょう。
元々、彼女は舞台を降りた方がテンションが高く、すごく明るい性格の女性なので、
なんでそれが舞台に出ないのかな〜?と、ずっと思っていたのですが、
ようやく開花されました。
それから、かなりやせました!アゴのラインがかなりスッキリしています。
食事等、けっこう気を使っているらしいです。
なによりも、本当に努力の賜物でしょう。

富取祐香ちゃんも真央ちゃんと同じく、
ダンスはめちゃくちゃすごいんだけど、けっこう淡々とした表情でした。
それが今回見てビックリ!
表情がめちゃくちゃ豊か!しかも前よりもさらに美人になってます。
これには驚きました。
彼女も、これからますます目が離せません!

古川英利子ちゃん。
前回のプリンスホテル公演では、英利子ちゃんを全く見ていなかったので(汗)
今回は、ちゃんと見ました。
うん!なかなかいいですね〜!
表情もなかなか豊かだし、歌唱力もあります。
それにダンスの表現力もいいんですよね。
背が高いこともあって、見栄えがいいです。
あと、もうちょっぴり『華』があると嬉しいです。
『Super Jet Sneaker』ではセンター。
たしか、もうひとつセンターがありました。
さすがメッツの次世代の主力メンバー(なのか?!)
なかなか重宝されていると思います。
そういえば、かなり筋肉ついてました。

松本有希子ちゃん。
メッツの公式サイトで、『ライヴでは歌を頑張る』と書かれていたので、
ひじょうに注目していました。
かなり頑張ったと思いますよ!
ヴォイストレーニング等も相当積んだのでしょう。その成果が出てました。
プリンスホテル公演よりも、歌唱力はかなり良かったです!
こうやって成長したあとが見られると嬉しいな〜!
マツユキは、あんなに小さい体なのに、体の線もすごく細いんです。
さらにさらに、すっごく筋肉質なんですよ。努力の賜物でしょう。

西奈里紗さん。
かなり怖かったのですが(笑)
あのメイクはわざとでしょうね。かなり濃い系でした。
『Tango so soul』でも登場して、怪しい雰囲気を漂わせていました。
たしかに、彼女が出ても違和感ないです。
ただ、彼女はキャラ強すぎるんですよね〜
艶かしいんだけど、どこかに『取って食われる〜!』みたいな恐怖心を感じるんです。
もうちょっびっと、洗練してくれると嬉しいんだけど、
彼女はやはりあのキャラだから、あの個性を大切にするべきなのかな?
難しいところです。

玉手みずきちゃん。
間違いなく、メッツの次世代のエース………だと思います。
スーパーアイドル並みのルックスは、メッツには絶対必要ですから。
プリンスホテル公演では、イマイチ歌唱力が気になったのですが、
今回のライヴはかなり良かったです!
ルックスが良くて、性格も優しく、歌唱力も良くなってきている・・・
弱点、無くなっちゃいますよ(笑)

佐達ちはるちゃん。
彼女は歌。
久保さんクラスとまではいかなくても、かなり聞き惚れる要素がたくさんあります。
「恋の魔法」でのナンバーは三田真央ちゃんと。
かなり頑張ったと思います!アイドルチックな感じもいいですね!

神岡美羅乃ちゃん。
初登場ですが、私的にはダンスかな?
流石です。他のメンバーと見比べても、そんなに違和感ないです。

秋元麻衣ちゃん。
「GANg」も出て、メッツも出るなんて、ほんと、大忙しです。
で、今回の彼女の出来ですがプリンスホテル公演よりも、ずっと印象に残りました。
彼女って、不思議と存在感があるんですよね。
とりたてて目立つわけでもないのに、なぜか視線が彼女に行くことが多数ありました。
ダンス力もあるし、歌唱力もあるし、表情の付け方もうまいです。
全体的にびじょうにバランスがとれている印象を受けました。

他の方は、もぉ〜みなさん素晴らしくて言うこと無しです。
要望としては、久保沙耶香さんには、もっと歌を歌ってほしかったです。
そうそう、意外と黒田百合さんの印象が薄かった気がします。
他のメンバーが濃いせいかな〜?
11月のライブもあるので、そちらも楽しみです!


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