◆  『ココスマイル3 〜虹色のメロディー〜2002年

◆公演時期   2002年8月20日〜27日
◆会場 東京 銀座博品館劇場
◆演出、振付 桝川 譲治
◆脚本 作詩 長田 育恵
◆作曲 水野 良昭
◆振付 ウメダ ヒサコ、羽永 共子
◆舞台美術 南 雅之
◆照明 中山 仁
◆舞台監督 沢 麗奈
◆プロデューサー 川崎 のぼる

あらすじ

ひょんなことから別荘地『来夢館』で、はちあわせしたバレエサークルと合唱サークル。
練習場所をとりあって大混乱!
でもこの『来夢館』どこかおかしい。
古ぼけたピアノ、映らない鏡。おまけに女の子のおばけまで・・・・・?
すべての鍵をにぎるのは、一枚の古い楽譜・・・・・

(ちらしより抜粋)

観劇感想

ココスマ久々の新作ということですが、とても楽しめました。
実力ある役者さんが多いし、舞台はしっかりしています。

ハッキリ言って、譲治さんが出てくることを忘れてました(笑)
それぐらい、自分は舞台の方に集中していました。
一時も目が離せない・・・って感じかな?

場面的に、ちょっと暗いところが多いですね。
ピンスポット当ててほしい部分もありました。
(コマキ役の人が歌うところとか、お化けの部分とか、ちょっと暗すぎ・・・)

話の内容は、少しひねっていて良かったです。
小さな謎かけみたいなところもいいですね。
単純に二つのグループの対立だけではなく、いろいろと伏線を、けっこうはっていました。

ただ、前半でほとんど大同団結してしまうので、後半は対立部分が無くなり、
物語の起伏としては穏やかな感じでエンディングを迎えます。
あかねパパとの対立を、もう少し出してもいいかな〜と思いました。

ワカナがあかねを平手打ちするシーン、やっぱりちょっと弱いかな・・・
仕方がないことは重々承知ですけど、変な叩き方の印象が強いです。
アニーのように、振りだけ真似をして、大きな音をたてるというやり方もありますが、
今回は、このやり方を選んだようです。

千秋楽
平手打ちの場面、やはり最後ということもあるのか、自分が観た時以上に、
強く叩いていました。このぐらいやってくれればいいな〜
腫れてしまうと問題ありますけど。

そして、Wキャスト全員のフィナーレは感動です!
ココスマ、ココスマ2の懐かしい曲もでてきて、昔のファンは涙します(笑)
さらにはその時の冨田麻帆ちゃんの表情、そしてダンス。
素晴らしいです。こちらがとっても清々しい気分になりました。
いや〜、ココスマっていいな〜!

気になった役者さんは・・・

ココ役の西島来美ちゃん。

予想以上の出来にビックリです!
顔が可愛らしいだけではなくて、言葉もハッキリしているし、歌も良かった!
ダンスはイマイチだけど、ココって感じで観ていてすごく好感もてました。
笑顔、そして表情も良かったと思います。
かなり完成されたココですね。

千秋楽
不思議と噛んでました。けっこう千秋楽だからということで、
失敗すること多いんですよね。ちょっと残念。

同じく、ココ役の山本愛星ちゃん。

名前の読み方はアイシャです。
こちらは元気いっぱいのココって感じ。少年のイメージがありますね。
積極的というか、かなり強引なココ(笑)
表情、ダンスはなかなかいいです。
残念なのは、歌と、かつぜつかな?ちょっと早口な印象を受けました。
噛んでいるところも多かったので・・・・・これから頑張ってほしいです。
雰囲気が斎藤千晃ちゃん、岡田レインちゃんに似てるんですよね。
アニーっぽい印象も受けました。

千秋楽
ええっ〜?!!
自分が観た時以上にすごく出来がいいです!
発音もしっかりしているし、歌もきっちり歌えている。ダンスも表情も・・・
僕が観た時は調子が悪かったのかな?
とにかくも、千秋楽の愛星ちゃんは凄かったです!

あかね役の名塚佳織ちゃん。

う〜ん、これは好き嫌いわかれるかもです。
あの声質は、私はあまり好きじゃないんです。友人は良かったって言ってましたから、
受け取り方は人それぞれかも。ダンスはとてもいいですよ!見応えあります。
性格的に、いつものごとく、優しい感じでした。

同じく、あかね役の冨岡真理央ちゃん。

あかね役、私は彼女の方が好きです。
少し悪女のイメージがありますが、その演技力は抜群でした。
ダンスも本当にしっかりしています。ここも見応えあります。
さらに、歌もすっごくうまい。歌い方、音程がしっかりしていますね。
劇場内に響き渡る歌声は、とても聞きごたえありました

元アニー、しかも同期の冨田麻帆ちゃんとのからみは、
舞台上での真剣勝負という感じで、すっごく見応えありました。怖いほどです(笑)

ラブ役の斎藤彩夏ちゃん。

彼女もアニメ声なので、好き嫌いわかれるかも?
彼女の声はいつもあんなハスキー声なのかな?
のどの使いすぎなのか?それともいつもあんな感じなのか?ちょっと気になりました。
演技は抜群にうまいです。ただ、私が受けた印象は薄かったです。
決して悪くはないんですけど・・・・・

千秋楽
最後ということもあり、歌ののびが前とは比べものにならないほど良かったです。

同じくラブ役の熊谷知花ちゃん。

ルックスは抜群です
演技も元アニーズということもあり、とても良かったです。
表情の付け方も抜群。
歌は決してうまいほうではないけど、歌い方が、はかなげで好きですね。
印象的に、ラブは彼女の方が強いです。

まりも役の松田ひかるちゃん。

じつは初めて彼女の演技を見たのですが、なかなかいいですね!
すっごく重要な役でしたが、うまくこなしていました。
ダンスが得意なのかな?とても良かったです。
表情の付け方はまだまだかな〜
微妙に表情に『くせ』があるんですよね。
そこをなおしてくれると嬉しいです。

それから、セリフも、もうすこし気持ちをこめてほしいです。
今はただセリフを喋ってるだけ・・という感じを受けました。
まだまだ若いので、これからに期待です。

同じく、まりも役の田中美織ちゃん。

おそらく、彼女は大抜擢でしょう。
正直、実力は他の子より劣ると思います。
でも、その元気の良さで、譲治さんも、彼女を選んだんでしょうね。
残念ながら、表情はイマイチでした。
ダンスも、もう少し頑張ってほしいな〜と思いました。
でも、この経験を経て、良い役者さんになってほしいです。

ハッチ役の飯塚沙織ちゃん。

写真映りはイマイチですが、舞台の表情はすっごくいいです!
表情の付け方もグッド!
意外と華があるのでビックリ。
ダンスもかなり良かったです。
もしかしたら、これから化ける可能性大ですね。

同じくハッチ役の関谷彩花ちゃん。

表情の付け方は抜群ですね。ここはやはり実力ありますから。
それからダンス、ここも彼女の得意なところだと思います。
役柄的に地味だったので、彼女の本領が発揮できず、ちょっと残念。
以前観た時よりもほっそりとして、美人になっていました。

リサ役の今井沙那恵ちゃん。

ビックリ!めっちゃうまいです!
『プリンセス・ハムレット』でその実力は知っていたのですが、
今回久々に観て、その演技のうまさに脱帽でした。あんなにうまかったんだ〜!
気の強いリサ、すっごくハマッテました。
存在感あるし、絶妙の間のとりかた、気持ちのこもったセリフ、
ダンスもしっかりしているし、表情もとても可愛らしいです。
『プリンセス・ハムレット』のメガネのイメージがありましたが、
今回観て、その可愛らしさを再認識しました。
今回一番気になったのは彼女ですね。すっごく良かったです!

同じく、リサ役の白数美里ちゃん。

私的に、けっこう好きなタイプの役者さんなので、
『オンリーワン』での端役は、すごくショックでした。
それを乗り越え、今回はすごくいい役です。素直に嬉しかったです。
スラッとしたスタイルは今も健在。足も長〜い!

今井沙那恵ちゃんに比べると、少し落ち着いたリサ役だと思います。
演技も良いし、ダイナミックなダンスも良かったです。
あとはもう少し表情の変化をいろいろつけてほしいな〜と思いました。
冨田麻帆ちゃんのような千変万化とはいいませんが、
表情の幅を広げてくれると嬉しいです。

ただ、今回は今井沙那恵ちゃんのリサ役が凄すぎて、
あれを観たあとに美里ちゃんのを観ると、ちょっとパワー不足な感じを受けてしまいます。

コマキ役の名児耶ゆりちゃん。

この子は抜群に歌が上手です。いじわるな演技も良かったけど、やはりそれ以上に歌。
聞き惚れますね。コマキは意外と重要な役なので、すごく印象に残っています。

同じく、コマキ役の荒居直子ちゃん。

彼女も良かったです。歌もまずまず。
ただ、彼女の場合も、先に名児耶ゆりちゃんの歌を聞いてしまったため、
そちらのイメージが強いですね。
コマキの気持ちの強い性格の演技は、とても良かったです。

リツコ役の太田慶ちゃん。

役柄的には地味なのですが、表情は良かったです。
南青山少女歌劇団の西崎和子さんに雰囲気似てました。

同じく、リツコ役の足助美岐子ちゃん。

表情は、前よりとても良くなっていてひと安心。
ただ、特にどうこういう演技でもないと思います。普通かな?
役柄的に地味だったのが残念。
ソロの歌声、もう少し聞きたかったな〜

イズミ役の高瀬友規奈ちゃん。

ダンスの実力は、本当にすばらしいです。演技もなかなか。
ただ今回、役柄がイマイチ。ちょっと印象薄くて残念でした。

ハル役の酒井翔子ちゃん。

前回観た『Kiddy2002』よりも痩せましたね。
役柄的には地味だったんですが、う〜ん、特にどうこういうところはないです。
できたらもうすこし表情をいろいろつけてほしいなぁ〜
正直、華があると嬉しいんですけど。
ピアノはご苦労さまです。

同じく、ハル役の水谷まりちゃん。

演技はマズマズかな?ダンスもマズマズな感じ。
表情は良い時と悪い時がありますね。ちょっと微妙。
セリフの喋り方や声質が良く、とても聞きやすかったです。

クック役の荒川真実ちゃん

表情、なかなかいいと思います。
でも、おそらくダンスが得意かな?
役は地味ですが、ダンスシーンではけっこう目立っていました。

ジュン役の石毛美帆ちゃん。

う〜ん、正直イマイチ。印象薄いです。
少年っぽい感じですよね。

アユ役の浅野琴ちゃん。

う〜ん、あまり印象無いです。
喋りは全然だめでした・・・・・

サトミ役の土橋加奈ちゃん。

自分的には、かなりの成長を期待していたのですが、
ほとんど前と変わってない!全然成長してないです。
ダンスはいいけど、あの棒読みのようなセリフ・・・・・すごく残念でした。
ルックスはとても可愛らしく、
大和撫子って感じなんだけど・・・・・ハッキリ言って、ショックです。
身長が高いのに上目づかい。ここも気になりました。
背が低い子は仕方ないんですけど、背が高いのに上目づかいって・・・
次回に期待します。
でもね。彼女の笑顔には、ほんと癒されるんです。

ルイ役の塚越眞夏ちゃん。

地味な役ですが、歌声はいいですね。
そこそこ音程もとれている、でかい声!(笑)
かなり離れたところまで聞こえました。
そこはすっごく印象深いです。

堀田 美咲役の加来陽子さん。

彼女の歌声は本当にいいですね。大人なんだから、これくらいやってもらわないと・・・
アルゴと・・・比べちゃいけないんですけど。

荻野真人役の松岡英明さん。

歌手の方ですよね。
歌はいうまでもなく抜群にいいです。
演技も良かったです。セリフ口調にちょっと癖がありましたが、
あれはわざとなのかな?ちょっと気になりました。
別に悪いというわけではないんですけどね。

間宮忠明役の桝川譲治さん。

今回出番自体はそれほど多くありませんでしたが、
やはり、『夢のゆくえ』のところがいいですね!
自分が観た回では、あかねが歌っている間中、息継ぎをせず声を出していました!
流石です。あそこの場面はすごく印象深いです。

最後は、ワカナ役の冨田麻帆ちゃん。

演技力は抜群。そして表情の作り方もいいですね。
歌も、最初がか細く、
「ヤバイ・・・『GANg』の時の二の舞か!」
と、一瞬焦りましたが、これは後半のどを使うためにわざとセーブしていたんですね。
後半の歌の伸び。すっごく良かったです。
『GANg』の舞台の時は、やはり喉を痛めていたんでしょう。

今回の麻帆ちゃんは本当に最高でした!
流石にシングルやるだけの実力の持ち主。
お化けのところが、麻帆ちゃんらしくてとても良かったですね。
シーツの使い方も絶妙。存在感ありありでした。
ワカナの役じたいが、麻帆ちゃんの性格に似ていたせいかも?

総括

出来はかなりいいと思います。
後半、物語の起伏がなく、淡白なイメージを受けましたが、
子供たちのパワーに手助けされた感じです。
歌がメインとばかり思っていましたが、ダンスも満載。
バランスがとれていました。

元ココスマ・メンバーもこの舞台を観て『出た〜い』と言ってました。
私的にもすっごく楽しめた舞台でした。もっと観たかった(涙)


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