公演時期 | 2003年7月26日~27日 |
---|---|
会場 | 東京 前進座劇場 |
演出・振付プラン | 田村連 |
構成・演出・振付 | イマジンミュージカル |
音楽 | 山口秀也 |
美術 | 谷垣育子 |
照明 | 池亀誠一郎 |
音響 | 寿岡隆徳 |
衣装 | 神場靖江 |
舞台監督 | 道場禎一 |
あらすじ
観劇感想本当は藤澤志帆ちゃんを見たかったのですが(笑) 諸事情もあり、小崎愛美理ちゃんのハイジを見ることになりました。 で・・・すばらしいです! 小崎愛美理ちゃんの名前は初めて知りましたが、 すごい実力者でした。 素顔は、初々しい小川亜美ちゃんって感じ。 とても見応えありました。大満足です! アンサンブルの方はたくさんいますが、 登場するのは、オープニングとエンディング、あと少しぐらい。 これは仕方のないことですね。 その分、ひとりひとりのキャラクターが重要視されます。 主にハイジ、クララ、アルムじいさん、ロッテンマイヤー、 ペーター、セヴァスチャンで話が進むので、 かなり集中して、ひとりひとりの演技を見ることができます。 ハイジだけでも十分楽しめます(笑) 舞台下で、ペーターのお婆さんが歌うシーンがあるのですが、 ここはちょっと長すぎるかな~と思います。 そんなに舞台下で歌う必要があるのか、疑問でした。 せめて、もうすこし短くするか、舞台上で歌ってほしかったです。 ○○○シチューは、個人的に好き!(爆) 安藤由紀がソロで歌う場面があるのですが、 ちょっとスモークたきすぎのような気がします。 スモークは喉に悪いので、 歌手は、そこにけっこう気を使うんですよね。 ということで、次回は、由紀ちゃんの喉を痛めないためにも、 ほどほどのスモークを望みます。 ハイジのアニメのエンディングとは微妙に違いますが、 私は全然OKですね。まったく気になりません。 たいしたことではないのですが、 ともだち、ともだち・・・・・と言うのを聞くと 漫画の「20世紀少年」(小学館)を思い出します(笑) 気になった役者ハイジ役の小崎愛美理まずは歌唱力。 パンフレットにも得意と書かれていますが、ずば抜けてうまい。 もう、すばらしいというしかない。聞き惚れますよ~! ただ、高い声ではなく、メゾソプラノのようなやや低い声。 独特な歌声ですね。ちょっと好き嫌い分かれるかもしれません。 私はまったく問題無しですが。 演技もじつに自然体。 ハキハキした感じで、テンポのいいハイジでした。 やや上目づかいのところもありますが、逆にまた可愛い(汗) なんとなく小悪魔的イメージ。 今まであまり主役級が無かったようですが、 彼女なら十分に主役を全うできますね。かなりの逸材でした! また見たいな~! クララ役の安藤由紀元アニーですが、 これがまた、お嬢様で優しい性格のクララにピッタリ! もう、文句の付けようがないくらい完璧でした! 歌唱力も抜群です。 愛美理ちゃんとは歌い方が異なり、本当に自然に歌っている感じ。 表情付けも素晴らしい。見ていて和みます。 クララは車椅子に乗っているので、上半身の演技が要求されます。 おそらく、そうとう筋肉がついたのではないでしょうか? 練習の成果、観客にも十分伝わっていることと思います。 ペーター役の金子友美演技力抜群です!ダンスも歌もいい! バランスよく、安定した力をもっていますね。 少年らしい表情もあるし、元気爆発のペーター役にピッタリでした。 正直、もう少し出番を増やしてほしかった。 ロッテンマイヤー役の相本久美子演技、歌唱力ともに抜群でした。 声質が良く、セリフがとても聞き取りやすい。 威厳ある厳しい雰囲気を持つロッテンマイヤー、 うまくこなしていたと思います。 アルムじいさん役の石橋俊二重厚感ある、おじいさん役は秀逸でした。 声量感ある低音の歌声も聞きごたえありました。 セヴァスチャン役の大橋忠弘う~ん、この役すっごく似合ってる感じがしました。 ちょっとオトボケ~な役ですが、バッチシです! 会場の笑いも、たくさんとっていました。 ペーターのお婆さん&デーテ役の丸尾周子デーテのおちゃらけたオバサン役もいいですが、 お婆さん役のほうが印象深いですね。 目の不自由な役ですが、すごくうまい演技でした。 なんというか、何十年もずっと目が不自由だったという、 経験と厚みを感じる演技力です。 ただの目の不自由な役とは、比べものになりません。 彼女は歌唱力もあるんですよ。けっこう目立ってました。 ピックアップコロス役のメンバーの中では、村松希美ちゃん、小川夢姫ちゃん、 山口華緒里ちゃんが印象深かったです。 特に華緒里ちゃんは、背が高いことと端正なルックス、 さらにはダンスレベルの高さで目立っていました。 今後の有望株・・・かもしれないです。 アンサンブルですが、かなり多いのでチェックは難しすぎです(涙) 当サイトのおすすめ女優のひとり、伊野ほさなちゃん。 出演シーンは少なかったのですが、笑顔で頑張ってました! ただ、私的には、衣装がオバサンぽかった(笑) もう少し若い服を着せてほしいな~なんて思いました。 ダンスシーンでは、センターで踊ることもあります。 アンサンブルのひとり、竹内真理ちゃんのダンスも拝見しました。 背が高く、ダイナミックなダンスですね。 小さい子もたくさん出ていましたが、 誰が誰やらさっぱりわかりません(笑) その中で、たぶん彼女だと思います。 佐澤舞花ちゃん。 小さい子の中では、表情付けが良かったです。 ダンスというか、リズム感もありました。 パンフレットのコメントを見ると、初舞台なのかな? 面白い存在ではありますね。 ちなみにパンフレットのコメント、なかなかいいです(汗) 総括ほんと、家族みんなで楽しめる舞台です。 特にハイジの小崎愛美理ちゃんの実力は、驚くべきものでした。 これだけでも見る価値あります。 彼女だけ見ていても楽しいですし。 機会があったらもう一回観たいくらい、内容の濃い舞台でした。 ※敬称略 |