公演時期 | 2001年7月~8月 |
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会場 | 前進座劇場・他 |
演出・振付 | 田村連 |
作曲 | 淡海智郎 |
美術 | 谷垣育子 |
照明 | 池亀誠一郎 |
音響 | 戸田雄樹 |
衣装 | 神場靖江 |
歌唱指導 | 石橋俊二 |
舞台監督 | 道場禎一 |
あらすじ
観劇感想イマジンが送る、 今年の夏のミュージカル『小公女 プリンセス セーラ』です! 僕自身、イマジンのミュージカルは久々です! どのような内容になるか、本当に楽しみにしていました! 本編前の出来事まずは、本編の感想ではなく、その前の雑感(?)を書きたいと思います。 今回はプレビュー公演のため、チケットを買った方が、 来た順で席をとることになっていました。 そのため、外はすごい行列となっていました! 数十分がたち、なんとか順番に並びながらロビーに入ることになるのですが・・・・・ れ、冷房が効いていない? 本当に効いていなかったかどうかは、詳しくはわかりません。 しかし、中に入った人たちが、 汗だくでチラシをうちわがわりにしていたことは間違いない事実です。 このへん、今度は改善してほしいです。 本編。ダンスとミュージカルナンバーの長さ全体的のダンスはすごくしっかりしてる。それが第一印象です。 もちろん、派手なダンスが多いためにそう見えるのかもしれないですけど、 見栄えは良いですよね。 演技もしっかりしているし、安心して観られる舞台です。 もうひとつ思ったのは、ひとつひとつのナンバーが長いなぁ~という印象を持ちました。 僕は歌が好きだから、それでもいいんですけど。 う~ん、今回は自分で歌いたいと思える歌はありませんでした(笑) 最後の、イマジン独特のラストのナンバーは大好きですけどね。 「君と、君と君と、また会おう~」 子供向け公演を意識したファミリーミュージカルやはり基本は、ファミリーミュージカル。あくまでも子供がメインですので、 観客の子供さんを飽きさせないための演出もありました。 ○ン○ン先生という表現を多用していたのも、そのためだと思います。 これはこれでアリだと思います。 子役さんの演技レベルは、まずまずといった感じです。 主役の女の子はともかく、他の同級生は、ちょっといまいちだったかな。 まぁ、そういう役作りなのかもしれないですけど。 その分、アンサンブルでちょっとしか出ない子役さんの表情の方が、 生き生きしていました! どっちがメインキャストなのか、よくわからないほどです(笑) 気になった役者主役、セーラ・クルー役の藤澤志帆パンフレットの写真は若すぎです(笑) それはともかく、なかなかいい表情の持ち主ですね。 僕の考えていたセーラより、やや積極的で、そして前向きなセーラでした。 このセーラという役は、本当に難しい役だと思います。 大金持ちの時のセーラ、貧乏の時のセーラ。 性格的に大きく変わってはいないものの、 その雰囲気作りはたいへんだったと思います。 この役は、彼女にとって大きな糧となるでしょうね。 気になった点と言えば、 彼女、表情の作り方とかは上手なのですが、普通の表情が無い感じがしました。 いつも何かの表情を作っているという感じ。自然で普通の表情が欲しかったなぁ~ でも、まだ15歳ですよね。なかなか、観衆を引きつける魅力があります! 歌もまずまずだし、ダンスは・・・あんまり観てなかったけどまぁまぁかな? 個人的に雰囲気が、女優の浅川千裕さんに似ているな~と思いました。 今後の成長が楽しみです。 ミンチン先生役の今陽子この人は、やっぱりすごいですよ。 「どんな舞台でも絶対に手は抜かないっっ!」 というオーラが全身からあふれだしていて、こっちにも伝わってくるほど。 たいへん失礼な言い方ですけど、歌も上手ですし、ダンスもしっかりしていました。 腰の切れとかは、流石って感じです! アニーのハニガン先生を思い出した人は数知れず! ベッキー役の矢野香苗子小公女セーラの内容を知っているので、 そのキーポイントになるのがベッキーだなぁ~と 観る前から思っていました。 そのベッキー役が彼女です。 さすがに演技はしっかりしています。 ダンスもいいし、裏の主役として活躍していました。 あえていうなら、もっとオドオドしていてもいい感じ。 おびえているところまでは、いっていないかな? でも、私的にはベッキー大好きですね。 関谷愛里紗セーラの同級生として、 あえて目立った女の子といえば関谷愛里紗ちゃんでしょうか? 背が低く、はしゃぎ回る姿は可愛らしいです。 しかも、セーラ役の藤沢志帆ちゃんより目立つし、 センターにいることが多いです。 ただ、表情の付け方はマダマダですよね。 泣いた表情とかも、ってあれはあれでいいのかな? そういう演出であるのなら、仕方ないですけど。 喋りもマダマダです。長文のセリフを覚えたのはたいしたものですけど、 気持ちは全然こもってないですよね。 両肩ををあげるのは癖なのかな?なんか、肩がこわばった印象を持ちました。 後日談ですが、じつは彼女の首が短いためという理由が判明しました。 なるほど言われてみると・・・です。 ピーター役の兼下真由子ちゃんにも期待していたんですけど、 正直イマイチでした。 少年役で、たいへんだったとは思うけど、何か印象に残らない。 歌を歌うナンバーもあるけれど、、ほとんど記憶に残っていません。 演技的には無難にこなしていたとは思うけど、僕の心の中では印象が薄いです。 総括お金を払って観る舞台だとしたら、 そうだなぁ~、4000円ぐらいは出してもいいと思います。 それほど、安定かつ安心して観ることができる舞台だと思います。 少なくとも、ハズレってことは絶対にありません! まだプレビューなので、これから徐々に修正していくかもしれませんね。 少したって、もう一度観てみたいです。 ※敬称略 |